MARIKOのため息でッす
2006年トリノオリンピックでゴールドメダリストになった荒川静香さんは、現在アイスショーを中心に、
精力的に活躍なさっています。
一度だけ荒川さんのスケーティングを観たことがあります。
トリノオリンピック直後、東京の有明コロシアムでアイスショーが開催され、金メダルほやほやの荒川さん、
その他に男子金メダルのプルシェンコ、安藤美姫さん、高橋大輔君などが 出演していました。
アイスショーの会場って暖房が効かないので、まだ寒い3月、コートを着て毛布を借りて観覧したものです。
荒川さんはブルーの衣装で≪ユーレイズミーアップ≫を滑り、その時の印象では、ゴールドメダリストに
なったばかりの華やかなアピールもさほどではなく、地味で控え目な人のように見えました。
ところが、プロに転向した後の荒川さんの活動ぶりを見るにつれ、彼女はパイオニア(開拓者)なんだと荒川
さんへの見かたが変わりました。
ゴールドメダリストとはいえアメリカでは無名に近いご自分を売り込むために自身の写真の入ったチラシを
配って回り、こつこつと観客を開拓していった荒川さん。
その後次第に日本でもアイスショーが話題になり人気を呼ぶようになってきました。
荒川さんがプロデュースを手がけることもあるそうです。
彼女が歩いた道は後進があとから進む道にもなるはずです。
日本悲願の金メダルをとって今日の日本のフィギュアースケート繁栄の起爆剤になったのも荒川さん
でした。
毎年、グランプリ・シリーズは出場者の成績によって男女それぞれ上位6名がファイナルに進むこと
ができますが、今年は日本勢がその半数にのぼる勢いです。
踊りから舞いへ・・
源氏物語の中の≪夕顔≫をフィギュアースケートで表現しています。
≪夕顔≫は17歳の光源氏とお互いの素性を隠したまま愛し合い、間もなく亡くなってしまう、
佳人薄命と言われる人です。
フィギュアースケートの可能性を開拓しようとしている荒川さんの意欲を感じさせる作品だと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=jigynilIPDY
(荒川さんの画像はウィキペディアより引用しました。)