おやじの遊び道具。

  シケたおやじも、愛されたいのだ!

劣悪な状況なんて。

2008-08-22 | ショウセツ&しなりお


この平和ボケした日本で過酷な環境って、あるんだろうか?
というのもこの国が“蟹工船”化していると、憂う有識者が多いとか。
そいつらの背景&見解は自分で認識しとくれーっ。
もしも蟹工船化しているというなら当事者たちは、
好き好んでそんな状況下に乱入しているのではないか。
そこから逃げるという選択肢もあるのに。

本当にあるのか、そんな状況。何度も言うようだけども。

高校生の頃、新聞配達のバイト詰め所で、
名前を呼べばいいのに近くにあるものを投げ付けるヤンキーがいた。
灰皿や鉛筆なんか…
おいらはペンチと錐を背中に投げ付けられた。
バリ島の簡易宿で熟睡していたら、どかどか警官が入ってきて銃口を付きつけられた。
どうやら隣の部屋の大麻の売人と間違えたらしい。
「この使えない奴…」と皿洗いのバイト先では、
中学校を出たばかりの年下のガキ(しかもオンナ)毎日罵声を浴びせられた。
新宿のサウナの仮眠所ではオカマにちんちんをしごかれる。
道場では2度ほどあばら骨と奥歯を折られる。
西表島のさとうきび刈りは、暑い汚い痒いきつい。
一晩で島から逃げ出す者も多数、
3ヶ月間毎日中腰で斧を降り続けて、あとの半年間鼻くそをほじる指の感覚もなくなった。
ダム工事の飯場では、
一心不乱ネコに石を積み上げ移動させて稼いだ給料を
ちんちろりんであわや全額巻き上げられそうになった。
ちんぴらにマンションの扉をどんどんと蹴られ
「金を返してくださいよ、私も困ってるんですよーっ」と近隣に聞こえるように
哀願される。
酒の度が越したようで、毛穴から小さな虫が湧いてくる幻覚をみた。
鉄格子のある病棟では、脱糞を投げ合う集団をみる。
旅先にて、「私は頭が可笑しくなってるの」と旅人の女性から
父親が母親を惨殺した現場に居合わせた話を聞く。
ドイツに住む弁護士の日本女性は
「当時は日本から大陸を横断して欧州に入るには死を覚悟しなくちゃならなかった。私は幸運にも2度のレイプで済んだのよ」

おいらの直面した状況の数々。
まっ、あったとしてもこの程度だ、きっと。

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