こんにちは
昨夜(12月14日)は双子座流星群が見られるというので、六本木ヒルズ屋上の展望台に大勢の人
が集まって夜空を見上げている様子がテレビでニュースされていました。
寒さの中で夜空の空間をじっと見つめていた人たちから、一瞬歓声が上がりました。
そういえばこの夏、星の大三角を見つけたいとブログに書いて、毎日夜空を見上げていたのです。
大三角どころかいつも曇っていて、星のきらめく夜空自体がありませんでした。笑
そのうちに諦めて。今年の夏は雨の日も多かったですし、残念。
本場ヨーロッパのX’マスは、肝心のキリスト教会は、総じてデコレーションは質素。
カトリック総本山のバチカンのサン・ピエトロ寺院でさえも、寺院の前の広大な広場に、イエス生誕
の馬小屋のジオラマと、一色か二色のイルミネーションのモミの木が一本立っているだけでした。
静かに生誕をお祝いしているのでした。
街のクリスマスの飾り付けは、ロシアが群を抜いて素晴らしかった。
美しさは、ロシアが断トツでした。けばけばしくなく、クラシックな美しさ。
見たこともないようなクリスマスシンボルがあちこちに飾られていました。
↓下は、ロシアのサンクトペテルブルクのクリスマスの飾りもの。凍るように寒い街。
↓完全に夜になりますと、灯りが増え、浮き上がりました。
↓下の街灯は、サンクトペテルブルクを流れるネヴァ河の橋の上。河は氷になっています。
この街灯が長い橋の上に等間隔にたくさん並んでいて、風が吹くとネックレスのようなこの飾り
が煌めきながらいっせいに揺れるのです。その光景は息を呑むほど美しくエレガントでした。
バスの中から何度もシャッターを切った中で、この一枚だけがブレずに写ってくれていました。
↓下は、サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館の中から外を撮りました。
目の前は凍ったネヴァ河です。河に沿って続く枯れ木の街路樹に白いイルミネーションが弾ける
ように点滅していて、シャンパングラスが並んでいるみたいでした。
↓モスクワのクレムリンの前のクリスマスツリー。
周りの風景に溶け込んでよく似合っていました。
ツリーの右側の建物がクレムリン。建物はまだまだずっと長く、壁のように続いていました。
ツリーとクレムリンの間を奥へ行けば赤の広場に入ります。
ロシアはソ連だった69年間、共産主義国家つまり無神論の国家でしたので、もちろんキリスト教
の信仰は許されていませんでした。なので、国民はクリスマスツリーも飾りつけも一切やったこと
がなかったそうです。
なのにどうしてどこの国よりも美しくクリスマスを演出できるのか、この美意識はDNAなのか、
それだけの美の伝統があるからなのか、不思議でなりませんでした。
もちろんクリスマスだけではなく、個人のお洒落も流行を追っているのではなくて、個性的。
それぞれが自分らしいお洒落を楽しんでいるといった感じでした。
お洒落も、ソ連時代は禁じられていて、女性も人民服に近い服装で過ごしていたというのに。
これからまた旅行に出ますので、しばらくブログはお休みさせていただきます。
今回は、フランス、ドイツ、スイスの国境が寄り合っている辺りの田舎のクリスマス巡り。
この地方には装飾付きの吊看板もたくさんあるそうですので楽しみです。
またブログにアップできたら、と思っています。
↓下の二曲は「MARIKOのお喋りタイム♪」からのささやかなX’マス・プレゼントです。
よろしければお聴きになってください。
アイルランドの女性歌手、エンヤ。
エンヤ「The Spirit of Christmas Past」
イエス・キリストの生誕を祝う讃美歌。日本では「天には栄え(あめにはさかえ)」。
「キリストがベツレヘムでお生まれになった」と祝っています。
エイミー・グランド「Hark!The Herald Angels sing」
では皆さま、楽しいクリスマスをお過ごしください!