【ニューヨーク21日】「野球の首都」ニューヨークの象徴が最後の日を迎えた。米大リーグ、ヤンキースの本拠地球場として数々の名勝負の舞台となってきたヤンキースタジアムが21日(日本時間22日)、86年の歴史を終える。来季からは隣接する約5万人収容の新球場に移る。
最後の試合となったナイトゲームのオリオールズ戦を前に、午後1時に開門。内外野のフェンス沿いをファンに開放し、ジョー・ジラルディ監督らがファンのサインに応じた。
午後7時すぎから開催されたセレモニーでは、スタジアム開場時の1923年に球場に掲げられたペナントが持ち込まれ、かつての名選手が次々と紹介された。左翼手の紹介ではデーブ・ウィンフィールド外野手らとともに松井秀喜外野手も名前を呼び上げられ、歓声を浴びた。
ヤンキース一筋でプレーを続けるキャプテンのデレク・ジーター内野手は「新球場でのプレーはまだ考えられない。まだ使える。いい球場だ」と話し「ルースが建てた家」と呼ばれる球場との別れを惜しんだ。
左ひざの故障で欠場が続いていた松井秀選手は「8番・指名打者」で9試合ぶりに出場し、第1打席に右前打を放った。試合は7-3でヤンキースがオリオールズに勝った!
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