こんにちは。お元気ですか?
今年も残すところあと3日になってしまいました。
パソコンのなかの大掃除をして・・つまり要らなくなったお気に入りとか写真とか記事を削除して、
きれいにしていたら、こんな写真が出てきました。
「ぐみ」です。 若い子たちは知らないかもしれない。 学校でも習わないかも。
綺麗でしょう?
これ、食べられるんです。 甘いんですよ。 でも柿と同じで、渋みがあって美味しくないのも
あるんですけど。 実のサイズはひとさし指の先くらいの大きさかな。
小学生のとき、同じ学年の子のお宅のお庭にぐみの木があって、子供でも背伸びすれば
手の届くくらいの高さに赤い実が枝もたわわに、それはたくさんなっていたんです。
学校の行き帰りに、垣根の向こうにルビーみたいに赤くて可愛いぐみの実が見える。
それは、うっとりするような光景でした。
陽に当たって濃くなってゆくぐみの色、楕円形のちょうどいいかたち・・欲しくて欲しくて・・
ふつうのぐみよりも大きくて、ぽたっとしているんです。
貰えたら手のひらにのせて一日中でも眺めていたいくらいです。
でも、クラスも違うし男の子ですから、頼むこともできなくてうじうじとしているだけでした。
結局そのうちにぐみのこともそれほど気にならなくなって、小学校を卒業しましたけど、その子とも
とうとう一度も同じクラスになることはありませんでした。
ぐみは手に入らなかったのです。
その初期体験があるからなのか、枝になった赤い実が好き、赤くて透きとおったものが好きで、
ザクロの実の一粒一粒なんか、とても美しいと思います。
人の美意識ってそんなふうにして、きっと秘かに醸成されてゆくものなんでしょうね。
だから、あ、綺麗・・と感じたことってほんとうはすごく大切なことなんだと思う。
この写真、引用先不明なんです。 探さなくっちゃ。
まさかブログを書くことになるなんて思ってもいなかったときに、ネットで見るなり「名前をつけて保存」し、
すぐに手に入れたぐみの実です。(笑)