北海道の大地が揺れた!!
平成18年10月26日夜。北海道の大地が揺れた。
日本ハム、44年ぶりの日本シリーズ優勝の瞬間である。
リーグ優勝に続いて、またまたヒルマン監督の「シンジラレナーイ」がファンの声と共に球場内にこだました。
斯界における日本シリーズの優勝が斯くも至難の事柄かを物語っている。まさに幸運の女神が日本ハムに微笑んだとしか言いようがない。
鉄壁の守備陣、知恵と技の投手陣と打者陣。いずれも優劣をつけ難い両チームであったと実感している。どっちが優れてどっちが劣っていたなどという単純なものではない。私は両者に満腔の賛辞を贈りたい。第5戦、9回表、森本外野手が捕球した瞬間、これまで拳を握り、肩を怒らせて観戦していた私の目頭は熱くなっていた。男の戦いとはこういうものか。そんな感動に胸がきゅんと締め付けられたのだった。ヒルマン監督の心の広さ、落合監督の冷徹さ、加えて今期で球場から去って行く新庄選手の活躍と彼に対する僚友の選手たちの温かい思いやりetc。
わたしは、それほど野球が好きという訳ではなかった。日本ハムが北海道にやってきたとき、一寸気持ちが動いたくらいだった。それが、リーグに勝ち抜き、日本シリーズに突き進んだところで、野球の虜になってしまった。これからも日本ハムを応援していくことだろう。これは、野球だけのことではない。
一年の半分は雪に埋もれて生活しなければならない北海道人にとって、屋外でのスポーツを初めとする諸活動は、ハンディが多すぎる。さなきだに政・財界からは沖縄と共になおざりにされている感が強い北海道である。常に閉塞感が纏わりついていると言っても過言ではあるまい。そんなとき、駒沢大付属苫小牧高校が甲子園球場で全国高校野球優勝2連覇を果たし、あまつさえ、今回、日本ハムが日本リーグ優勝を成し遂げた。これらのことは、必ずや低迷する北海道経済の活性化に資するものと自分勝手に考えている。願わくば、サッカーのコンサドーレにも頑張ってもらってJ・1に昇格し、優勝の栄冠を手にして欲しいものである。(一寸欲張っているかな?)
全道の野球ファンのみならず、私のような俄かファンにも夢と感動を与えてくれた日本ハムに対して、その感激を抑えきれずに、長々と駄文を弄してしまったことをお詫びして本稿を閉じます。
(’06.10.26.EPOC会員 雨宮)
平成18年10月26日夜。北海道の大地が揺れた。
日本ハム、44年ぶりの日本シリーズ優勝の瞬間である。
リーグ優勝に続いて、またまたヒルマン監督の「シンジラレナーイ」がファンの声と共に球場内にこだました。
斯界における日本シリーズの優勝が斯くも至難の事柄かを物語っている。まさに幸運の女神が日本ハムに微笑んだとしか言いようがない。
鉄壁の守備陣、知恵と技の投手陣と打者陣。いずれも優劣をつけ難い両チームであったと実感している。どっちが優れてどっちが劣っていたなどという単純なものではない。私は両者に満腔の賛辞を贈りたい。第5戦、9回表、森本外野手が捕球した瞬間、これまで拳を握り、肩を怒らせて観戦していた私の目頭は熱くなっていた。男の戦いとはこういうものか。そんな感動に胸がきゅんと締め付けられたのだった。ヒルマン監督の心の広さ、落合監督の冷徹さ、加えて今期で球場から去って行く新庄選手の活躍と彼に対する僚友の選手たちの温かい思いやりetc。
わたしは、それほど野球が好きという訳ではなかった。日本ハムが北海道にやってきたとき、一寸気持ちが動いたくらいだった。それが、リーグに勝ち抜き、日本シリーズに突き進んだところで、野球の虜になってしまった。これからも日本ハムを応援していくことだろう。これは、野球だけのことではない。
一年の半分は雪に埋もれて生活しなければならない北海道人にとって、屋外でのスポーツを初めとする諸活動は、ハンディが多すぎる。さなきだに政・財界からは沖縄と共になおざりにされている感が強い北海道である。常に閉塞感が纏わりついていると言っても過言ではあるまい。そんなとき、駒沢大付属苫小牧高校が甲子園球場で全国高校野球優勝2連覇を果たし、あまつさえ、今回、日本ハムが日本リーグ優勝を成し遂げた。これらのことは、必ずや低迷する北海道経済の活性化に資するものと自分勝手に考えている。願わくば、サッカーのコンサドーレにも頑張ってもらってJ・1に昇格し、優勝の栄冠を手にして欲しいものである。(一寸欲張っているかな?)
全道の野球ファンのみならず、私のような俄かファンにも夢と感動を与えてくれた日本ハムに対して、その感激を抑えきれずに、長々と駄文を弄してしまったことをお詫びして本稿を閉じます。
(’06.10.26.EPOC会員 雨宮)