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トレーナー的日記。

できる事が増えるより楽しめる事が増えるのがいい人生。。。モタさん

Box Danganオール4回戦

2022-11-07 | 日記
知人参戦のため現地応援に。

女子アトム級4回戦「松岡端稀(ワタナベ) vs 福原佐和子(UNITED)」
お互いに初勝利に向けての1戦。
開始早々にガードポジションの安定が見える福原。バックステップも冴えて上々の立ち上がりかと思いきや、やはりパンチが見えていない状態で打ち合ってしまう癖は変わらず・・・。松岡選手の右フックの直撃を何発も浴びてしまい、レフェリーが1Rの33秒でストップ。福原は念願の1勝よりも実力を出せずに終わった事の方が悔しいか・・・けどこれが勝負の常でもあり。
もはや仕事も忙しくなってしまい選手としてのキャリアはこれで終わろうが、どんな形でもいいのでボクシングは続けて欲しいなーという希望。


ジム(Kick) 10月興行。

2022-11-01 | 日記
ジムから2名が参戦。

フェザー級3回戦「堀井幸輝 vs 龍一(拳心館)」
堀井は今回がプロデビュー戦。
開始から手数も出て脚もよく動く完璧な立ち上がり。ジャブとたまに打つダイレクトの右が効果絶大で、この効果により左ミドルで龍一選手の攻撃を完璧に止める事が出来た。そして何より最大の効果はステッピングだろうと。デビュー戦でこれだけ脚を動かせるとは正直こちらが思っていなかったくらい。ヒット&ランを基本体形に、スリップ&リターンなどプロフェッショナルな見せ技系も披露。ダウンも取って大量リードのまま、最終ラスト10秒はランも見せての完勝。

ライト級3回戦「蘭賀大介 vs 鷹也(ストライプル茨城)」
蘭賀には3戦連続KOを期待。
開始から微妙に硬い蘭賀・・・序盤から組みが多くなる展開だが、パワーのある蘭賀なら崩れずに徐々に修正していけるかなと思いきや強烈バッティング発生。再開後すぐに2度目のバッティングによりドクターのチェックをクリア出来ず。アクシデンタルなのでどちらも悪く無いし、何より今日の蘭賀の出来と出血具合ではノーコンテストで良かったのかも。辺に視界不良な状態で継続されて事故発生・・・何て最悪の事態は許されんと。

今回、本来は3名出場のはずが1名体調不良により欠場と相成った。
この判断に異論を唱える者がいるのは分かるが・・・昭和と違い、出たがる選手に負けて出場させるようなマネージメントは絶対NGだ。コンディション不良の選手を強行出場させるようなイレギュラー運用して大事故が起こった際、補償や責任は一体誰が取れるのか。それにこういう事態は起こり得る事が当たり前だからこそ、プロモーターはリザーブファイトなるカードを用意しておく訳で。趣味の世界ならいざ知らず・・・ビジネスとして行われているのなら、選手としての責任の取り方はそうゆう事では無いはずという至極当たり前の話し。


Box ジュニア・チャンピオンズリーグ

2022-09-29 | 日記
3年ぶりとなる第4回ジュニアチャンピオンズリーグ全国大会を録画観戦。

試合時間の短いジュニアリーグ戦での鍵は、やはりパンチをもらわない事と指摘する解説のセレス氏。
先ずはジュニアリーグで新設されたU-9から放送。小3ながら、男子も女子もちゃんとボクシングになっていて驚愕。正直やったら勝てるかな・・・と小学生とガチ比較したくなるくらいの子も。
次はU-12・・・4年生以上になると早くも身長差が出始めて戦術も必要になってくる。超絶スムーズなポジショニングやカウンターショットが出始め、解説のセレス氏も小学生とは思えないと評価。
続いてU-15・・・中学生以上になると、もはや完全にボクサー・・・すでに当方では女子相手でも勝てないレベル。と言うか、現役のプロでもマスなら勝てないだろうという子がちらほら。
最後はU-18・・・ここにくるとパンチ力もつき始め、上手さに強さが加わっていよいよコンプリート化。もう完全に3Rマスならプロより上の子が多数。

どの子もヘッドギアを取った途端に子供の顔が出てくるので凄い違和感・・・こんな子供がやってたのかと驚きしか無い感じ。自分らは遊び半分の空手を15歳程度に始めても早いと言われたものだが、今や小中学生のボクシングでこのレベルかと絶望しつつ・・・いよいよ競技として熟成してきた感。


Etc マネーのまなび

2022-09-23 | 日記
今回のテーマが「人生を豊かにするマネー 趣味✖マネー」って事で趣味人としては再放送ながら要チェック。

先ずは年収を超えるフェラーリという趣味を愛する普通の会社員つかぽん氏、ウイスキーや洋服などに年間200万円ほど費やす日経新聞編集長の田村氏を例に紹介。
そして30代・40代・50代と年代別に始める趣味のベスト5も興味大。「スポーツ・アウトドア」「園芸・観葉植物」「陶芸・彫刻や博物館・美術館めぐり」の3種は全年代にランクイン。ゲームやネットにアニメ等が一切入って無いのは、やはり大人の趣味ならではだろうと。
総務省調査の趣味にかける平均月額として単身世帯が33.500円・2人以上世帯が4.9300円。22歳~65歳までの趣味にかける平均総額は単身世帯が1.730万円・2人以上世帯が2.546万円。FPの山崎氏はこの3万円や4万円は趣味の総額にするべきで、1つの趣味では月額1万円程度を目安にするべきと。それ以外の人生設計や資産形成も考慮する事と注意喚起・・・我ら趣味人はココ要注意ポイント。加えて、元財務官僚でキャスターを務める村尾氏の汗だくのヨガ体験も面白かった。


ジム(Box) Queens Crest 2022

2022-09-09 | 日記
鈴木の初防衛戦という事で応援観戦。

WBO世界女子アトム級タイトル戦「鈴木菜々江 vs 黒木優子(Yuko)」
三迫・真正・Danganの共同プロモーションで、新たな女子興行がスタート。
試合はいつも通り前に出ていく鈴木と脚を使ってアウトで戦う黒木選手の構図。鈴木のプレスがどれだけ機能するか・・・全てはここにかかっている訳だが、黒木選手の徹底した準備が明確。前に出る鈴木のプレスに対し、脚を使ったポジショニングに全振りし絶対に打ち合いへと展開させない。プレスを強める鈴木に対し、通常は耐えかねて手を出してくれるタイミングに黒木選手は打ってくれない。ようやくの状態で追いつく鈴木にカウンターを合わせ、すぐにポジションチェンジしリスタートで追撃不能。このタイミングの成功率からしても、黒木選手の頭の良さとハードワークが見て取れる感じ。結局最終ラウンドまでこの展開を変えられずUD判定にて王座交代。
タイトル奪取より難しいと常々言われる防衛戦・・・やはり研究される側になり始めると、特にファイタースタイルは限界が早いのか。ただ鈴木のポテンシャルを考えたら再起に期待したいところ大。


Kick K-1GP~K-1フェザー級世界最強決定トーナメント~

2022-08-13 | 日記
久々のキックTV観戦。

「軍司泰斗 vs ファク・スアレス」「軍司泰斗 vs 玖村修平」「軍司泰斗 vs 斗麗」
当たり前ながら軍司選手が強かった。玖村選手と斗麗選手を破っての優勝だけに価値も高かったし、何よりファイトスタイルがより当方好みになっていたという贔屓も。明確な勝利の意思をアピールする"回転力”はパンチにしか出せない魅力だし、何よりラウンド数の短い立ち技はアマチュアボクシングスタイルが最強という自論だし。
今回王者となった軍司選手は23歳・・・決勝で敗れた斗麗選手はまだ19歳という若さ。玖村選手も26歳だし椿原選手も23歳。他にもフェザーだけで50人近い選手が登録されている訳で、これがK-1だけが単体で大きく興行出来てる強みなんだろうなーと。


ジム(Box)ゴールデンチャイルド133

2022-07-18 | 日記
ジムより1名が参戦。

Sフェザー級6回戦「西村直哉 vs 石井龍誠(金子)」
これが引退試合となる西村・・・当然に現地観戦へ。
序盤は静かにリードを差し合って、これはほぼ互角。決定的な差は石井選手お得意のダイレクトの左ストレート・・・これが中々外せない。3R後半からそのストレートをボディにも散らし始め、4Rにはその左ボディをアッパーで直撃されKOにてフィニッシュ。西村はカウント9で立ち上がりはしたものの、レフェリーチェックをクリアするには至れず・・・こちら的には無念だが本人の気持ちの程は如何様か。最後は恒例の定年選手の簡単なセレモニー。これは何回見ても感慨深い気持ちにさせられる訳で、むしろ年と共に余計に感動してるかも。
そして85年生まれの西村が定年を迎えるのか・・・という別の感情が生まれつつも、とにかくお疲れ様の一言。ユーリ・アルバチャコフ曰く「ボクシングは練習だけでも男を実感できる素晴らしいスポーツ」との事。今後もボクシングを引き続けて欲しいなーと。


ジム(Kick) NKBアマ興行

2022-07-06 | 日記
所属ジムから8名が参戦。

50㎏2分2R戦「緒方愁次 vs 高見海凪(LARF)」
立ち上がりの動きは悪く無い感じではあった緒方だが、相手の高見選手が強い・・・。パンチの連打からのミドルキックでTKOフィニッシュ・・・アマらしい連打と波状の攻撃で付け入る隙が無かったかなと。
55㎏2分2R戦「早川曜平 vs 荒谷壮太(アントジム)」
今回は得意の打ち合いでは無くヒット&ランでペースグリップ。対する荒谷選手は組みからの展開を試みる。最後は失速しかけたが、全体的に見れば早川の完勝。
55㎏2分2R戦「鈴木涼太 vs 西山天晴(治政館)」
得意のローとパンチで完勝を目指すも試合中に脚を負傷・・・若干手数が伸びないながらも判定にて無事に勝利。鈴木のポーカーフェイスっぷりは見事。
60㎏2分2R戦「西村拓真 vs 景山連(TeamS.A.C)」
キャリア3~4か月でのエントリー・・・まさに自分が18歳でグローブキャリアをスタートさせたのと同じくらいの無謀っぷり。かと思いきや、KO負けした自分とはレベルが違う堂々とした戦いっぷりで見事勝利。
70㎏2分2R戦「若原裕之輔 vs 浅岡ポラメイ(テツジム)」
パンチで攻める若原はコーナーに詰めてもすぐには引かず、徹底した連打でスタンディングのダウンを連取してのTKOフィニッシュ。アマ戦でダウンを取りたければパンチの連打一択である事を体現してくれたファイト。
58㎏トーナメント戦「堀井幸輝 vs 香村一吹(渡邊ジム)」
若干手数が少ないながらも堀井は最後まで冷静に戦い抜いたが、判定は香村選手に軍配。正直納得いかない部分もあるが、堀井はこれを糧にもう少しジャッジに訴求力のあるファイトを目指して欲しいと。
60㎏契約1.5分2R戦「柴田弥咲 vs パープルリエ(モリタキックボクシング)」
今までと少し違い、徹底的に前進&パンチでインファイトを敢行。もう完全に勝利だけを目指すファイトに徹して見事初勝利・・・今後は少しずつ上手さも交えていってくれたら更に嬉しいと。
69㎏1.5分2R戦「YAMAZAKI vs 博多ラーメンアガツン大将ケイゾウ」
立ち上がりの山崎は素晴らしかったが、ケイゾウ選手の迷いが無い気力全開のファイトに形勢が徐々に逆転されていく。この手の猪突猛進型が出すプレスはマススパーでは味わえないもので、一旦崩れると容易に修正が効かない厄介さ・・・山崎には良い経験になったかなと。


Kick The Match 2022

2022-06-26 | 日記
ようやく録画観戦。
キックの大興行はとにかく試合数が多いので見るのに何日もかかるのがネック。

やはり何と言っても「芦澤龍誠 vs Ya-Man」「武尊 vs 那須川天心」が要注目だったかなと。会場は凄い盛り上がりで行けば良かったかなーと少し後悔・・・特に芦澤選手はかつてのシリル・アビディ選手あたりを彷彿とさせる感じが最高だった。
キック界は"K-1vsその他連合”の図式で動いてる訳だが、今回を見てK-1以外の団体のボクシング技術がかなり向上しているなと。もうかつてほどK-1がぶっちぎり状態ではなくなってきたのがよく分かった興行だった。その内“K-1vsその他連合”では無く"K-1vsRise”や“K-1vsShoot”とか公平な対抗戦が出来るんじゃないかなーとすら。
K-1側はここ数年アウトボクシングの評価を明確に下げていて、とにかく打ち合ってKOやダウンを取る事を推奨してきた。このダウンやKOを意識過ぎている戦い方は、逆に競技レベルを下げている側面があるのは間違い無い。今回のThe Matchを見て強く感じた事は、もはやK-1と他団体(特にRise)にはかつてほどの実力差が無くなっている事。特にボクシング技術の向上が凄まじく、その点は完全に追いつかれた感があった事。そして実力が拮抗している者同士であるにも関わらず、3RぽっちでダウンやKOを狙う戦い方を強行するなんてリスクが大き過ぎる。そもそも実力が拮抗した者同士の戦いでは、KOなんて狙って取れるものじゃ無いという常識。相手が純粋に勝ちにきているのに、K-1勢はダウンやKOを意識し過ぎている・・・もはやRiseのトップ選手達とK-1勢にそこまでの差は無い。K-1側も気持ちを入れ替えて、今後は実力伯仲の相手と見なして戦う必要があるようで。そういう意味では特にK-1側にとって収穫の大きかった興行だった事は間違いないと思う。


ジム(Kick)6月興行

2022-06-24 | 日記
ジムから2名が参戦。

ライト級3回戦「蘭賀大介 vs 近藤豊仁(STS)」
蘭賀のデビュー戦。
積極的に前に出る近藤選手だが、コツコツ当てるだけでも効かせられる蘭賀の強みが出まくり。特にパンチも蹴りも直撃とはいかないながらも、組んでくる近藤選手に対して連発するヒジが効果大。まさに上々過ぎる出だし。そして2Rの中盤に蘭賀が出したヒザが近藤選手の顔面にヒットしてKOフィニッシュ・・・そのまま近藤選手を担架退場へ。野球出身者が最も多種目でパフォーマンスを発揮できると言われる所以なのか・・・蘭賀は身体の強さで間違いなく恵まれている感じ。

59㎏契約3回戦「鎌田政興 vs 都築憲一郎(エムトーン)」
今回は他団体(INNOVATION)からの都築選手と対戦。
鎌田は初回から前には出るがやはり手数が微妙・・・ただ相手の都築選手もこのリズムに付き合ってくれたおかげで明確な差は出ない。お互いに手数が少ない上にフック系が多く、ワンツーなどがあるだけで展開は全く違っていたのではとか。全体的に打ち合いになるシーンも殆ど無く、両者共に決定打が無いまま判定へ。結果はジャッジ3者が割れるスプリットドロー・・・お互いに少し消化不良かなーと。


Etc パンドラの匣

2022-06-21 | 日記
某金融機関誌に載っていた記事の一つ・・・その今回のテーマが「加齢臭」。
年齢的にかなり気になるテーマで書き残さずにはいられない。執筆は名古屋大学の池内先生というのがまた興味大。専門は天体物理学や宇宙論との事だが、最近は軍事関係で拝見する機会が多いような気がする。
本人は気づないという厄介な加齢臭。先生の臭いに対する表現が〝古本や古い油”というのが笑えるが、正体はノネナールという科学物質。毛穴の奥から分泌されるパルミトオレイン酸と過酸化脂質が反応して生成されると。男性は50歳前後で女性は閉経後に増える傾向にあるとの事だが、男性の方が臭いが強くなりやすいという恐怖。慢性的に運動が足りない人ほど加齢臭の発生が強くなりやすいらしく、昨今の在宅ワークでそれが増加される可能性が報告されているらしい。出社勤務と在宅勤務を交互に実行させて分泌量を調べた結果、在宅勤務の方が1.5倍のノネナール分泌が確認されたとの記事。確かにもはやコロナで社会生活を抑制する方がよほど健康被害が大きいのは常識になりつつある訳で・・・。加えてアントシアニンやビタミンC等の抗酸化作用や、衣服のブラッシングなどの重要性も。ただ先生は気にし過ぎるとそれがかえってストレスになり、余計に加齢臭を招く要因にもなると・・・なので多少はそれも個性として神経質にはなるなとの教え。


Inoue vs Donaire 2

2022-06-11 | 日記
知人参戦のため現地観戦へ。

Lフライ級6回戦「石垣芙季 vs 坂間叶夢(ワールドスポーツ)」
3月まで高校生ながら全日本新人王に輝いた坂間選手との対戦。
開始から仕掛けるのは石垣の方だが、坂間選手は安定したスタンスでリードをキープ。早速嫌な気配が漂い始めた中、大きくステップインする石垣にジャブを合わせて1ダウン先取。脚が揃ったところへのパンチだったのでダメージは極小に見えたが、戦術面で大きく差を付けられている事の方が重大な感じ。石垣はいつも通り左フックを中心にした攻撃パターンなのだが、早くも完全に見切られているのが見て取れる。1R終了間際には逆に坂間選手に右から返しの左フックで2ダウン目を取られる。
2Rになると石垣の攻撃パターンの少なさが明確に露呈。坂間選手は石垣の左フックに狙いを定め、ブロッキングからのリターンやステッピングからのリターン等やりたい放題。2Rにも2回のダウンを喫したところでRSC・・・TKOにてフィニッシュ。
敗因の決定打が球種の少なさかどうかは分からないが、あの地点でやれる事と言ったら攻撃パターンの変更くらいだったかなーと。石垣の復活とこの先が楽しみな坂間選手に期待。

加えてセミセミの井上拓真選手にセミの平岡アンディ選手、メインの井上尚弥選手vsノニト・ドネア選手と盛りだくさん。
ただ拓真選手とアンディ選手の試合はミスマッチだっかなと。この両者は自らの商品価値と試合を盛り上げるためにプロらしく戦っていたが、相手の方が勝つためなら他の事は一切関係無いといったプロ意識ゼロ状態。下手なアマ選手よりも観客無視の試合運びに拓真選手とアンディ選手が気の毒だったかなと。逆にメインの井上尚弥選手は大型ハリケーンのように全て持っていってしまった感。青木真也選手のセリフじゃ無いが・・・相手や状況がどんな状態であろうが、絶対に興行をまとめきる力の凄さったら。


ジム(Box) Misako Boxing

2022-06-01 | 日記
ジムから1名が参戦

東日本新人王戦Sフライ級4回戦「山本勇貴 vs 潟辺龍瑛(ワタナベ)」
入場でいきなり手間取りまくって違った意味で会場を沸かす陣営。
そしてやはり開始から仕掛けるのは山本。正面から真っ向勝負なので、サウスポーの潟辺選手の左の的になってしまうのだが・・・いつも通り被弾しても全く怯まずに前進を続けるこの山本の性格は素晴らしいの一言。下がらされるのを嫌ったのか潟辺選手が打ち合いに応じた瞬間に山本の返しの左フックがいきなり直撃し1ダウン先取。潟辺選手はこのミスを取り返すべく打ち合いに突入してしまい完全に山本のペースに・・・結果的に2重のミスとなってしまう。その1Rの終盤に山本が右フックから返しの左をボディに持っていき、この1撃でTKOフィニッシュ。山本が得意の右で終わらせず、返しのパンチで勝負するというボクシングの基本を貫徹した勝利。ただ一点だけ・・・もし相手のミスが重なるような展開が無かったとしたなら、セコンドが再三指示していた「速いワンツー」が絶対に必要になってくる点だけ今後の期待値。

他にはWBO女子世界Sフライ級タイトル戦があり、王者の吉田実代選手が元OPBF王者の小澤揺生選手に判定で敗れる波乱。オーバーペースかと思うほどのアウトボクシングを展開する小澤選手のペースが最後まで落ちないという大誤算に吉田選手の完敗。ただ今回の吉田選手のハマリっぷりはボクシング玄人ほど理解できるのではと・・・観戦した多くの現役やOBの選手が、一回こうなっちゃうと容易に修正が効かない難しさを知ってるいるんじゃないかなーと思わずにいられない展開だった。


ジム(Box) Dangan(All 4 Rounds 2022 Vol.2)

2022-05-24 | 日記
ジムから1名が参戦。

東日本新人王予選フライ級4回戦「高澤ユウスケ vs 竹野海佑(大橋)」
所属は違うジムになるのだが、普段は同じジムでトレーナー業をしてる高澤の応援観戦。
現役プロ選手が他のジムでスタッフするなんてかつてじゃ考えられなかった事だが、現代では特に珍しくも無い当たり前の時代。自分のようにキックとボクシングを同時進行してるだけでどちらからも相手にされなかった昔を思えば、ボクシング界や格闘技界で一番変わった事ってココじゃないかと思うくらいの話し。
試合はファーストヒットは高澤のボディへのジャブ。積極的に仕掛ける高澤に対して、竹野選手は19歳とは思えないほど落ち着いて軽いパンチで様子見スタイル。誤算というか意外だったのが、身長で勝る竹野選手が接近戦で上手さを見せる事。高澤は接近戦で軽いパンチを連打していく得意の展開に持ち込んでいるのだが、そこで打ち負けるというまさかの事態に。打ち負ける事で頭が右下に下がって、竹野選手の右打ち下ろしの軌道に置かれてしまう。そのままコーナーを背負いっぱなしの状態が継続され、無念の1RTKOフィニッシュ。
結果的にはとても残念だが、元々調子が良くない目を完治させる為にも一旦時間を置くのがいいのかも。相手の竹野選手は今後が楽しみな選手の一人。
他にもキック4戦無敗の石井武志選手(大橋)のボクシングデビュー戦が第5試合にあった。こちらも圧巻の試合運びで2RにTKOでフィニッシュ。自分的には少し寂しいが、旧K-1時代と違って今や世界的にも格闘技はボクシング&MMAの時代・・・キック選手はどんどん挑戦してもらいたいなと。


ジム(Box) 東日本新人王予選

2022-05-09 | 日記
この日はジムから1名が参戦。

東日本新人王フェザー級「阿部樹 vs 橋場大樹(宮田)」
阿部の念願のプロデビュー戦。
試合は硬さが見られるも脚が動いてるおかげで見た目ほど怖さは無い感じ。逆に中盤辺りから橋場選手の脚が止まり始めた事で阿部の右ストレートが当たり始める。サウスポーの橋場選手の左ストレートも当たるので展開はシーソー気味ながら、阿部にとっては悪く無い雰囲気。接近して連打を出す阿部が押し切るかと思いきや、橋場選手のスリップからの左ストレートも好印象。阿部はストレート連打一本やりなので、ディフェンスに加えて回転系のパンチも加えたいところ。ただ何よりお互いに手数を出しながらクリンチ皆無の嚙み合いっぷりが素晴らしい。結果はドローのトーナメント判定で橋場選手に軍配が上がるが、デビュー戦の阿部はフレッシュマンらしく戦い抜いたと評価したいなと。それにしてもジャッジの数だけ判定が割れるであろう大接戦・・・いつかリマッチが見たい。