ケンケンとゆかいな仲間たち

スタッフの日記です

歯医者がたばこ吸ってて、ど~もスィマセン (^^ゞ

2006-12-04 14:55:19 | Weblog
埼玉県羽生市にある、木村歯科医院 歯科医師の篠崎です。



落語を聴いていて、「羅宇屋(ラオヤ)」が出てきました。
昔の喫煙具「煙管(キセル)」の管を掃除したりすげ替えたりする商売です。
煙管を想像してみて下さい。
吸い口と、刻みたばこを詰める雁首(ガンクビ・カリクビ 火皿のこと)、この二つの金物のあいだは羅宇(ラオ、ラウとも読みます)といって竹の管が用いられています。
タバコを吸うと脂(ヤニ)がでるので、ヤニで羅宇の詰まってしまった煙管をメンテナンスしてやる必要があります。
(「ヤニ下がる」とは、「得意になって上向きに煙管をくわえていて、煙管の中のヤニが口の中へ垂れてくる状態」から由来しています)
そのヤニとり屋さんが「羅宇屋」なんです。

そうそう、タバコを吸うと、歯にもヤニが沈着します。
ヤニを歯ブラシで無理にこそげとろうとすると、歯ぐきは傷みますし、歯もすり減ってしまいます。
歯のヤニ汚れが気になる方は、歯の汚れとりにいらして下さいね。
歯科医院でクリーニングすれば、はるかに簡単に、はるかにきれいになりますよ!
ホントは禁煙が一番なのですが…。(^^ゞ

ところで、電車に乗り降りする駅の切符のみで途中の乗車運賃を支払わないキセル乗車は、この煙管に由来しています。
両端に金物で、あいだが筒抜けの竹製の管=入り口と出口だけに金(乗車賃)、だから「煙管」なわけです。
おおっと、無賃乗車のことは「薩摩の守(サツマノカミ)」とも言いますよ。
源平の合戦の時代に平忠度(タイラノタダノリ)って人がいて、この「ただのり」さんが「薩摩の守」だったことから…
無賃乗車→ただ乗り→平忠度(タイラノタダノリ)→薩摩の守
ってぇ連想よぉ!べらんぼうめぇい!!