こんにちは。
アルパという楽器をご存知でしょうか。
日本ではマイナーな楽器なので、ご存知ないかたのほうが多いと思うのですけど、ラテンハープ
とも呼ばれている、ハープに似た大きな楽器です。
スペイン語ではハープのことをアルパと言うそうです。
主に、ラテンアメリカのパラグアイやペルー、メキシコ、ベネズエラなどで演奏されています。
今日は、アルパ奏者の上松美香(あげまつみか)さんの演奏を下に載せましたので是非お聴き
になってみてください。
「風」というタイトルの、素敵な演奏曲です。
実は7年ほど前に一度、上松さんの生演奏をコンサートで聴いたことがあります。
その時の曲目は、Tesorito、コンドルは飛んでゆく、牛乳列車、コーヒールンバ、光の記憶。
演奏者の激しく速く動く指に感心し、36弦を指の爪で弾いているそうなのですけど、なるほど
ラテン音楽に似合う音色・・と聴き入り、印象深い演奏でした。
上松さんは、ご実家が長野県で楽器店をやっており、お母さんもアルパ奏者ということで、ご自身
も演奏者になられた、ということでした。
そんな特別の環境でもなければ、なかなかこんな珍しい楽器を弾くようにはならないでしょう、と
思っていたのですけど、なんと日本には「全日本アルパコンクール」があり、毎年千葉県で開催さ
れているのだそうです。今年は11回目。
今年、偶然にそのコンクールをテレビで観て、びっくりでした。そんなに日本で広がっていたとは。
最後に、参加者全員だったと思うのですけど、アルパの大合奏を聴きました。
上松さんはそのコンクールの第二回目の優勝者です。
「風」
↑上の写真は、スペインのバルセロナにあるグエル公園で聴いたアルパです。
西洋楽器のハープとは違って、このように屋外で気軽に大道ライブなどもする庶民的な楽器の
ようです。
余談ですけど、背後にある象の脚のような気味の悪い柱(個人的な感想)は、サグラダファミリア
を設計した建築家のガウディのデザインによるものです。天井はカエルの卵の群生でした。
ずいぶん以前にこのブログにも載せましたけど、グエル公園は、タイル張りの巨大トカゲがいたり、
ガウディがノリノリで楽しく創作したという、天才の夢想公園でした。
お天気予報によりますと、今年は秋が深まるのはゆっくり、ということです。
皆さん、いい秋の日をお過ごしください。
アルパのお話でした。
もうすぐハッピー・ハロウィーン~♪