ドイツ・フランクフルトの街と装飾吊り看板(2)

2016-04-28 22:49:09 | 旅行 ・ 装飾吊り看板

 

  こんにちは

  今回はドイツのフランクフルトの二回目です。

  前回はレーマー広場の途中で終わりましたので、レーマー広場のことをもう少し続けます。

 

  ↓下は、近代都市フランクフルトの街にわずかに残っている中世の歴史地区のレーマー広場。

  普段は賑やかな広場も、到着した日は雨でしたので人影もまばらで閑散としていました。          

           

 

  ↓その広場の一角に、重要な歴史建造物の旧市庁舎(レーマー)があります。

  階段式の切妻屋根が珍しくて、前回見て頂いた木組みの家とともに人気のある建物です。

  三棟のうち真ん中が旧市庁舎で、レーマーと呼ばれていることから広場もその名になりました。

           

 

  ↓いかにもドイツらしい、メルヘンな雰囲気の建物。木造というのですから驚きです。

  この旧市庁舎の広間では、神聖ローマ帝国の歴代皇帝の戴冠式直後の祝宴が行われていました。  

          

 

  そして皇帝の戴冠式のほうは、歴代(1152年から1792年までの約600年)、広場の

  すぐ近くにある聖バルトロメウス大聖堂でとり行われたということです。

 

  ↓下の写真の木組みの家の後ろに見えているゴシック建築の教会が、バルトロメウス大聖堂です。  

           

  ↑歴代の皇帝は、大聖堂での戴冠式が終わったら(たぶん馬車に乗って)、写真にも写ってい

  る教会の前の道を通ってこの広場に出、広場を横切って向かい側にあるレーマー(旧市庁舎)

  の祝宴会場に入っていったということです。

  ですので、この道は「王の径(みち)」と呼ばれてきました。

  フランクフルトは昔から、それだけ重要な位置を占める古都だったのでしょう。

  

  ↓下は、広場の木組みの家に掛かっていた装飾の吊り看板。

  日本では見かけない看板なので、写真に撮り集めてブログで公開しています。        

          

 

  ↓木組みの家の後方から撮った広場の写真です。

  レーマーの後ろに高層ビルが見えています。フランクフルト今昔。         

          

 

  ↓レーマー広場で撮った装飾吊り看板です。金の鳥はフランクフルトの街の紋章の「鷲」。

  ビール酒場 のようですけど、小さな宿屋に付いているお店です。                        

          

 

  ↓下は、広場の外。

  酒場やレストラン、オープンカフェなどで雑然としていながらも気持ちの和む街角でした。

          

 

  ↓下の吊り看板も酒場です。

  「Frankfurter Apfelwein」と書いてあります。

  フランクフルトのリンゴ酒(アプフェルヴァイン)。看板の果物はリンゴだったのですね。

  リンゴ酒(アプフェルヴァイン)はフランクフルトの名産品です。        

          

 

  街にはトラム(路面電車)が通っていました。

  鳥の絵を描いたビルが見えますけど、絵を描いた建物をあちこちで見かけました。

          

 

  ↓やはりドイツ好みのメルヘンな絵が多くて。         

          

 

  ↓下の吊り看板のデザインになっているのは「双頭の鷲」。

  神聖ローマ帝国の紋章を模しています。                  

          

 

  ↓下は、広場を出た辺り。

  正面の赤煉瓦の建物は、パウルス教会。1833年に建てられました。

  フランクフルトのほとんどは第二次大戦の爆撃で壊滅。わずかに昔の建物が残っています。

          

 

  ↓現在は、国際金融、商業都市としてヨーロッパの中核を担っているフランクフルト。

  人口は約70万人です。

          

 

  ↓フランクフルトはマイン川沿岸にあり、街の正式名称は「フランクフルト・アム・マイン」。

  このマイン川は少し先でライン川に合流します。 

          

 

  これでフランクフルトを終わります。

  いよいよゴールデンウィークですね。

 

 

                             

  

 

                      

 

 

 

 


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