今回は、秋の山へ行く話。ただし、学校の裏山。犬男登場。謎の少女の正体判明。炭火焼ぬいぐるみ、欲しいよね。
やっぱり、日本にいるなら、山に行かなきゃダメだと思う。日本の国土のほとんどは山なのだから。関東平野は台地でガタガタだけど、山じゃない。だけど、八甲田山クラスの死ぬ山には行きたくない。もっと温暖な地域、気候で低山が良い。
でもね、山へ行っても、なんかちゃうねん。山の上の展望台や展望が良いとされる場所へ行っても、展望ができんねん。木が育ちすぎて、邪魔。見通しが悪い所ばっかり。調べてみると、いろんな地域の山でそういう状況に陥っているようだ。過去は確かに展望は良かったんだろうけど。一つは林業の衰退で、植林した木が伐採されずにそのまま放置されてしまったケース。一つは、過去に環境保護名目で小さな木を植樹して、それが成長しすぎてしまったケース。他にもいろいろあるとは思うけど、なかなか木を切れないんだよな。経済的にも社会情勢的にも。しかし、過去に登った山にもう一度登って時の流れを感じ、観光地になりそこなった様を見るのも面白いかもしれない。大自然の中の廃墟とでも言おうか。
この情報化時代だからこそ、電子化されていない場所の情報に多大な価値があるのではないだろうか。誰かが電子化していたとしても、それは断片であり、私が電子化してもそれはまた別の断片でしかない。でも、大勢の人の断片を組み合わせれば、パズルのように全体が見えてくるはずだ。そうである限り、私はまだ電子化されいない地を探し、旅する、現代の探検家であり続ける。