おやじの遊び道具。

  シケたおやじも、愛されたいのだ!

さるおな。

2008-12-26 | ショウセツ&しなりお
携帯電話の中には、もう一つの世界があるんだ。
Another world っていうか、virtual spaceっていうか、
ボクの手のひらの中にある、軽い世界。
けれどこの小さなモニターの向こう側は、
人体からナレッジ、ルナッジ図書館からアボリジニの集落、
医学やスポルティフやエンタメを始め
世界のありとあらゆる事象が縦横無尽に繋がっている。
クルマが若い世代に興味を持たれなくなったのは、
携帯電話への依存とその支出の増額が一因だと、
パパたちT自動車のマーケティング関連のヒトたちは理由付けしているけれど、
そもそも根本的な心理を分析し切れていない、ていうか勘違いしている。
手のひらに乗った世界をconqestしている以上
その中にある商品や大陸や異性や知識や音楽や風俗などなどは
全て自分のものだ。
つまり所有する満足感はすでに満たされてしまっている。
今春免許を取ったばかりのK先輩も、
次から次と発売される各メーカーの新車のスペックを空んじることもできるし、
MPEG-4で従来のMPEG-1/2の高画質を追求する流れとは異なり、
低ビットレートでの高画質で各車両の仮想乗車体験も済ませている。
こうなると買ったつもりになるのは、仕方ないことだろう。
つもりの意識は数台の所有車を贅沢にもふるいに掛け、
最終的に残った1台ですらとても短いスパンで飽きさせてしまうのだ。
こんな繰り返しなら、
誰も本気でクルマなど買おうとしないだろう。

それほど携帯電話の魔力は、凄いのだ。

100年に一度の不景気がやってきている。
米国の投資会社がその発端になったとオトナたちは考えているけれど、
ボクは違うと思う。
情報伝達のスピードとインタラクティブ。


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