最近単調な生活をしていて、ネタが特にないので、自分でお題を作ってそれについて文章を書いていこうと思う。
最初は「あ」から始まるお題。
その次は「い」。
それじゃあお題。
「アリ」
やったことがある人も多いだろうが、ご多分に漏れずぼくもやった。
アリの巣にめっちゃ水かけた。
迫り来る水に、慌てふためくアリンコたち。
やめない放水。
そのうち、そこらに出来た水溜りに浮かぶ溺死体。
その辺になったら飽きるので、ありの巣の上に砂を盛って終了。
何が面白かったのか、今になってはわからないけれど、当時はアリの巣を見かけるたびに水をぶっかけたくなったものだ。
子供は残酷である。
他にもした。
何という番組かは失念した(おそらく世界まるみえか?)が、どこかの国の原住民の人たちが、アリを食っていた。
しかもあろうことか、アリを食べての感想が
「美味しいぜ!アリはレモンの味がして最高だぜ!」というものであった。
そんな光景を見せられてしまったら、少年の取る行動というのは一つと昔から決まっている。
次の日、いつものようにみんなで外で遊んでいると、アリがいるではないか。
たくさんいるではないか。
「昨日テレビでやってたけど、アリって美味いんだぜ!」
「俺も知ってる!レモンの味がするんだよ!」
ぼくらはアリを食べた。
また、バカであるため
「うめー!アリってまじレモンの味がする!うんめー!」
とほざきまくっていた。
日本のアリがレモンの味がするわけないのだが、しょうがないのだ。
だが、二度とアリをいじめないし食べなくなる時が、ある日突然訪れる。
テレビで見てしまったのだ。
映画を。
「黒い絨毯」
内容は軍隊アリの大群が、ジャングルを闊歩して登場人物たちが襲われるという動物パニックものの映画。
幼いぼくにはとても恐ろしかった。
軍隊アリが人を襲い、彼らが通ったあとにはその骨しか残っていないのである。
トラウマにならないわけがない。
俺いっつもいじめてる!
絶対あいつらに復讐される!
次の日から、ぼくはアリをいじめなくなった。
というより、触れなくなったのだ。
少年の頃のカテゴリでは、食べられるアリも、人を食べるアリも、そこらをうろついてるアリも同じなのである。
こうして、ぼくのアリいじめは終焉を迎えた。
今はもうアリを普通に触ることは出来るし、もちろん食べたり水攻めにしたりすることもない。
別段、アリをいじめたことで生命の尊さを学んだつもりはないし、反省もしていない。
けれど、外でアリを見かけるとき、たまには思うのだ。
高校の国語の先生は、死ぬほど濃いスネ毛を生やしていたのだけれど、彼は「自分のスネ毛の中にアリをいれて、からまって動かなくなるのを見るのが楽しいんですよ」と言っていた。
たまには思うのだ。
あれよりは全然ましだよなぁ、と。
彼が死んだなら、行き先はきっとアリ地獄。
次は「い」かぁ。
なんかあるかな。
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毎日やっても二ヶ月かかってしまう!
アリかぁ~、いじめてたなぁ~。熱湯で。
あと、アリってさ、1匹殺したら、仲間がその死体をとりにくるんだよね。巣の近くだと。
そこでまた虐殺して・・・。ということもやっていたよ。
p.s.アリにはギ酸が含まれていて、それがレモンの味になるんだって!!
俺がテレビで見たやつはお尻に蜜ためてるアリだったよ。
じゃああながち間違いじゃなかったんだなぁ。