オックスフォードってどんな街?(カレッジ、街の中)

2017-01-22 23:46:28 | 旅行 ・ 装飾吊り看板

 

  こんにちは

  トランプ氏がついに大統領に就任しましたね。

  選挙のボランティアで知り合った知人が、「大きな声では言えないけど、トランプが言っている

  ことは全部正しいと思う。アメリカはこれまで他国に譲り過ぎていた。彼は当然のことを言って

  いる」と話していました。

  その「大きな声では言えないけど」というのが問題で。

  TVを観ていても誰もがトランプ批判に回っていて、その風向きに逆らって発言することは困難。

  知人が言うには「今、日本のテレビには無知の洪水が流れている」。

 

  さて今回は、名前は有名ですけど内容は案外知られていないイギリスのオックスフォードの街へ

  行ったお話をしたいと思います。 

  大学の街ですからTVの旅番組に出てくることもなく、実はわたしも行く前は、オックスフォード

  大学がある古い伝統的な街、くらいの前知識しかなかったのです。

 

  ところが行ってみますと、なんとオックスフォードは観光地でした!

  そして大学の校舎の中も入場料を支払えば見学できる所もありました。        

         

                

  ↑上のような観光バスが走っていて、フリーパスのチケットで観光スポットを回れるようになって

  いるのです。

  その観光スポットというのが、大学の校舎や図書館というユニークさ。

  ちなみに上のバスの車体に描かれているのは主要観光スポット。左手がモードリン・カレッジ、

  真ん中のドーム屋根がラドクリフ・カメラ(図書館の閲覧室)、右下は観光スポットにするには

  どう見ても無理がある「ため息橋」(後でご案内しますね)。

         

                 

  ↑上の写真の自転車に乗っている人はたぶんオックスフォードの学生さんでは?

  寮生活をしている学生が多く、自転車を交通手段にしている人が多いそうです。

  クラシックな建物はほとんどが大学の校舎で、歩いている人たちはほとんどが観光客。

  7月の上旬でしたので、大学はすでに夏休みに入っており、学生さんたちの姿が見えなかったのが

  残念でした。夏休みは6月から、なんと約4か月もあるそうです。

 

         

  ↑上は、マートン・カレッジ。日本の現皇太子が留学されていた学校です。

  1264年に創立されたオックスフォード最古の名門校の一つ。ノーベル文学賞を受賞したT・

  S・エリオットや血液循環を唱えたウィリアム・ハーベーなどの出身校だそうです。

  このカレッジも、入場料を支払って校舎の中を見学できるのでした。

 

  ここで一つ付け加えておかなくてはならないのですけど、オックスフォード大学というのは実

  は存在していませんでした。これは驚きでした。あるとばかり思っていましたので。

  38か39のカレッジがあって、それらを総称してオックスフォード大学と呼ぶのだそうです。

  一つ一つのカレッジは完全に独立した大学で、大きな図書館やホールなどは共有しています。

 

         

  ↑上は雅子妃が外務省職員時代に留学されたベリオール・カレッジです。

  ここもやはりオックスフォード最古のカレッジの一つで、1263年に創立されました。

  「国富論」を書いたアダム・スミスやノーベル賞受賞者を5人、輩出している名門校。

  ちなみにオックスフォード全体からのノーベル賞受賞者は50人くらいだそうです。

 

                  

  ↑上は、そのベリオールカレッジ(右)の周辺。街と校舎が混在しています。

  オックスフォード市はさして広くなく、東京の練馬区とか江戸川区くらいの面積だそうです。

  人口14万人のうち、学生数は約25000人。学生は意外に少ないですね。

 

  ↓賑やかな通りに来ました。  

         

  ↑上の時計塔はカーファックスタワーです。ここがオックスフォードの街の中心点。

  定時になると綺麗な鐘の音が響きます。

          

 

         

  ↑繁華街も観光客が多くて。

  わたしが趣味で写真を撮り集めている装飾の付いた吊り看板・・わずかですけどありました。

  写真の真ん中の上のほうに掛かっています。↓下はズームアップ。

          

  ↑ドイツの看板などとはまた違って、イギリス独特の風合いです。宿屋の看板でした。

           

                    

  ↑Nosebagというのは馬の頭に吊るす「かいば袋」。絵のように口を突っ込んで食べるのかしら。

  ↓学生さんがやって来そうなレストラン「The Nosebag」。         

         

 

  ↓建ち並ぶカレッジ。
   
         

 

           

  ↑聖メアリー教会。         

  ↓メアリー教会の裏手の広場には巨大なドーム屋根のラドクリフ・カメラがありました。

  観光バスの車体にも描かれていたオックスフォードの主要な観光スポットの一つ。

  周りには図書館があり、ラドクリフ・カメラはその閲覧室として使われているそうです。

         

  ↑この辺りはカレッジも多く、大学の中心となっているエリア。普段なら学生が多い場所です。

 

                 

  ↑上は、最初にお話ししたバスの車体に描かれていた観光スポットの「ため息橋」。

  校舎と校舎を結んでいる渡り廊下。ベネツィアの「ため息橋」に似ているのでそう呼ばれるよう 

  になったというのですけど。ベネツィアの「ため息橋」はゴンドラのゆく運河に架かっていて、

  しかも牢屋に繋がっている橋。囚人がその橋を渡って牢屋に入ってゆく直前の橋の上でああ・・

  とため息をついたことから名付けられた「ため息橋」。

  確かに立派な廊下ですけど、これで観光スポットは苦しい・・・

  オックスフォードにも「ため息橋」はあるよ、というシャレなら分かりますけど。

  単位を落として落第を通告された学生が渡ってゆく時の橋とか。

 

  もう一回、オックスフォードを続けたいと思います。

  次回はオックスフォードで一番有名なカレッジ、クライストチャーチへ。

  冬の寒さもいよいよピークになります。皆さん、風邪を引かないようにお気を付けください。

 

 

                            

 

                     

 

 

           

  


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