門松は冥土の旅の一里塚 めでたくもあり めでたくもなし
この一休さんの歌で門松を誕生日に置き換えると今日の心境に近いものがある。
誕生日は冥土の旅の一里塚 めでたくもあり めでたくもなし
それにしてもこの歌は深いな。
いつ訪れるかもしれない銀河鉄道の乗り換え駅で来世行きの列車に乗り換えるとき、めでたくもありと言える時が訪れる。
乗り換えのステーションでは亡くなった懐かしい人々に出会える、父、母、・・・。そして縁ある人のお腹に宿り、新しい人生が始まる。
しかし今世で家族や親しい人と別れなければならない、それは「めでたくもなし」となる。
明日死んでも良いとの覚悟で生きるというとなんだかまなじりを決して頑張りすぎな気がするが、もう少しさらりと肩の力を抜いてもできそうな気がする。
明日死んでも良いとの覚悟で生きるとはこれまで生きてきた我が越し方のバランスシートの帳尻を合わせることかなと思っている。貸方借り方イーブンにすることが明日死んでも良いとの心境に通じそうだ。
我が人生のバランスシート
1 恩愛を受けた人に借りを返そう AさんBさんCさん・・・・・・・・・多くの人に恩愛を受けて今がある。どうすれば恩愛を返すことができるか思案中だ。すでに亡くなった人には供養が必要なことはわかっている。
2 バランスシートの帳尻が合っていない人には返してもらおう。これも訪れて「返してくれ」というわけにはいかないだろう。相手が権力者であったり、取り合ってもらえないこともあるだろう。
このブログを通して心の思いのたけを伝えることで心の債券を返してもらう。なんだそんなことかというなかれ、これが心の債権回収には効果がありそうだ。
これで我が人生のバランスシートの帳尻が整うことになるだろう。
2022年12月15日の誕生日 翌日に記