旅の途中で

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最近読んだ本

2010年02月12日 23時43分49秒 | 
最近、会社近くの小さな本屋で買ったり、実家から適当に持って帰った本を読んでたんですが、今日は久しぶりに阪急梅田の大きな紀伊国屋書店に行きました。

いやー、大きな本屋って興奮しますねー

東野圭吾さんの新刊は出てるし、新参者はドラマ化されるって書いてるし、宮部みゆきさんの本が文庫化されてるし。
結局、その宮部さんの「楽園」を買いました。
・・・今読んでる本はまだ半分もいってないのに。

そして最近読んだ本です。

「朝のガスパール」 筒井康隆著

私、結構SFも好きなんですが、筒井さんの本は読んだことがありませんでした。
でもやっぱり有名な作家さんだし、一冊くらい読んでおくかと挑戦したんですが、これがかなりおもしろかったです

元々は新聞の連載だったそうなんですが、なんと読者の反応でストーリーを決めていったそうなんです。
手法だけでもおもしろいんですが、内容も荒唐無稽でかなりはまりました。

他の本にも手を出してみようかな・・・


「李謳」 高村薫著

高村さんの本は硬派なんですが、妙に読みやすいと言うか、すごくリアルな空気感で本の中にひきずりこまれてしまうんです。
この本は、大阪に住んでいる心に傷を持つ無気力な若者と、中国から来た美しい(男です)殺し屋が出会ってからの15年を描いた、壮大な物語です。
大阪弁が飛び交ってなじみのある土地名も出てくるので、大阪人の私にとっては特に読みやすかったです。

主人公の人生がとんでもなく波乱万丈で、長編映画を見ているような感じでした。


「やがてヒトに与えられた時が満ちて……」 池澤夏樹著

お話は近未来を描いたSFな内容です。
池澤さんのジャンルはSFじゃないんですが。
いつもの分野じゃないのに、ちゃんとSFしてるのがさすがです・・・

子孫を残せなくなった地球を離れて、まだ子供を産める可能性のあるわずかな人々が住む、「植民都市」(スペースコロニーみたいな感じ)を舞台にしたお話です。
ここが「世界」のすべてである植民都市産まれの人々が、旧世界の地球に想いを馳せていく様子が描かれています。

SFで社会的なテーマを扱っていてとても面白かったです。


今読んでいるのは、吉岡忍さんの「墜落の夏」です。
御巣鷹山の日航機事故を描いたルポです。
私にしては珍しく小説じゃありません・・・題材からして重い内容なのは間違いなく、最後まで平常心で読めるかちょっと不安・・・



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