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夢追い人のデコボコ日誌

好奇心が旺盛だった昔乙女も落ち着いてしまいました。でも、吃驚箱の蓋を開けるようなワクワクした感覚も必要ですよね。

シロその後パート5

2006-10-11 10:06:35 | 家族
 シロが脳梗塞だとブログに載せたのは7月4日の事でした。
 あれから何度か通院して点滴を打って3ケ月と1週間が経ちました。今は通院はしていませんが薬だけ2種類もらって飲んでいる状態です。だから我家で医療費が一番かかっているのはシロです。マアシロは保険が利きませんからいたしかたないのでしょう。シロは脳梗塞の後遺症で首はまがっていますし、後ろ足が麻痺していますから寝たきりです。しかし、一時、起こっていた床ずれは少しは改善されています。
 友達が、我家の玄関に寝ているシロをみて可哀相に安楽死させたらといいました。夫は、人の家の犬をなんていうことを言うのだと憤慨していました。シロが苦しんでいるのならまだしも食欲もあって落ち着いているのだから、と言うのが夫の意見です。でも、その友達は猫で悩んでいるのを時々言います。ある時、野良猫とばっちり目が合ってしまったそうです。それから、友達は食事を供するようになりました。勿論ノラだからパッと飛びついて食べることはしません。食事を遠巻きに見つめながら隙をうかがってじりじりと近づいてきて食べるようです。友達は決まった時間に必ず用意をします。ところがノラちゃんのほうがその日の気分によって来たり来なかったりと友達を悩ませます。ある種のストレスともなっているようです。そんな性格のノラちゃんならこちらもそういうように付き合えばいいのにといい加減な私は考えます。しかし、友達は律儀ですから。一度食事を供したら責任をもって、それが友達の持論のようです。
 我家のシロにもどります。シロはは大小便をしたら敷いてあるパッとを早く取り替えろと言わんばかりに啼いて訴えます。それととても食欲があるのでお腹がすいたとき訴えます。晩秋ともなると朝晩は冷えます。今はシロは毛布をかぶって寝ています。

特大の水密

2006-08-30 22:36:34 | 家族
 両方の指で輪を作っても入らない大きな水密、2個で680円を店先で見つけました。
 水密大好きな私です。余程買って帰ろうかと思いました。しかし、これを1個食べた場合の満腹感が頭をよぎり買うのを止めました。
 昔、小学生だった息子が顔を赤くして帰ってきました。そして、両手を大きく広げて言いました。
「お母さん、桃ってこんなに大きいんだもね。ボクがそういうと皆が笑うんだもの」
 息子は心外だというようにいいました。
「だって、赤ちゃんが入っていたんでしょ。川をドンブラコドンブラコって流れて来たんだもね」
 息子は、小さい時に聞いた桃太郎のお話を信じていたのです。
 その時に私がなんて答えたかは忘れています。
 息子は生意気な顔をして親を注意するような年齢になりました。

知床 民宿(鷲の宿)

2006-08-20 19:42:53 | 家族
 民宿「鷲の宿」を見つけたのは”じゃらん”でした。
 宿泊費は確か6,7千円だったような気がします。前にも書きましたが沢をずーと下って行くと古い佇まいの一軒屋だったのです。立派なホテルを想像していたわけではないけれど驚きました。その宿に着く前に新築したばかりのペンションを見せていただいたばかりでした。木目が活きるように設定されたペンションは木の香りがただよっていました。近代的な部屋ごしらえに新しいベッドに糊の利いたシーツ、食堂にはコーヒーの香りが漂い磨きこまれた食器類が並んでいました。
 こんな所に泊まれたらいいね、なんて話していてそこを後にしたばかりです。
 目の前に建つ、民宿はペンショントとあまりにギャップがありました。そして通された部屋はぼっとんトイレの隣でした。部屋の裏は山の斜面が見えました。窓からは日が差さず暗くてじめじめしています。
 幾度、入らなければ良かったと後悔したことでありましょう。しかし、夕餉の食卓でその気持ちが払拭されました。矢張り、私は食べ物で気持ちが変わるのです。なにものも食べるものの魅力には叶いませんでした。
 大きいキンキが1匹、毛蟹が1匹、イクラが丼に盛られ、それに刺身です。
 民宿のおかみのご主人が舟に乗る漁師ということもあって、舟で水揚げされたものがその日の食卓に上るのです。丼の中のイクラも美味しかった。
 このイクラは売っていて東京から注文があると言ってました。

 おかみから伝授されたイクラの作り方

 目の荒いザルか餅焼き網かテニスのラケットを用意します。
 ボールに塩水を入れて網をボールの上に置き編みの上にイクラをおいて手のひらでこすります。
 ボールの中にばらばらになったイクラが落ちます。
 イクラをザルに揚げます。
 イクラを入れ物に入れてかぶるだけの生醤油を入れます。
 生醤油につけてあったイクラを30分後にザルに揚げます。
 ザルごとビニール袋をかけて一晩常温におきます。
 あとは密封容器に入れて冷蔵庫に入れます。


 
 

知床が世界遺産になって

2006-08-19 06:22:38 | 家族
 息子達がお盆の休みを利用して知床に出かけるのはこの何年か恒例になっています。
 私たちが行ったのは数年前でした。その時に泊まったのが〝じゃらん”で見つけた民宿でした。ある沢を下っていくとありました。古びた1件や、その民宿の前にたった時のあの時の気持ち今思い出しても複雑なものがありました。
 入るべきか別の宿を探すべきか。
 それでもチャイムを押しました。通された部屋が1階の奥トイレの隣だったのです。今、私たちは文明になれています。トイレはもちろん水洗です。隣から臭う田舎の香水にはちょっとばかりへきへきしました。おまけに後は山です。うっそうとした森林になっているために暗くてじめじめしていました。
 民宿のお上さんはそれは気持ちのいい人でした。
 食事は普通の居間で同じテーブルを囲んで食べるのでした。
 ここのおかみや雰囲気に誘われてか1度宿を取ると毎年来る人はいるようでした。それに知床の動物の生態を撮り続けるカメラマンが長逗留しているとのことでした。あの時は沢に泳ぐ魚を狙って梟が羽を広げる様のをカメラマンは狙っていました。夜な夜な投光機をつけてカメラマンはシャッターチャンスを狙うそうです。そのカメラマンはセミプロのようでした。私たちはその人の写真のページをどこかの雑誌で目にしているとのことでした。
 民宿のおかみはとても話好きの人でした。数年前に熊がこの民宿に降りて来た時のお話をききました。この続きは又後の機会に。

画像をクリックすると大きな画像が出ます。


シロを病院に連れて行って気にかかったこと

2006-08-14 18:06:50 | 家族
 シロは相変わらず寝たきりです。しかし、食欲はあります。そして、何か判らないのですがワンワン吠えて自分を主張します。寝たきりなのでこの頃は床ずれが化膿したりして傷になっています。だからか俯けに寝かせても直ぐに寝返りをうってあおむけになります。

 シロに飲ませている薬が切れたのでしばらくブリでシロを病院に連れていきました。すると先生の言葉、「シロちゃんはまだ頑張っていたんだ」、私「食欲があって生命力が強いですから」 、夫あとで「あの先生はなんて失礼なことをいうんだ」、そうですよね。これが犬だから問題にはならないけれど、人間なら人権問題ですよね。
 もう一つ床ずれにつける薬を請求していただいたこと、人間なら黙っていても化膿してる所につける薬は下さいますよね。私たちが貧乏だと思ったのかしら。

 心が温まったこと。ある人が自宅の玄関に倒れていた小鳥を連れてきたことです。小鳥は雀よりふた周りぐらい小さかった。小鳥名は目白だということだ。玄関の戸にぶつかったのか小鳥の脚は折れていた。その人はそのままにしておくのが可哀相で市役所に電話をかけた。市役所でこの病院で診てくれると聞いたという。それでも経費は自分が払ってもという気持ちがあるのがわかった。病院では全快した時点で大空に責任を持って放すといって料金の請求はしなかった。その人は安心したような顔で帰っていった。私は小鳥が全快して大空に飛べるを願った。

シロのその後です

2006-07-17 09:50:59 | 家族
 シロのために沢山のコメントをありがとうございました。
 上を向いて寝たきりだったシロも横座りが出来るようになりました。
 
 一時はうなったり吠えたりして苦しがっているシロでした。頭が床ずれになって膿みだして蛆がわきました。そんな姿を見るのもせつないものでした。生かしているのもかわいそうとは思ったこともあります。それでも病院で患部の毛を刈ってもらいました。家では蝿を寄せ付けないようにしてこまめに敷物を変えました。そのうちに横座りするようになって扇風機で風を送ってやると患部も乾いてきました。

 食事は流動食のカロリーメィトでしたがこの1,2日魚肉の缶詰めを少し食べさせています。
 自分で動くことは出来なくても食欲だけはしっかりとあるようです。食事を持ってきたと感じた時は頭をあげて大きな目でじっと私たちをみます。前から目が大きくて美形でしたがこの頃は邪気が抜けて尚可愛い感じになりました。

 シロを通して自分の生を思い通りに出来ないで生きるものの悲しみを見ているような気がします。

シロによせて

2006-07-04 22:45:04 | 家族
 シロの年は18歳です。
 犬としての年齢はいくつなのかうかがい知ることはできません。
 シロがこの間からおかしくなりました。私が散歩に出る前には首を横にかしげているように感じました。私が散歩から帰ると夫がシロのそばにいました。シロは夫が支えていないと立つこともできないようでした。立とうとしてもがいては頭から回転するのです。何度かそんな状態が続き、横たわって静かになりました。よくシロを見ると、体は動かなくても目だけはぐるぐる動いていました。そして首が斜頚になっています。
 病院に連れて行くのに車に乗せるのも大変でした。甘えん坊の癖に触られたり、抱かれたりすると大げさな声をだすシロです。
 診断は老齢による脳の損傷ということでした。人間で言うと脳梗塞のような状態ということです。その特徴として目がぐるぐる動くことと、首が斜頚になるということでした。それでバランス感覚が崩れて立つことが出来なく、目が動くので車酔いの状態のようにはいたりする事もあるそうです。
 老齢によるものだから脳の状態は改善されない。しかし、2,3週間で立つことが出来るようになるとのことでした。そして、又、そんな状態を繰り返すこともあるとのことでした。
 前の日から食事も取らないので点滴をしてくれました。そして栄養状態を考えて何日かに1辺点滴に通ったらいいということでした。
 そして、かまわなければ寝たきりです。人間のこん睡状態のように見えます。それなのに夫や誰かがそばに行くと大きな声で吠えて壁をがりがりと引っ掻きます。
 夫に甘えているのかもしれません。
 シロを見て人間の終末を想像しました。
 私たちも老いていくとこのようになるのでしょうか。他人事(他犬事)ではありません。

 信心をしていた母の言葉を思い起こします。

 生きとし生けるものを生かしたまえるみおや神
 我が生きるは我が力ならず