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まさおレポート

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奄美紀行 田中一村メモ 小名瀬の平家伝説とノロなど

2024-11-01 | 紀行 日本

順不同で補足。


小名瀬の歩道で見かけた棒切れ 先だけ赤く塗られていた。一体なんだろうと興味を唆る。
7つがめ
7つがめの説明

 

 

平家の落人なのか「七つガメ」説明があったのだが写真から文字を読み取れない。残念。読み取れるだけ文字にすると。

「小名瀬には代々伝えられている伝があります。・・・すぐに山から下ろしてくれ」と(ノロの)お告げがあり、 場所を動した。するとその日あった山がくずれたらそうです。カメはのちに十二に増えた。


バスの便はこんな感じ。

ほう 伊勢海老などがいる。

洋々閣にて。

洋々閣の塀。何も塗っていない。風雪に洗われた肌がいい。

こんなところでワーケーションしたい。

福岡から福吉に向かう電車の風景。若者が本を読む姿に感銘を受けた。

車窓から海が見えてきた。

田中一村館で。

その時折角心に芽生えた真実の絵の芽を涙をのんで自らふみ にじりました。その後真実の芽はついに出ず、それがやっと 最近六カ年の苦闘によって再び芽ぶき昨年の秋頃から私の軌道もはっきりして来ました。・・・・・・この軌道を進むことは絶対に茶人の趣味なんかに妥協せず自分の良心が満足するまで 練りぬくことです。

がこの南の島へ来ているのは歓呼の声に送られて来ている のでもなければ人生修業や絵の勉強に来ているのでもありません。私のえかきとしての生涯の最後を飾る絵をかくために来て いることがはっきりしました。

私は染色工として働いています。有数の熟練工として日給四百五十円也、まことに零細ですが、それでも 昭和四十二年の夏まで働けば三年間の生活費と絵具代 が捻出できると思われます、そして私のえかきとして の最終を飾る立派な絵をかきたいと考えています。工場 は海辺の小部屋にあり空気は清澄然し夏の工場内は 地獄の釜の如く蒸し暑く海岸には真黒な南の鳥が餌を漁り断崖には奇異の植物あり南国情趣豊かです。

えかきは勝手に描くところにえかきの値打ちがあるのでもしお客様の鼻息を窺って描くようになった時はそれは生活の為の奴隷に転落したものと信じます。

私の絵の最終形がヒューマニティーであろうが、悪魔的であろうが、絵の正道であろうとも邪道であるともなんと批評されても私は満足なのです。それは見せるためではなく私の良心を納得させるためにやったのですから。


田中一村館で。

田中一村館で。

田中一村館で

十字路に 犬寝そべり 蝶は舞う

奄美流寓 二階に娼婦 下に吾

恋文の代筆果たす 吾五十二

目つぶしと ならずに済みぬ 唐辛子

緋桜に雷轟きあられ降る

鶯も目白も宿る緋桜に

砂白く湖は青く百合称る

砂白く潮は青く 千鳥啼く

白浜の丘 千鳥戯れ あざみ咲く

残月に パパイヤ黒し🔳の音

鬼へごは老柱よりもお高く

小春日を 小夏と聞けり 奄美島

梅花なし 桃花応なし 島の春

鶯も ソテツを侶とす 奄美島

黄に赤もみじ葉散りつ 桜咲く

若葉見えず 杜鵑聞かず 鰹食ふ

銀河見ゆ フクロー聞こゆ ねむの花

寶島 白あじさいの乱れ咲く

白砂の丘 白馬いななく 白あざみ

千鳥なく葉は降り立つ牛の背に

花は縁燃ゆる緋の葉よ名は黒トン

風強し波は届くか残月に

熱砂の浜 あだんの写生 吾一人

雛鳩を懐き眠らず木菟を聴く

病鳩を懐き睡らず木菟を聴く

 

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