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トレーナー的日記。

できる事が増えるより楽しめる事が増えるのがいい人生。。。モタさん

Box Boxers Road

2022-05-03 | 日記
今話題のBoxers Roadを初視聴。

ライト級の8名がPXB興行への出場権をかけて戦うオーディション番組。番組進行は矢野武氏で魔裟斗氏、細川バレンタイン氏、山本美憂選手、大橋秀行会長、八重樫東トレーナー、ジャスティシュ・コジョトレーナー・・・これらの異色も含めたメンバーで選考&トレーニングしていく番組。
1次審査は面接で2次からはスパーリングへ。本気で日本王者狙えるんじゃないかと思える選手から少し厳しいなーという選手まで色々。この地点で4人のトレーナー担当から選考された4名に絞られるという厳しさがまた良い。かつてのガチンコや旧K-1のモンチャレやトライアウト等の歴史からも、この手の企画はいつの時代も正直楽しい。今後毎週配信という事で要チェックしたいなーと。


ジム(Kick) 4月興行(喝采Vol.2)

2022-04-30 | 日記
ジムから2名が参戦。

フェザー級3回戦「山本太一 vs 杉山茅尋(Heat)」
今回もフェザー級という事で6オンス・・・未やボクシング的にも有り得ないサイズなので間違いの無いようにバンテージ。
試合はいつも通り落ち着いて進行。蹴りも出たしカウンターのパンチもいきなりタイミングが合いそうな感じ。そして1ラウンド目の後半に組んだ際のヒジが杉山選手の鼻を折り、2R開始時のドクターチェックをクリア出来ずにそのままTKOフィニッシュ。
元気な状態で終えた山本なのでリング上で何かやらかすかと思いきや、意外とフツーに挨拶&フォトしてリングアウト・・・。

59㎏契約戦「鎌田政興 vs KEIGO(Big Moose)」
今回も四国からの遠征。
試合の立ち上がりはいつも通りだが少し手数が足りない印象。2RにKEIGO選手のコンビネーションからのハイキックが当たり1ダウン先取され、鎌田は追撃展開を余儀なくされる。最後まで鎌田なりに追いかけはしたが、そもそも回転力が最大の課題みたいな所があるので一歩届かない。そのままMD判定にてKEIGO選手の勝利。
鎌田の課題と言えばやはり手数という一言に尽きるかなと・・・次戦に期待。


Box トゥルース vs 54ミラグロス

2022-04-20 | 日記
ようやくながら無事に録画観戦。

WBA・WBC・IBF世界ウェルター級統一戦「エロール・スペンス(アメリカ) vs ヨルデニス・ウガス(キューバ)」
WBC・IBF王者のスペンス選手とWBA王者のウガス選手による3団体統一戦。
開始からお互いにボディショットを多めに上下に散らしまくる。スペンス選手も持ち味の球数の多さでプレスをかけ始めるが、ウガス選手が狙うリターンの右ショートが機能。右のショートとスイングのビッグパンチを織り交ぜる事で、序盤こそスペンス選手のプレスを止めてみせたウガス選手。ただ脚が無いウガス選手はポジショニングの限界値も低く、すぐにスペンス選手の波状攻撃に対応出来ない状態に追い込まれる。やはりウガス選手の戦術が機能したのは3Rあたりまで・・・途中スペンス選手のマウスピースが外れた際のアクシデントがありながらも、5R以降は完全にワンサイドゲームに。ウガス選手はポイント奪取するどころか、近年では珍しいほどの顔面の腫れでドクターストップによるTKOフィニッシュ。
正直なところ、何回やってもウガス選手に勝機は無いと言い切れるほどの差があったと思う。ウガス選手と違ってスペンス選手は完全に2~3階級下の脚と手数。6Rのアクシデントが無ければ、スペンス選手はもっとはっきりとした形でフィニッシュしていたはず。

今回はアンダーカードも超豪華・・・バルガス選手とバレンスエラ選手、ガンボア選手とクルス選手。そして会場ではもはや殆どの人がマスク未装着。日本も先ずは子供達にマスクを強制するところから脱却しないといい加減ヤバイ。


Box GGG vs 黄金の拳

2022-04-09 | 日記
無事に録画観戦。

WBA・IBFミドル級統一戦「ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン) vs 村田諒太(日本・帝拳)」
元メダリスト&IBF王者のゴロフキン選手と元メダリスト&WBA王者の村田選手が対戦するスーパーファイト。
国内記録を更新した興行額の通りチケット代も中々のお値段・・・知人から11万円のチケット3枚購入の写メが送られてきたがそれも止む無しかと。今やスポーツ観戦のチケット代高騰は世界的傾向で、もはや真剣に問題にしないといけなくなっているレベル。スーパーボウルの駐車場代57万円が話題になったばかりだが、欧米では庶民はTVやWebで見るのみという文化になりつつあるという事で心配。

そして試合は初回から村田選手が出る・・・村田選手が勝る要素としては燃料と耐久力な訳だから、この戦術を選択するのはセオリーなのかも。確かに3~4回までは大当たりに見えた感もあった。ボディが効いていたかどうか本当の所は分からないが、ジャッジへの訴求力は確実にあったはず。ゴロフキン選手のジャブを直撃レベルで被弾しても顎が上がらないどころか、踏み込んでリターンを返す離れ業。まさに不沈艦と呼ぶに相応しい村田選手の耐久力にゴロフキン選手に迷いが出たのは間違い無い。ただ中盤以降、村田選手がラウンド勝者と言える回があったかというと相当に厳しい展開だったはず。ゴロフキン選手に“倒しきれるのか・・・”という迷いが間違いなくあったはずで本気で攻めあぐねてはいたと思うが、それより村田選手の消耗度合が深刻になってしまっていた感じ。結果は9RにTKOフィニッシュとなったが、実際は5R辺りでの戦術変更が必要だった気がする。やはり勝つためには解説陣の指摘通りに、早くからダックやウィーブ等のディフェンスが必要だったと思う。いくら村田選手でもゴロフキン選手相手にオールブロッキングはムリが有り過ぎた。

それにしても村田選手という人はつくづく教材にならない選手だなーと・・・ミドル級であれだけワンツーを量産できる燃料とブロッキングのみで戦闘を継続させられる耐久力。まるで戦艦大和すら連想させるスタイルは、一般会員さんには絶対にお薦め出来ないなーという一つの結論。


Kick K-1GP2022Japan

2022-03-30 | 日記
サボリまくってる格闘技観戦を少しずつでも・・・3月どころか2月のK-1GPをようやくチェック。

<第3代Sバンタム級トーナメント>
優勝候補の玖村将史選手以外にも、金子晃大選手や璃明武選手などが良かった。
決勝戦の玖村選手vs金子選手の試合はヤバかった・・・K-1とアマボクでしか見れないようなバチバチの打ち合いを堪能させて頂いた。キックやアマボクのような短期決戦ファイトはこうあって欲しいという見本・・・ギャンブルやらない自分にとって、5Rしか無いのに初回と最終回捨てるムエタイとかホント良さが分からない。

それ以外のスーパーファイトも面白い試合多数だし、何より武尊選手と郡司選手のエキシは期待に違わぬ内容だったなと。やはりキックに関してK-1GPだけはチェックしていかないとダメだな・・・と気を入れ直してみる感じ。加えて解説に武居選手が入っていたのも良かった。解説と言えば・・・かつては格闘技の解説やったらボクシングの解説やらせないみたいな時代があったボクシング界だけど、そんな閉鎖的なことを言ってるから現在のような状態になっちゃうんだろーなとか。
番外的に昨年の小林幸子に続いて今年は美川憲一がラウンドガールで出演。スペシャルでは「さそり座の女」を熱唱・・・会場のお客さん写メ撮りまくりで笑った。


ジム(Kick) アマ興行

2022-03-21 | 日記
アマ興行(問答無用)に8人が参戦。

60㎏トーナメント1回戦「蘭賀大介 vs 柳田竜弥(北眞館)」
開始から積極的だが力み過ぎて距離が合わない蘭賀。少しずつジャブが出る事で攻撃が上下に散り始め、接戦ながらも蘭賀が制す。時折横を向いてしまうのが印象的に少し心配だったので要改善。
50㎏Aクラス「緒方愁次 vs 松崎光輝(北眞館)」
立ち上がりは積極的でスタイリッシュに戦えた緒方。ただ組みの弱さと後半の失速が、前半の攻勢が良かっただけに余計に悔やまれる。接戦ながら判定は松崎選手に。
55㎏Bクラス「早川曜平 vs 高篠明広(IDEAL GYM)
相手の高篠選手の攻勢に怯まずに応戦。逆にコーナーを背負わせての打ち合いを制して1ダウンを先取。そこからもアマチュアボクシングでも中々見れないくらいの乱打戦のまま判定に突入し早川の勝利。これぞアマ戦と言える今大会MVPと言ってもいいくらいの一戦。
60㎏トーナメント準決勝戦「蘭賀大介 vs 川満雅志(RIKIX)」
身体がほぐれたか、蘭賀はバックステップが出せるようになった事で技術戦を行えるようになる。ジャブやインローからアタックをかける同じようなタイプの川満選手なので拮抗したが、要所でパンチを当てる事に成功した蘭賀が判定を制して決勝進出。
55㎏Bクラス「鈴木涼太 vs カジ紗実唯(RIKIX)」
ローで脚を止めてパンチの連打で1ダウンを奪っての判定勝利・・・まさにザ・キックボクシングを展開。後半に盛り返しにかかるカジ選手を抑えての完勝に文句無し。
60㎏Bクラス「河合利彦 vs 竹下健太郎(アウルスポーツジム)」
珍しいサウスポー対決。そしてベテランらしく河合選手は初っ端から技術戦を展開。ローを散らして左ストレートを引かずに首相撲に移行・・・そこから膝にも投げにもいける幅の広さ。必死に応戦する竹下選手に多くの時間でロープを背負せての完勝。
60㎏Bクラス「竹内健斗 vs 川口恭平(Y'ZD)」
デビュー戦の竹内は攻撃こそ最大の防御と言わんばかりのアタック全開のファイトを展開。相手の川口選手も怯まずに徹底抗戦してくれた事で好ファイトに昇華。僅差ながら判定にて竹内が見事勝利。
75㎏Bクラス「若原裕之輔 vs 小野澤恵介(Y'ZD)」
デビュー戦とは思えない好スタートを切った若原だったが、次第にディフェンスの脆さを露呈。75㎏クラスのジャブを外せない事で、殆どの時間でロープを背負ってしまいのTKO負け。ただ問題点が明確なだけに深刻度は極浅。
60㎏トーナメント決勝戦「蘭賀大介 vs 秋山任成(BringItOn)」
前半は右ローキックでポイントを重ねた蘭賀だったが、徐々に消耗度合が色濃くなり失速。逆に全くスタミナの切れない秋山選手に攻勢をかけられて判定負け。蘭賀にはそれでも上出来だったと言いたいくらい。
女子58㎏戦「吉村法子 vs AYANO(Y'ZD)」
吉村はスタートからいきなりハイキックを直撃で受ける苦しい立ち上がり。その後も体格に勝るAYANO選手を攻め崩せず、逆に蹴りで突き放されての完敗。最近ずっと階級が上の選手とばかり試合してるが、そろそろ適正階級の選手とやった方がいいのかなと。

今回は全員とも素晴らし過ぎる出来だったと言い切りたい。多少は贔屓も入るけど、全員がアマ戦というレギュレーションにきちんと備えてきたという成長が嬉しい限り。それよりもセコンド以外の会長やトレーナー達が大声でセコンディングまがいしてる状態が残念過ぎた。何のために声を出せるセコンドの人数制限をしてるのか当の本人達が一番理解していないという。とにかく一生懸命に戦ってる選手やセコンド達の努力を外野の指導者達がぶち壊すのはマズイ。


Etc 「監督が怒ってはいけない大会」

2022-03-12 | 日記
JSPOで何度か取り上げられていたが、今回の会報では先頭コラムになっていた「監督が怒ってはいけない大会」。
元バレーボール日本代表の益子氏が代表理事を務める興行で話題になっていた。引退後に大学の監督に就任し、3部から上への昇格に向けて壁にぶつかった際のお話し。現役時代にあれほど苦悩したはずだった「怒り」を選手に使ってしまった告白からスタート。選手を同じ方向に向かせるのに絶大な効果があったが、監督の顔色を伺うようになり考えない選手が増えていったと。これって現代のスポーツ指導者が口を揃えて言う事であり、色々指導法はあれどココだけは間違い無い感じ。
未だに熱が入ると感情的になってしまう指導者達は、成功例とてたまたま生き残った者だけの生存者バイアスなだけ。むしろ、その一方でどれだけの可能性を潰していったかの大罪は・・・。そして益子氏はこの大会は指導者にこその挑戦だという本質も。本大会で子供達から「怒られないから逆に自分で考えないといけない」とか「難しい事にも自分から挑戦できた」なんて声も実際にあったらしい。これってスパルタで手っ取り早く数人のスター出すよりも、長期的に見たら数十倍の効果を出す事になりそうで期待。
最後に益子氏は自身が挫折と言える経験が無いと残念がる・・・監督に指示されて怒られないように頑張り、自分で設定していない目標だった事もあって失敗しても挫折に感じなかったとも。だからこそ自ら夢を持って目標を立て、挑戦して時に挫折する大切さを逆に訴える。こんな指導者が増えていったら・・・と言うかこんな大人が増えていったなら、子供や若者達は年を取る事をここまで怖がるだろうかと先々の話しにまで思う事ではある。今の若者がここまで挑戦を避けて内に籠る傾向は、間違いなく我々大人世代が時代遅れな指導と残念な姿を見せ続けているからに違い無い訳で。改めてもう少しだけがんばろうと・・・。


ジム(Box) Victoriva vol.8

2022-02-26 | 日記
知人出場とジムからの世界戦という事で当然に現地観戦。

女子アトム級4回戦「福原佐和子(UNITED) vs 森麗子(DANGAN越谷)」
共に初勝利を目指す両選手。
右を当てたい福原が森選手を追いかける展開。福原は右がフック気味になる他スピードに欠けるため、森選手は下がりながらもジャブや右アッパーを適格に当てていく。その後も福原は右が全弾フックになってしまい、森選手は距離のキープが楽そうに見える。同じ展開を続けながらも被弾数は甚大で、3R一気に追い脚が鈍ったところに森選手が右のアッパーやストレートを直撃させてTKOフィニッシュ。
福原はキック時代の方が全然スピードがあったし、何より左右のストレート連打で勝ちまくっていた選手。負けた事よりも出来の悪さが続いているのが少し心配だったかなーと・・・。

WBO女子アトム級世界タイトル戦「岩川美花(姫路木下) vs 鈴木奈々江」
16戦5敗の岩川選手に15戦4敗の鈴木が挑むタイトル戦、かつ1回の延期を経てのダイレクトリマッチ。
スロースターター気味の鈴木が開始からアタック開始。初回から得意の接近戦に持ち込む事に成功するだけでなくパンチも当てる・・・完全に主導権を取った感。バッティングの注意を何回か受けるも、良くも悪くも動じない性格。それに女子はどうしても身体が流れてしまうので、強いパンチとバッティングがセットになり勝ちなのも難しいところ。そして鈴木は練習と同じように本番を戦える気力の強さをこの試合でも発揮しまくり・・・もう何発打ったのか分からないくらいの連打を継続。岩川選手は脚を使ったり押してみたりと色々戦術を変えるトライを試みていたが、最後まで鈴木の連打が展開を変える事を許さず。最近の鈴木はパンチもある他に種類も増えており、岩川選手は早い回での出血も相まってホントにやりにくかったと想像。
結果はスプリットながら見事に鈴木が勝利。リベンジとタイトル奪取を同時に達成するという、一生忘れられない日になったのではと。

関係無いがRaiseに実況&解説が付いてて驚き。しかも実況はプロのアナウンサーで解説は世界クラスの元選手達。これはホントに良い試みだと大喜びしたい。自分だってプロの実況が付いてくれたのなんてK-1のみでしかも数十秒のダイジェスト・・・。とにかくDANGANがこうやって頑張ってくれてるんだから、JBCもう少ししっかりして欲しいところ。




Etc スポーツ指導者講習

2022-02-19 | 日記
JSPOの千葉県指導者講習会に参加。

先ずは国際武道大学の前川先生による「スポーツ指導者が確認しておきたい目標設定について」
改めてコーチングとはからスタート。人間は目標の設定により頑張れる習性的な内容から目標勾配効果など。あくまで成果を最大限に高める事が目的であり、目標達成自体は2番目の目的である事が難しい。そして打消しなどの防衛機制の危険性なども面白かった。コンビニトイレの貼紙のように「綺麗に使ってくれてありがとう」が実は同調圧力を促す注意書きであるが如く、指導者がわざわざ選手に失敗のイメージをインプットしてしまう危険性。そしてプレー目標ではなく結果目標にフォーカスすると選手に他責感情が生まれる危険性も・・・上手くいかなくなった場合に不安定傾向になり、コーチやチームメイトなどを含めて他人のせいにするようになる危険性。まさに現代の日本人の多くが抱えている病かと。
そして時間的制約を決めない目標設定はただの夢設定になるだけという指摘も再確認したい所。そして目標設定を考慮する際の基準について、「規準(のりじゅん)」ではなく「基準(もとじゅん)」を重視したいとの事。とかく日本人はフォーム等の質に拘り過ぎて、肝心の最終目標を見失う傾向があるので要注意。
インターバル目標設定に向いている競技などでは、陸上コーチはゴール5~10M後ろに立つようにし、水泳コーチは選手がタッチでは無く頭を上げて時計を見た瞬間のタイムを計測するとの事。最後の一瞬まで力を出し切る練習を無意識的に促すそーで参考になる。
ビギナー選手ほど意識と実際の動きに乖離が大きい訳で、コーチによるフィードバックが大切になるのは当たり前。ただ指摘は客観的評価で無くては全く意味が無い。加えて短期記憶は15秒が限界とされ、コーチが与える指摘は多くても2つに絞れと。この目標設定とフィードバックが適格に行われていない場合、実は目標設定もフィードバックも何もせずともパフォーマンスに大差が無い事を示す論文も。もしかすると大半の成功例は、実は選手個人の頑張りのみである可能性が高いのかもしれない。
加えて練習を行う際に「今日の目標」を言えない選手問題について。これってビジネスの世界でも話題になっているチームワーク問題系。殆どがコーチやキャプテンなど他人が設定した目標になっていて、全員がその目標を明確に言えないグループワーク状態。そして強豪チームは2軍3軍が必ず強いというチームは掛け算思考・・・会議で発言しない人間は何もしていないではなく、組織にマイナスの影響を与えているというマネジメントもここからきていると。

お次は合田綜合法律事務所の合田先生による「スポーツ指導による法律問題」
部活指導などの教育資格を持つ教員と両親にだけ与えられる懲戒権と体罰について。そしてその懲戒権すら持たないコーチ等が選手に暴言するなど暴力以外の何物でも無いというご指摘。未だに散見されるが・・・他の人間がいる前で叱責を行う行為や、それらに伴い周囲の人間に恐怖心を抱かせる行為なども立派な暴力。まれに厳しい指導で有名だが結果は出すというコーチがいるが・・・これもたまたま結果を残しているから残れているだけで、厳しい指導者の大半が消えていってるだけ。そういうタイプは余計に目立っているだけであり、全く評価される事では無いと。
そしてコーチが暴力行為を行ってしまう理由として最も多いのが確信犯タイプだと。これは自分の指導が選手にとって良い事だと確信して行う熱血タイプ。自分の指導に絶対の自信があり、技術の一つにおいても確定的に言い切ってしまう困ったコーチ・・・。選手達には申し訳ないが、完全に自分に酔ってる昭和型コーチって未だにホントに多いのが現実だ。加えてコーチの大半は驚くほど勉強していないという現実も合わせて理解しておく必要があるかなと。
この合田先生自体が元クライミング選手なので、コーチの熱血指導には理解がある弁護士・・・それでもやはりコーチは本当に達成すべき目標が何なのかをもう一度考え直せと。確かにそこを理解していれば、コーチの自己満に陥る事は無いだろうなと改めて思う。


Kick 木村ミノル選手 ボクシング転向

2022-02-11 | 日記
ようやく正式に発表してくれたボクシング転向。
https://www.youtube.com/watch?v=i15Dp3L2B2A

絶対にこの選択は正しいとファン的にも応援したい。旧K-1が無き今、キックはキャリアスタートと位置付けたいと選手が考えるのは当たり前だと当方ですら思う。ましてや木村選手くらいのスター選手になれば猶更だろうと。当然にセカンドキャリアとしたボクシングからK-1への逆流もファン的に大歓迎。ただ木村選手は階級的にウェルターかSウェルターになるだろうから・・・単に“世界タイトル”と言っても軽量級のアジアステージでは無く、いきなり世界標準となる本場のステージが近いところから始まる階級。もうキック界で言われるスター選手とか比較の対象にすらならない怪物だらけの世界。大のボクシングファンである木村選手にとって百も承知の挑戦だろうから、もはや同じ民族としても応援したいくらいの話し。
ウェルター&Sウェルターだけで笑うしか無いスター選手の数々・・・このどれか1戦でも実現出来たらもはや事件。
日本 :小原佳太選手、越川考紀選手
WBC:エロール・スペンス選手、ジャーメル・チャーロ選手
WBA:ヨルデニス・ウガス選手、ジャーメル・チャーロ選手
WBO:テレンス・クロフォード選手、ブライアン・カスティーニョ選手
IBF :ジョシュ・テイラー選手、ジャーメル・チャーロ選手
その他:
キース・サーマン選手、バージル・オルティス選手、マイキー・ガルシア選手、リアム・スミス選手、アミール・カーン選手、ケル・ブルック選手、コナー・ベン選手、クリス・アルジェリ選手、ティム・シュー選手・・・


Box ダイナミックグローブ 609

2022-02-06 | 日記
最近観戦サボリ気味だったので気持ちを新たに録画観戦。

120ポンド6回戦「山口臣馬(帝拳) vs 小林廉(エスペランサ)」
あの元Lフライ級世界王者の山口圭司選手の長男である山口選手と2020年西日本新人王の小林選手の対戦。
山口選手はジャブを餌にして、小林選手がリターンしてくる右ストレートにバックステップしながら左フックを合わせるカウンターを再三直撃させる。このドネア選手を思わせるカウンターで、1R・3R・6Rと計3度のダウンを奪ってのTKOフィニッシュ。
やはり左を自在に打てる選手はKO率が高い・・・。小林選手も上手いのだが山口選手のようなサラブレッド級がゴロゴロ出てくると思うので、正直この先の道のりは険しい感じ。

Sライト級8回戦「近藤哲哉(横田) vs 湯場海樹(ワタナベ)」
あの日本5階級王者の湯場忠志選手の長男である湯場選手とプロ叩き上げの近藤選手の対戦。
もう正直立ち上がりから、湯場選手の左ストレートでフィニッシュだろうなと思わされてしまう雰囲気。その左ストレートで5Rに1ダウンを奪いつつ、近藤選手の頑張りもあって判定にて湯場選手の勝利。ただ始めからボクシングをする気は無い近藤選手が乱打戦に持ち込む際に、頭が当たる事で湯場選手が崩れかけるシーンもあったり・・・この辺が今後の湯場選手の課題になりそうな気配。

日本バンタム級タイトル戦「澤田京介(JBスポーツ) vs 大嶋剣心(帝拳)」
試合の中止や延期に負傷引分などつくづくタイトルに縁が無かった澤田選手が、いよいよ帝拳の大嶋選手とタイトル戦という応援せずにはいられない一戦。
85戦のアマ実績を誇る澤田選手と40戦のアマ実績の大嶋選手・・・やはり両者とも当たり前に上手い。2Rになるとお互いのパンチがヒットし始め、澤田選手が左フックからの右ショートを当てて1ダウン先取。ただ澤田選手がカットにより出血・・・ダウンを奪いながら負傷引分といういつかの悪夢が頭をよぎりつつも何とか4Rは消化。負傷判定を見据えて両者ともに試合を急ぐ展開だが、やはり5Rで負傷判定に入って澤田選手が念願の新王者へ。大和トレーナーが付く大嶋選手がバンタム級のタイトル戦に挑む試合に、解説が山中伸介氏というキャスティングも感慨深かったなと。


Box IBA

2022-01-29 | 日記
昨年の12月に国際ボクシング協会の略称が「AIBA」⇒「IBA」に変更になっていたと・・・全然知らなかったので書き残し。
目的は国際オリンピック委員会(IOC)への信頼回復アピールとブランドイメージの回復。問題視されていた不正判定疑惑を受けた役員達は、第三者組織による調査を受けての追放済み。今後の大会においても不正判定への関与をもって永久追放する事を公言。そして不正判定撲滅キャンペーンまで打って、かつての犠牲者とされたロイ・ジョーンズ氏を世界選手権の大使に任命したと。ただこれらを持ってしても参加国からの疑念が完全払拭された訳では無く、ビデオ判定システムの「バウトレビュー」で決着させる内容が多発・・・まだまだ道半ば状態みたい。
ただ当方的にはアマチュアの「A」が取れた事はかなり評価したい感覚。このアマという響きが、何かプロより格下みたいな誤ったイメージが付きまとうのが嫌過ぎる。もはや金銭的にもプロより大きい金額が動いてるし、何より競技レベルも種類が違うだけで全く劣ってもいない。ジムで2~3R程度のスパーやらせたら、アマ選手に勝てるプロがどれだけいるのかって現実はトレーナーなら誰もがって話しだし。
とにかくIBAには期待しか無い訳で、保留にされてしまっている2028年のロス五輪大会をクリアするのみ。むしろプロ興行のジャッジも怪しい事が多々あるのでそっちはどーなんだろーという気持ち・・・。


Etc 魔裟斗チャンネル(大橋ボクシングジムへ)

2022-01-21 | 日記
当方的大尊敬の八重樫トレーナーが出まくる神回。
https://www.youtube.com/watch?v=--SEV7zPETo

高校でインハイ大学では国体、プロではOPBFとWBA。現在は飲食店と会社経営しながら芸能活動とトレーナー業もこなす・・・もはや尊敬しか無い。自分もこれくらい人生を楽しんでみたいもの。そんな八重樫氏からトレーナー目線の話しが聞けるのは興味大。
そして練習的には武居選手のシャドーがじっくり見れるのが有難い。シャドーと実戦が全くリンクしておらず、ただのアップになってる選手も多く見られるので要チェックかなと。そしてバッグ打ちも、しっかり手打ちで打てていて加速している上にムーヴが途切れない。特にキック選手のバッグ打ちは完全に筋トレにしかなっていない例が多いので要注意。最後に八重樫vs武居マス、ミット打ち、シングルボールまで。これが無料で見れるって凄い時代だなーと・・・。
K-1はどんどんボクシング界と絡んでもらいたいと強く希望。間違ってもRiizinのような話題路線やキック団体得意のムエタイ路線にはいかないでほしいところ・・・この2つやると徐々に衰退が始まるってもはや方程式だと思うレベル。


Etc 健康スポーツ医学講習会・未来医療予想

2022-01-14 | 日記
前回の1回目に引き続き、後期2回目。

おがさわらクリニック小笠原先生による「運動療法とリハビリテーション 内科系疾患」
メディカルチェック、運動負荷試験、運動処方を経ての運動療法である事。運動療法の基本はウォーキング、我々が普段目的にしがちなストレス性の高い運動は当然に向いていない。BMI30以上は運動よりも食事療法を優先させる事も考慮。
西宮回生病院の吉矢先生による「運動療法とリハビリテーション 運動器疾患」
平成28年に各学校にて始まった子供ロコモチェック・・・当方らの世代では出来ない子を探すのが困難だと思われる内容に衝撃。ステージ1~4に分けたメディリハ・アスリハの学習。

加えてBS朝日にて、元東京大准教授の奥先生による「世界のトップドクターが注目 未来医療予想」も面白かった。
人間の最高齢が150歳になる事を医師の半数が予想する未来において、奥先生が具体的に未来の予想を2回放送に分けて紹介。
2022年:コロナ収束に向かう/2025年:認知症早期発見時代へ/2030年:臓器オーダーメイド時代へ/2035年:大半のガンが治癒可能時代へ/2050年:身体の大半をサイボーグ化出来る時代へ・・・
色々な医療技術の紹介があったが、我々が意識する点はつまり寿命ですらお金次第になっていくという現実。唯一平等であった"時間"までも格差がついていく事に・・・。そして家族をどこまで生かせるかが経済力で決まっていく時代に日本も突入していく訳で、先ずは「出世しなくてもいい」とか「残業したくない」とか言ってる場合じゃないのかも。


Box ボクサー兄弟 進化の記録

2022-01-08 | 日記
BS-.NHKにて「ボクサー兄弟」のまさかの続編を無事に録画鑑賞。

前回の兄亮明選手は、五輪予選にて海外勢のパワーの前に自分の守りのボクシングが通用しなかった。そのため自らの築き上げたスタイルを捨て、攻めのボクシングに賭けた。今度は弟恒成選手の番・・・井岡選手に攻めのボクシングを貫いて完敗し、自ら築き上げた攻めのボクシングからの脱却を図る。
復帰戦に向け、練習の殆どをディフェンスに費やす恒成選手。ガードを高く脚を動かし、頭を常に低くキープしながらムーヴする。ただスパーリングにおいては肝心の所でガードが下がり、復帰戦においても守りと攻めの両立に苦戦する道半ば状態。
そしてそのまま今後もお追っかけるようなナレーションで終わったという事は、このドキュメンタリーは引き続くのかという期待値。NHKって芸人使ってバラエティとかわざわざ反感買うような事せず、報道とドキュメンタリーだけやってればいいのにとつくづく・・・。