又七の不定記

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具体→抽象→具体

2024-02-10 18:54:21 | etc.

具体的なことを抽象化する
抽象的なことを具体化する

通常なら早ければ小学生、遅くても高校に入るまでには少なくとも片方はできるようになるはずだが、これが両方ともできない大人がたまにいるそうだ。
発言が具体的過ぎてくどく押しつけがましい。顕在化した情報しか扱えず、人の言葉として出てこない潜在的な情報をくみ取ることができない。抽象的な話しや例え話しが通じない。
最初は単なる性格の問題とか、何らかの目的があってわざとやっているのかと思うが、時間がたつにつれて実はそうではないことに周りが気づき始める。

こういった人は自分の仕事の目的を大きくとらえることができない。
本質に関係ない細かいところにこだわって対話が進まなくなる。
いったん気にし始めたら、それが解決できるまで他の事が手につかない。
周囲の助言を素直に聞き入れることができず、主観のみで物事を押し通そうとする。
結果として与えられた仕事を一人で完遂できないのだが、自分は持てる情報を全て駆使して頑張ったという自負があるから自責の念はなく他責する。
自分の人件費を意識しないので費用対効果が悪い。

「だれだこんなやつ雇ったのは(怒)。」
と怒りを雇用主にぶつけたところで、筆記試験に受かったということはそれなりの学力は有しているわけで、面接でも問題なかったということは面接官にも見抜けなかったわけで、結局は選考システムが良くないのだろうとしか思えない。
選考システムに問題が無く入社時に本人には問題なかったのが、就職後に何らかの強いハラスメントを受けてそうなってしまったのかもしれない。脳に何らかの障害が発生していることも考えられる。

正常な組織では「こと」にフォーカスして「ひと」にはフォーカスしないものであるが、こういった人に対して周囲はしだいに「ひと」にフォーカスするようになり、その職員が言うことやること全てが周りから否定されるようになる。
職場の雰囲気が悪くなるだけでなく、組織の生産性も落ちる。

具体的なことを抽象化できないから、本質を見抜けない。
抽象的なことを具体化できないから、新しいアイディアが出ない。

こういった人はマニュアルが揃っていてマニュアル通りにやれば何とかなる仕事に就いた方が幸せなんだろうねぇ。

抽象化とか具体化とか、普段はあまり意識していないけど、やはり大事なんだな~っと改めて思った。

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