きのう、
京都大丸で開催中の
『ミッフィー展』に行ってきた。
ミッフィー誕生50周年を記念し、
今まで出版された絵本の原画を
中心に展示されている。
ミッフィーという名前で認知されだしてから
いわゆる”キャラクターもん”という
イメージが付いてしまっていたけど
それは色んなグッズが市販されだしてからの
ことだろう。
こどもの頃は”うさこちゃん”と読んでいたはず。
それもそのはず、ミッフィーの本名は
オランダ語で"ナインチェ・ブラウス"
ナインチェ=小さなうさちゃん
ブラウス=ふわふわ
なので、最初の翻訳で”うさこちゃん”
となったのは自然な成り行き。
キャラクターグッズ導入とともに
”ミッフィー”が定着してしまった。
…なんか違和感。
会場では
ミッフィー誕生から今日までの変遷を
順番に見られるよう展示してあり
原画はもちろん、下絵やスケッチなども
間近で鑑賞することが出来、大満足。
会場中ほどには作者ディック・ブルーナ氏の
アトリエが再現されビデオで
彼の仕事ぶりを見られるようになっていた。
以前、NHKの番組で
ブルーナ氏の仕事の手順は
見たことがあったが、今改めて見ても
その緻密な計算振りには感動する。
彼の手法はまさしくグラフィック・デザイナーだ。
会場内にあったブルーナ氏の言葉
「いつももうちょっといいミッフィーを描こう、と思っています。とにかくよりシンプルに。」
"よりシンプルに"って言葉、共感します。
ブルーナ氏がマティスに影響を受けていたのも
うれしかったし、納得の部分もあった。
今年78歳のブルーナ先生、長生きしていただきたい。
会場を出るとお約束のグッズコーナー
スタッフのお姉さんたちが被っていた
ウサギの耳のついた帽子などが
置いてあった。
「これって"ひびのこづえ"さんデザインだったのね。
しかし¥12,600-てー…」
ポストカードは買うつもりでいたけど
ポスターも2枚ほど買ってしまった。
会場内でざらっと目を通した図録も
今となっては買っといたらよかったかな~と後悔しだしている。
ミッフィー展今日30日まで
■ディック・ブルーナ公式サイト/ジャパン
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