家の隙間と広告とキャンプファイヤー

「家が古くて隙間だらけだから、新聞紙で塞いでたんだけど、そういえば焚き火したとき、新聞より広告チラシの方が燃えにくかったなあ、じゃあ新聞じゃなくて広告詰めようって思って、この発想って田舎ならではだなあ、とか思って、現代人は焚き火あんまりやらないだろうからこの発想はちょっと難しいだろうな、とかちょっぴり優越感で、君はどう？焚き火とかは」とオレ
「ん～？キャンプとかなら」と女
「キャンプ！いいね。2人いつまでも恋のキャンプファイヤー、消えないように見守っていきたいね」
「エッ！ハハハハ、うん」
「そう、1人で見てれば」
「ハァ？何それ、ヒドー〓」
今日もまた、恋愛至上主義に反旗を翻して孤独に戦うＭｒ．パラダイスなのでありました

waiting 蜘蛛 百足

58の母親 自分の携帯画面のwaitingの意味が分からない。こんなんでイイのかねえ？こんな国でイイのかねえ？こんなんで良く生きて居られるネエ。こんなんでよく政治が回して居られるネエ。
梅雨のこの時期、蜘蛛や百足をよく見掛ける。あんなにたくさん脚があって、よく絡まないな。

今日もオレ、階段に足引っ掛けた

チョコパンを チョコッと食べて 美味しいな

冷蔵庫のチョコパン、オーブンで焼いたら、外は温か、中は冷たいで美味しかった。
美味しいな チョコッと食べた チョコパンは

金ぞう樅とエドマンド・ヒラリー

梅雨の合間にまたしても金ぞう樅へ。
樅を過ぎてトラバース気味に南の方へ進路を取る。分かりにくいが尾根伝いに水鳥谷へ下りる杣道を見つけた。急過ぎる。意味が分からない、こんなところに道なんて。

山ヒルに喰われて靴まで血だらけで
カラスとモグラの死骸も出くわす

エドマンド・ヒラリーがエベレストに初登頂したのは自分の今の年齢だったと、最近知った。
「不思議な偶然ね」と女。
「君との出会いのようだ。君を見てるとどんな山にでも登れそうな気がして来るから、不思議だ」とオレ。
「えっ！」
「僕と一緒に人生の大きな山を登ってくれないか？」
「えっ！うん〓」
「一人で登れば？」
「えっ！？何それ！酷い〓」
相変わらず、恋愛至上主義に反旗を翻して一人孤独に戦うＭｒ．パラダイスがいた。
つづく

至上と市場

「恋愛至上主義に一人で立ち向かってるんですよ」とオレ。「オレもそうだよ。この前はネットオークションでダイヤのネックレス安く落札して、彼女に贈ったけど、すごく喜んでた」と友人。
話の筋からして、至上と市場を取り違えたらしい。まるで突っ込む気になれなかった。
そしてＭｒ．パラダイスは、今日もまた一人孤独に戦う、恋愛至上主義に反旗を翻して

木枯し紋次郎の雨

昼飯の時、工場の食堂へは傘を差して行く、雨が降る日は。工場設備の理不尽なレイアウトのお陰で。
隣りの男が傘も持たずに行こうとする。一瞬目が合い、「一緒にどうですか？」と傘を差し出してしまう。面識もないのに。食堂までの約一分は、自分の左肩に降り懸かる雨と男の歩調の遅さに理不尽さを感じながら。
木枯し紋次郎に普段からあこがれてても、つい下らないことに自分自身を巻込む。
番組の最後、毎回流れるナレーション、好きだ。とても長い説明の後、オチが「定かでない」。定かでないことにとても長い説明が付いたようで、不思議な味わいがある。
木枯し紋次郎、上州新田郡三日月村の貧しい農家に生まれたと言う。10歳の時国を捨て、その後一家は離散したと伝えられ、天涯孤独の紋次郎がいつ、どういう経路で、この無宿渡世の世界に入ったかは、定かでない。

愛知県碧南市照光町1‐20 つけ麺勝利と7福神

「友達がラーメン店で働いてるんだ。一緒に行く？」
「うん、行く」
女が微笑む。
「君の笑顔にラーメン一杯おごらせてくれ」
「えっ、いいの～？うれし～い！」
「やっぱり一人で行けば」
私はすまして言う。
「えっ、どうしたの？私何か悪いこと言った？エ～、ヒド～ィ〓」
恋愛至上主義のこの時代に敢えて反旗を翻して、一人孤独に戦うミスターパラダイスなのでありました。
つづく

金ぞう樅の天狗

午後の降水確率高かったし、車を出さなくても行ける金ぞう樅へ。結局雨はなかったけど…。
樅の木の太い枝に初めて登った。樹々の合間から畑が見えるが、あそこは野寺と言って、昔は寺や集落があった。私の先祖も住んでたろう。
何か守り神が欲しかった村の人々は、きっとこの木を麓から毎日見上げて、農作業しながら一緒に暮らして来た。この木は山の鞍部にあり、山の谷間が女性の象徴で、樅の木は男根を表しているのではないか？しかし人々は集落を移す、木は忘れられ、樹勢も弱まり、時代の男根も衰退し…。などと勝手なことを想像。太い枯れ枝揺すってたら、先はもげるし。
男根はこの星に多くの戦争と悲劇を生んだ。いつか全部切り倒されてしまうだろうな。
下りたら双眼鏡で、もう一度良く見てみよっ

鯛焼き君とポンキッキ

ポンキッキってどういう意味だろう？
夏休みとか子供の頃毎日のように見てたな。毎日のように泳げ鯛焼き君が。あの頃何も考えずに見てた。どういう意図で大人たちはあれを流してたんだろ？「学校も会社も人生は鯛焼きみたいなもんだ。子どもたちよ、この世界を救ってくれ！」みたいなメッセージが込められていたんだろか？子供の頃そんなメッセージを嗅ぎとれた人など、幾らもいない、大人になってさえ。
みんなでゲームをしているのか、サンタクロースだって壮大なゲームだろう？いないと言ってはいけないルールのゲーム。神様は？
一体何だったんだ、今まで生きてきたこと。思いきり、今は鯛焼きじゃないか！

雷

昨日はものすごい雷で、今年もゲリラ豪雨かなと。日本の熱帯化かなと。

今ネットカフェにいて、おっさんが店員に一方的に世間話を吹っかけていて、営業妨害なのかなと、三下ヤクザなのかなと、声が大き過ぎるなと、何て下らないオレの休日なのかなと