麻乃はいつも 風のように走った

引退した競走馬を引き取りました。


脚を壊した麻乃は
もう二度と走れません

ハル君のお引越し

2017-08-14 13:29:29 | 麻乃

鹿児島で一緒だったあーちゃんの友達のハル君が、

宮崎の乗馬クラブにお引越ししたと

昨日、Mちゃんから写真と情報が沢山送られて来ました。

 

あーちゃんが北海道に帰ってしまい、淋しくなってしまったハル君。

Mちゃんはあーちゃんの幸せそうな様子と、

それを見て安心しきって自分の事に集中できてる私を見て、

ハル君のお引越しを考えていたそうです。

 

ただ、Mちゃんと私の違うところは

あーちゃんは養老馬なので乗れないけれど、ハル君は乗馬として乗れる馬。

私は乗馬も手入れも出来ないけれど、Mちゃんはどちらも出来る。

と言う事。

 

Mちゃんが前の所からハル君をより近くに連れて来たのは、

毎日乗って、手入れしてあげたいからだった。

もし、あーちゃんが乗れる馬で、私にも乗馬やお手入れの技術があったなら

きっとあーちゃんとの絆もより深くて、私も近くにおきたいと思っただろうな。

 

だからMちゃんはハル君を遠くに預ける時、私とはまた違った淋しさがあるのだと思う。

しかもハル君が3歳のときから6年間。

捨てられそうになったハル君を、見捨てられず引き取って

バイトを増やしながらハル君を養い続け、

二人三脚で支え合って来たんだもんね。

 

あー、まるであーちゃんとIさんの歴史みたいだ。

(あーちゃんの中では一番はあくまでもIさん

 

でも私とあーちゃんを見ていて、自分はあまり会えなくなっても、

ハル君により良い環境を与えてあげたいと思ったんだそう。

そしていよいよお引越しの日が、、。

 

馬運車に乗り込むハル君  ↓

不安で気絶寸前!!

 

2時間で宮崎に到着   もう着いたの?ちかっ!

Mちゃん曰く「50時間とかってあーちゃんが遠すぎ

           

                            あくまでもレースかとビビリまくるハル君。どんだけ嫌いなの?

         父ちゃんはあの有名なジャンポケあんたも良血馬なのにねぇ。

 

まずは皆さんと顔合わせ。

 

          

          礼儀正しくご挨拶。流石は良血馬でもレースは嫌い

 

レースはしなくて良いとわかり、だんだんリラックスするハル君

 

おお!!なんなんだ、この熱烈歓迎ぶりは

引っ込み思案で人見知りのハル君はさぞかし嬉しかっただろうな。

 

            

           早くもこのリラックスぶり。

           馬運車降りる時のハル君とは別馬。

 

放牧の後は綺麗に洗ってもらって大満足のハル君

この変わり身の早さ。 エヘッじゃないつうの。

 

            

            そうでした。 ハル君とあーちゃんは2頭でいつも

            「大食い」の座を争っていたのでした。

            若さのハルカゼVSおばちゃんパワーの麻乃

            さぁ!!首位はどっち?

            逃げの麻乃か差しのハルカゼかぁ!!!みたいな

 

移動したのが8月9日、そして昨日5日ぶりにMちゃんが

2時間かけて会いに行ったところ。。。

 

(だいたい皆にマザコンと思われたら終わりだし。。特に女子に知れたら絶望的だし。)

 

ええっ!!!  なに?なに? この冷たい態度。とショックを受けるMちゃん

 

更に追い討ちをかけるように

とやんわりと拒否のお言葉。

Mちゃん: 馬って幸せな所に行くとこんなに冷たくなるもんなの?

      あんなにベッタリでヒンヒン鳴いていたのに。。

私   : うん、まぁゲンキンな生き物だからねぇ。

     しかし、あーちゃんはまだ分かるけど、ハル君までもとはねぇ。

     「親の心 子知らず」とは良く言ったもんですワ。はい。

まぁ、あいつらが幸せならそれで良しとしましょう。と言うところで

お互いを慰めあったのでした。

 

と、折角気持ちに折り合いをつけたところにまたあーちゃんが。。

と余分な一言を。

えー、えー、言われなくても分かっていますとも。

私の稼いだお金は右から左へぜーんぶ貴女。なんの不満がありませう。

未来永劫、気合いれて貢がせて頂きますゆえご安心くださいネ!!

 

        

        Mちゃんはまだ免疫出来てないんやから

        あんたは真似せんでよろしい。