ドイツ・フランクフルトの街と装飾吊り看板(1)

2016-04-22 21:56:11 | 旅行 ・ 装飾吊り看板

 

  こんにちは

  被災地にボランティアの援助や物資などが届き始め、ようやく明るい兆しが見えてきました。

  これ以上、大きな余震が起こらないことを祈るばかりです。

  被災地の皆さん、お疲れとお察ししますけどどうか頑張ってください。

 

 

  今日は、ドイツの中西部に位置するフランクフルトへご案内します。

  フランクフルトといいますとソーセージを連想しますけど、この街が元祖です。

 

  実は、フランクフルトは観光地としてはあまり有名ではなくて、むしろヨーロッパの金融市場

  を動かすビジネスの街としてたいへん有名な街。

  ユーロを発行する欧州中央銀行の本拠地でもあります。

  

  また、世界最大級のハブ空港であるフランクフルト空港がありますので、観光客も仕事で行く

  人もほとんどが首都ベルリンではなくフランクフルトに飛んで、そこからドイツの都市や近隣

  の国に向かいます。ここはヨーロッパの交通の重要拠点です。

 

  ↓下の写真はフランクフルトの街。  

           

 

  第二次大戦の空爆でフランクフルトは壊滅状態になり、戦後建て替えられて近代都市に生まれ

  変わったのですけど、まるで奇跡のようにわずかな旧歴史地区が残りました。

 

  ↓それが唯一の歴史観光地、レーマー広場です。とても広い広場でした。

  広場全体を囲むように、木組みの家などの古い建造物が建ち並んでいます。

  ここの木組みの家は素晴らしいものでした。                 

          

                               

          

 

  そして、なんと装飾の吊り看板がこの歴史地区にだけ集中して掛かっていました。

  ↓下の建物の角に掛かっているのが装飾吊り看板です。

  わたしはその雰囲気に惹かれて、長く写真を収集しています。 

          

 

  ↓拡大しますと、看板に描かれているのは、フランクフルトの街の紋章である鷲。

          

 

  ↓下も同じ鷲ですね。レストランの吊り看板です。

  この鷲が両手に持っているのはビールを造る時の道具のようですので、たぶんビールを専門

  に出しているレストラン。ワインが専門のお店は大体葡萄のデザインです。

          

 

  ↓広場でひときわ目立つ下の旧ニコライ教会は、1290年に宮廷の礼拝堂として建てられ、

  現在はプロテスタントの教会として使われています。

  キリスト教の宗教改革を起こしたマルチン・ルターはドイツ人。

  ドイツではプロテスタントの教会をよく見かけました。

          

  ↑広場の真ん中には、正義の女神ユスティシアの像が立つ噴水がありました。

 

  ↓その女神ユスティシアは、左手に公正のシンボルの天秤と右手に正義の剣を持っています。

          

           

  ↓下も広場の一角。

  初日は雨でしたけどこの日はいいお天気で、オープンカフェが出ていました。

          

 

  ↓下は、ビールジョッキが下がっていますのでビヤホールの吊り看板ではないかと。

          

 

  ↓下の吊り看板はソーセージ料理が専門のお店。

  牛の顔に斧の銅版画。ソーセージのお店では、牛に斧の看板をよく見かけます。

          

 

  ソーセージと言えばドイツには、「ソーセージを投げてベーコンを得る」という諺があり、

  これは日本の「エビで鯛を釣る」と似たような意味だそうです。

  なるほど。ソーセージよりベーコンのほうが断然格上なんですね。わたしたちにはピンと

  きませんけど。

 

  もう一つ、「それはソーセージだ」という比喩もあって。

  それはどうでもよいことだ、大したことではない、という意味だそうです。

  ドイツではソーセージってずいぶん地位が低いようです。(笑)

  とは言え、そんなところにまでソーセージが引き合いに出されるというのもやはりソーセージ

  のお国柄。

 

  今回はこのへんで。

  次回、もう一回フランクフルトのお話をしたいと思います。

  このレーマー広場で一番重要な建物を今回紹介しきれませんでしたので、次回に。

  またいらしてください。

 

 

                           

 

  

 

 

  

 

 

    


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