
★上海に乱立した『アヘン館』の写真です.
アヘンで廃人になりながらも止められない姿の客人と傍でもてなす女性です.
《アヘンと華やかな上海租界について》
上海の歴史に大きな影響を与えたのが「アヘン戦争」です
■租界地に住む外国人は、中国市民に「アヘンを吸うことを奨励し」、アヘン売買が蔓延っていたので、上海市内至るところに 「花煙間」 と呼ばれる「アヘン館」が沢山 できました.
■上海租界はアヘン戦争の代価に、イギリスが中国から強制的、永久的に土地を得た1842年に誕生した。アヘン戦争によって清国が敗れると、イギリスは江寧(南京)条約で、中国から買い受けた上海の土地で自国の法律を施行し、独自の習慣や文化を享受していた。これ以降の約100年が租界の時代(老上海、大上海)である。また、アロー戦争での敗北によって、その他の列強も上海に利権を持つようになった。
租界では治外法権が認められ、多数の列強の干渉と施政のもとで上海は急速に発展を遂げ、1920年代~1930年代にかけて租界は黄金期を迎えた。その後、上海に発生していた歪みや、日中戦争、第二次世界大戦によって上海租界は終わりを迎え、1946年には上海にあった全ての租界は、太平洋戦争終結によって姿を消した。