呑気に自分の趣味に走る。

個人的趣味に走りまくった日々や、適当に過ごした日々をしがなく綴っています^^

『恋文の技術』著:森見登美彦

2010-01-22 20:12:43 | 本の足跡。
この手紙文体という境地に踏み込んだ『恋文の技術』という名の本。


やりおりました、森見登美彦。


腹が痛いです、森見さん。
いえ、偏屈作家、もしくは恋文反面教師。
……いや、俺が考えたわけじゃございませんが?←


とりあえず、この人は話をリンクさせるのがうまい!
ぶっちゃけましょう、そこしか尊敬してない!←
嘘です、ごめんなさい。愉快なあなたが大好きです。
なんだか作家風な格好がお似合いだったのが印象的で萌えでした(去ね

とりあえず、内容内容。

これは、守田一郎君は主とした、手紙文体風な本。
守田君、文章になるとやたらとえばります。
実際めちゃくちゃ大塚さんと言う、素敵ないじり屋さんの前だと転がされっぱなし、弄られっぱなしなのだけれどねぇ。……ただの小心者ではないか。
ここだけ聞いたらただの呆れた小物である。


何人にも宛てた手紙の内容がしっかりリンクしていて、そこが実にオモチロかった。
ちなみにオモチロイとは彼がよく使う手法(表現?)である。毎度のことオモチロイ使用しまくっております。


彼の文章は、なんというか、面白い。
何故か嫌らしい事まで何故か面白いものになってしまう。

なんてえ野郎だ!←

個人的に物凄く好きだったりするけれどね、しちゃうんだけどね←

なんていうか、ダメだよ、あの人。
まさか小説に自分を登場人物にして出すとは思わないだろう。
僕は目次も見なかった。だがそれがなんだ。なんていうのこれ?
目次見れば、なんかいるぞ、作家が?と思ったかかもしれないが、しかし。しかしであるよ、諸君。

まさかとんでもないひ弱そうな、阿呆そうな、締切に迷わないような作家として、作者本人が出されるなんて思わないだろう。いや、そえぞれだと思うけどね、けどね。


ありがとう、森見さん。
笑いをありがとう。

電車内で読んでると、この本を知らない人にタイトル見られたら無性に嫌な気持ちになりますが、覗かれたら私が何を読んでるのか物凄く疑われそうで怖かったですが。


非常に楽しかったです。
妹ほしいです、守田君の。


守田君、薫ちゃんを僕に譲りなさい。


僕の方が勤勉である。(偽り多し)



2010/01/22読了。

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