ドイツ・マイセン窯の磁器

2012-12-14 23:50:10 | 旅行 ・ 装飾吊り看板

 

    

  こんにちは、ご無沙汰していました。

  総選挙のボランティアでちょっと不規則な生活をしているうちに風邪を引いたようで、

  今朝から喉が痛くなり・・

  ご縁があって、よその選挙区に出かけてお手伝いをしていますので、気づかぬうち

  に無理をしていたのかもしれません。

  今日は家にいて、暖かくして綺麗なものを見たり音楽を聴いたりしながら、少し自分

  の気の流れを変えたいと思います。 

  感情の渦の中に居過ぎたような気もします。

 

  2009年にドイツ東部のマイセンにある国立マイセン磁器製作所を見に行ったとき

  の写真をご紹介したいと思います。

  工房と共に3000からの作品が展示されていて、圧巻でした。

 

  「西洋白磁の頂点に君臨する名窯」と言われるマイセン。

  ヨーロッパでは最も古く、約300年前の1710年に始まりました。

  下の写真は、作品を展示している国立マイセン磁器製作所の正面入口です。↓

  マイセン窯は国立なのでした。

  

      

 

  以下、ギャラリー・ケースに展示されていたマイセンの小品をいくつか選びました。

 

      

   

  ↑ 写真かと思うほど写実的ですけど、筆で描いた絵です。

  お花が立体的に見え、薄い花びらのそれぞれの質感も素晴らしく出ていました。

  お花が香ってくるようでした。

  ↓ 当時ヨーロッパの王侯貴族の間で大流行していたロココ調の装飾。

  

     

 

  東洋から白磁が渡ってきて、17世紀当時の西洋社会では、白磁は憧れの芸術作

  品だったそうです。

  各国の王様たちが競ってその製造開発に乗り出したのです。

  ということは、製法は秘密だったのでしょうね。

  なかでも、ザクセン公国のアウグスト強健王が命じていち早く製造に成功したのが

  このマイセンで、ここから西洋磁器の幕が開けたのでした。

  当時ヨーロッパに渡っていた、日本の伊万里焼や有田焼の酒田柿右衛門の作品か

  らも影響を受けているそうです。

 

     

 

     

 

     

 

  置物やお人形もたくさんありました。

  マイセンの特徴はもちろん造形の技術も素晴らしいのですが、なんといっても色彩

  の美しさと、てらっと光った表面の艶にあると思います。

  その艶っぽさは官能的な感じさえ受け、どの製品も存在感抜群でした。

 

     

 

     

 

     

 

     

 

   ↓ 下は、マイセンのロゴマークの変遷です。

  双剣が交差している有名なデザインなのですけど、下へゆくほど新しいそうです。

  マイセンの製品には、食器ならば大体裏側にこの双剣が小さく描かれています。

  でも、偽物もたくさん出回っていますので、要注意!とか。

 

     

 

  マイセンの現代物のなかで代表的な作品に、「アラビアン・ナイト」シリーズがある

  そうです。

  わたしは、残念ながら「アラビアン・ナイト」シリーズを見ることができず、写真があり

  ませんのでYahoo画像からこの一枚を引用しました。

   

          

 

  陶板画だそうですから、額に入れたりして飾るのですね。

  ディズニーのアニメ映画「アラジン」の「A Whole New World」の曲がこの素敵

  な陶板画によく似合うと思いましたので、YouTubeから引用してみました。

  この曲は、アラジンが空飛ぶシーンで流れ、アカデミー賞歌曲賞に輝いた曲です。

  きっとご存知のかたも多いことでしょう。

 

  マイセンの綺麗な画像を楽しみながら過ごしているうちに、わたしの風邪も治りそ

  うな気がしてきました。  

 

      

       
                ( http://youtu.be/kwqhc8F4Sq8 )
[KatyupityuさんのYouTube投稿から引用しました。お礼申し上げます。MARIKO]    

 

 

                           

 

 

 

 

       

 

 

    

 

   

 

 


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