最近遠征に行くと他の競技の団体・クラブと宿舎が同じになることが多い。そこで見る姿は競技種目・年齢などに係わらず団体統卒がとれていて上下関係もはっきりしている。靴の並べ方、挨拶なども体育会そのものだ。少しずつ丈夫塾の選手も遠征が慣れたこともあり、宿舎のフロントや運転手さんなどにも挨拶ができるようになってきたが、まだまだ他のスポーツには追いつけない。たまたま今回は高校のソフトボールのチームと少年サッカーチームが同宿だったのでやはり比較してしまった。
個人競技だからか、そんなことはないだろう。指導する我々が問われているのだと思う。学校のクラブ活動でもキャプテンがマネージャーが全体を指揮する。もちろん監督・コーチの管理下のもとで。他のスポーツと比較して何が足りないのか。大会会場の雰囲気・観戦ルールなどについても幾分は良くなってきているがセコンドはセコンド、観戦・応援と同一ではないと区分もするべきである。
以前から空手は伝統芸能なのか、競技スポーツなのか方向性を選択すべきだと思っているが、武道という言葉のなかで、また青少年育成などという言葉でごまかすことなく学校のクラブ活動以上に実のあるものとして存在感を高めていきたいと思う。