おやじの遊び道具。

  シケたおやじも、愛されたいのだ!

草食消費。

2009-01-06 | ショウセツ&しなりお
近ごろ、草食系企業というのがあるらしい。 ひところのベンチャー企業と言ったら、 楽天やサイバー何たらに代表されるように スピード重視と派手で豪華なオフィスと大型M&Aが看板だった。 けれど草食系企業は心地良さやロングスパンの事業展開を目指す 個人でいうところのロハスな社風というところか。 これまでもマイクロソフトやグーグルなど充実した社内環境は存在していた。 確かに代金無料の自販機や社食など、働 . . . 本文を読む

さるおな。

2008-12-26 | ショウセツ&しなりお
携帯電話の中には、もう一つの世界があるんだ。 Another world っていうか、virtual spaceっていうか、 ボクの手のひらの中にある、軽い世界。 けれどこの小さなモニターの向こう側は、 人体からナレッジ、ルナッジ図書館からアボリジニの集落、 医学やスポルティフやエンタメを始め 世界のありとあらゆる事象が縦横無尽に繋がっている。 クルマが若い世代に興味を持たれなくなったのは、 携帯 . . . 本文を読む

ワーニングワーム

2008-12-25 | ショウセツ&しなりお
 この交差点はさながら巨大な下水溝だ。 毎日30万ものヒト形汚泥を吸い込んでは垂れ流している。 顔色の悪いサラリーマンや香水を瓶ごとアタマから被った臭いOLや、 フィギャが友達そしてネット上しかコミュニケーションの取れない宅ガキや、 顔が歪んでいるのか帽子を斜めにしか被れない単なるB系デブや 見るからにコピーのバッグを自慢気に提げた真っ黒ホストマンなどなど それらを全部上げていったらもうそれだけで . . . 本文を読む

艶っぽい文章。

2008-12-23 | ショウセツ&しなりお
書くことで伝えることは難しい。 このところ感動的に内容が伝わっているのだろうかと考える。 後輩が小説を上梓した。 それまで雑誌や書籍などの雑文を書いて 忙しい日々を過ごしていたのだけど、 別におまえじゃなくてもな、というくらい 書かされてる感のある寄せ集めた資料を焼きなおしただけの オリジナリティのない原稿だった。 何しろおいらも下請けの下請けで、 参加することもしばしばだったから。 しかし、 . . . 本文を読む

喜ばせ屋。

2008-12-17 | ショウセツ&しなりお
  喜ばせ屋と呼ばれる稼業がある。きっと耳馴染みの薄い職種だろうと思う。その名のとおり、他人を喜ばせていくばくかのお金を稼ぐシゴトである。  屋号は「嬉壱屋」、享保元年の創業で現在11代目の老舗である。そもそも創業は江戸時代の中期である享保元年、田舎芸能に長けた初代の喜一が上州藩主お抱えの太閤持ち(後の太鼓持ち)に任命されたことに由来する。時代とともにその市場規模や需要が縮小され、同業 . . . 本文を読む

ミッシェル・ゴンドリー

2008-09-10 | ショウセツ&しなりお
『TOKYO!』を観た。 詰まらない3本オムニバス形式の映画なのだけど、 よくまあ日本の風俗(生活)をこれだけ調べたなあということで感心。 日本人スタッフを起用しているから、当然のことなんだけれども しかしリサーチは万全だけどそれを消化し切れていない模様。 「インテリアデザイン」by ミッシェル・ゴンドリー ドンゴリーと吹聴してしまうくらい、ほとんどこの監督のことを理解していないおいら。 ビョー . . . 本文を読む

レオス・カラックス

2008-09-10 | ショウセツ&しなりお
「メルド」byレオス・カラックス “下水管の怪人”現ると、さもウルトラQを彷彿させる画像定義だ。 「人間が好きではないからだ」とこれまた円谷的(当時はまだ、誰でもそうか)な 単純明快な理由の下、銀座や渋谷で通行人に危害を加える怪人。 23区内に隠された都市伝説などの背景を絡め、現代における人間の狂気を警告している。 . . . 本文を読む

ポン・ジュノ

2008-09-10 | ショウセツ&しなりお
「シェイキング東京」by ポン・ジュノ ポン・ジュノは韓国の映画監督だから近場の日本を理解しているだろう、 という安直な理由でおさめてしまうのも、イヤなのだけども。 観ていてこれが一番分かり易かった。 何しろ、蒼井優や香川照之や竹中直人など知った顔ぶれも出ていて、 10年キャリアの引きこもりを主人公にした内容だったから。 おいら以上に映画に興味を持たぬ、一緒に観た奴は 「こんな映画に正規の鑑賞料 . . . 本文を読む

「黙れ、バカモノっ」

2008-09-02 | ショウセツ&しなりお
現場にてRMが 「すいません、そこ足元がおぼつかないので、通行止めにさせて頂きます」 と丁重にお願いをしていたにも関わらず、 「黙れ、バカモノっ」と制止を払って侵入していきやがった爺い。 こじんまりとにこやかに振舞う常識面した、爺いが多くなった昨今。 (ああっ、なんて詰まらねえ世の中だ) こんな爺いは奇特な存在だ。いづれスカウトしてみたい。 TVを眺めていたら、ビートたけし・大杉漣が声高らかに . . . 本文を読む