こんにちは
美瑛（びえい）の吊り看板も最終回になりました。
美瑛は北海道の真ん中あたり、上川盆地と富良野盆地の間の丘陵地にあります。
作物やお花が区分けして植えられている、美しい色彩のパッチワークの丘が人気
の観光スポット。
今日は、そのパッチワークの丘をデザインに取り入れた吊り看板をいくつかご紹介
したいと思います。
下の写真は、美瑛のパッチワークの丘のなかの「四季彩の丘」。
（Ｙａｈｏｏ画像より）
わたしが趣味の吊り看板の写真を撮りに出かけたのは去年の11月初め。
美瑛はすでに寒く、パッチワークの丘などの観光はシーズンオフで残念ながら
見ることはできませんでした。
下は、小さな校舎のように可愛い、石造りの美瑛駅舎。
かなり降っていた雨やみぞれも日暮れ前には止み、ほんのりと夕焼けになった頃。
パッチワークの丘を自転車の車輪に取り入れた吊り看板です。
立ち木は名物の「ケンとメリーの木」のようです。
ちゃんとサドルのバネまで付いているんですよ。ペダルも。
このお店は貸自転車屋さんで、民宿（後ろの看板）と兼業です。
美瑛の丘観光は、サイクリングで回る人も多くて、そのためのサイクリングマップ
もあるそうです。
同じ吊り看板でも、空の様子によって印象が変わるのをお見せしたくて。
天空を走る自転車のように。
下の吊り看板は、ステンドグラスに描いたパッチワークの丘。
ステンドグラスの吊り看板は初めて見ました。とても珍しいのです。
光の関係で、逆から撮った写真のほうが綺麗でしたので。店名が逆さに。
上に付いているワイヤーの山並みはきっと十勝連峰なのでしょう。
この看板も、空が夕焼けになったりすれば印象がずいぶん変わるでしょうね。
この看板もパッチワークの丘です。
翌日の朝起きたら、雪が積もっていました。 早々に帰ることに。
下の写真は、雪が積もった美瑛駅前。
駅の傍にも吊り看板。夕べはこの辺りで日暮れてしまって、翌日に残した分です。
このお店も貸し自転車店のようです。
鉄製（？）の四角い枠の中に、太いワイヤーでパッチワークの丘やケンとメリーの木
、そして自転車が。
空の色がグレーなのがほんとうに残念。青空や雲が透けて見えれば面白い効果
が出ているのでしょうに・・
下も駅の近くにあった吊り看板。 しっかり雪が積もっていました。
実は、雪が積もった吊り看板は初写真なんです。
太い鉄の四角棒だったから雪が乗り易かった。 ラッキー！
ここは美瑛の観光案内所のようです。
鳩でしょうか、クローバーをくわえていて、子供が下にいるんですね。
ステンドグラスのパッチワークの丘やスズランの花。
スズランもたくさん咲くのでしょうね！
吊り看板って、お店の軒先に小さなアートを吊り下げている感じで、そんなの
が幾つもあると、街歩きが楽しくなりますし雰囲気も和らぎます。
とくに、この「美瑛の街と装飾吊り看板」の（１）でご紹介した理髪店の看板などは
とても面白い工芸作品みたいでした。
吊り看板というのは、機能的には無ければ無くても済むものなんですけど。
でも、プラス・ワンの余裕がわたしはやはり好きで。
日本の街角にもそんな吊り看板の文化が展開してゆくといいな、と願いながら記事
を書いています。
わたしは、明日からまたしばらく旅行に出ます。
次回のブログ更新は少し遅れるかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたしま
す。ｍ（ _ _ ）ｍ
寒さが続きますけど、皆さん風邪を引かないようにくれぐれもお気をつけくださいね。
