こんにちは
寒波がやってきて急に寒くなりました。
昨日テレビでナイアガラの滝が寒波到来で完全に凍っている映像を見て、その景
観のすさまじさに思わず寒気が。
ニューヨークもハドソン川が凍って、冷蔵庫の中のほうがよっぽど温かく感じるとか。
スケールは違いますけど、東京近郊も１０日から急に冷え込んできています。
みなさん、お元気でしょうか。
今日は美瑛の吊り看板、二回目です。
去年１１月初めに、趣味の吊り看板の写真を撮るために北海道の真ん中あたり、
美瑛（びえい）という街へ出かけました。
こんな可愛いい看板がありました。
背景の空にもご注目くださいネ。
下のクリーニング屋さんの吊り看板もなんとなく可愛いくて。
洋服を囲んでいる鉄の棒が、仕上がった服の上からかかっているビニールカ
バーを表しているようで、なんとも日本人らしい丁寧な律義さを感じますね。
まさに洋服を吊るして吊り看板に。
雨のち、みぞれ、のち晴れ、のち少し夕焼け、翌日雪・・どんだけ～っていう目まぐる
しいお天気の変化。 このときはみぞれ。
上は写真館の吊り看板です。
真ん中の撮影中の図柄が墨絵のように濃淡でぼかしてあって、セピア色に変色し
た昔の古い記念写真みたいで、面白い効果が出ていると思いました。
ＰＨＯＴＯ ＳＴＵＤＩＯの英文字も、文字があまり目障りにならないように、撮影中の
図柄だけに眼がゆくように工夫されています。
上の看板は、１１月２４日の美瑛の記事にも載せたのですけど、アンコール。
てっぺんに、ラッパを吹く白い天使が乗っているのがお分かりでしょうか。
なぜかヨーロッパの薬局の吊り看板にも、よくラッパの天使が乗っています。
この吊り看板を製作した人もそれを参考にしたのかもしれませんね。
薬局のイメージにふさわしく、オーソドックスでしっかりした看板で、尚かつ街並に
似合っていて素敵でした。
下の印刷屋さんの看板も素敵でしょう？
金色の羽根が二枚交差しています。陽に当たるとキラキラして綺麗でしょうね。
空が透けて見えますので、空の変化とともに吊り看板の雰囲気も変わります。
四時頃になりますと美瑛はもう日没時。
それにしても美瑛町の吊り看板の自由な発想には感心するばかり。
製作した人たちがドイツなどのように職人さんたちではなく、工芸のアートに精通し
ている人たちだということが容易に想像できます。
どちらにもそれぞれの良さがあるのですけど。
素敵な吊り看板がかかっていますと、街歩きも楽しくなりますよね。
大通りは相変わらずわたし以外に人は歩いていなくて・・
寂しい旅の空。 美瑛駅前にて。
今日の夕食はこのお店に決めました。
温かいコーヒーでホッと一息。 
熱いポトフ―で、冷えきっていた身体が芯から暖まりました。
美瑛産のジャガイモやキャベツ、かぶ、長ネギなどのお野菜が濃厚で甘味があり、
関東の淡泊なお野菜とはやはり違います。
あまり辛くないマスタードをたっぷり付けて。
丸々肥った手羽元はフォークを入れるとすぐにほどけるほど柔らかい。
食べきれないほどの北海道パワーを頂きました。
はるか見知らぬ土地の小さなお店の片隅で一人食事をするのも・・悪くない。
案外、思い出に残るヒトコマかもしれません。
さて、次回は美瑛の吊り看板の最終回の予定です。
美瑛の観光スポットであるパッチワークの丘を、工夫して小さな吊り看板の中に入
れたものがいくつかありましたので、ご紹介したいと思っています。
お楽しみに～
