スマイルすまいるコンサート♪

2011-10-07 02:01:26 | 音楽(音楽動画・コンサート・オペラ) 

                                               

こんにちは!

金木犀の香りが漂ってきて、いよいよ深まりゆく秋を感じます。 

忙しかったり体調を崩したりで、すっかり更新が遅れてしまい、申し訳ありません。

あまりに書き遅れてしまったので、この記事はやめようかと思ったのですけど、でも、なんだか

捨て難い良さのあるコンサートでしたので、書くことにしました。

9月25日、山梨県甲斐市にまで遠足気分で足を延ばし、「スマイルすまいるコンサート」に行って

久しぶりにのんびりとしたいい一日を過ごしてきました。

お天気にも恵まれた三連休の日曜日です。

甲府駅から二つ目の塩崎というローカルな駅の近くに甲斐市双葉ふれあい文化館はありました。

このあたりはご存知のように武田信玄の甲斐の国の本拠地です。


          甲斐市ふれあい文化館(HPより引用)

定員500人ほどの小さなホールですが、1000人も2000人も入る大きなコンサートホールに較べ

て、出演者が身近に感じられ、アット・ホームな温かさを感じました。

小さなホールもそれなりの長所があって、いいものですね。

コンサートは、オーボエ奏者でもあり、指揮者もなさっている宮本文昭さんの司会で進行しました。

今、手元にプログラムがありますので、出演順に写真入りでご紹介しますね。

♪  いちむじん(クラシックギター奏者)

         

お二人は高知県のご出身ということです。

土佐弁を交えた朴訥なトークとクラシックギター・デュオという取り合わせが異質で面白く、和の

テイストのギター演奏も聴くことができて、お二人独特の演奏のこだわりに感じ入りました。

そのこだわりを楽しませて頂いたステージでした。

いちむじんというのは土佐弁で一生懸命という意味だそうです。

NHK大河ドラマ「龍馬伝」のBGMや、現在放映中のドラマ「グッドライフ」の挿入曲、映画「沈まぬ

太陽」の挿入曲(4曲)、ミサワホームのCM(作曲)、などテレビ番組のBGM担当や作曲なども

手がけていらっしゃるそうで、思いのほかご活躍のお二人なのでした。

そういえば写真のお二人は脱藩した龍馬とその仲間みたいにも見えますね。

アメリカデビューが決まったと報告され、会場から

和風クラシックギターは受けるかもしれませんね。

会場のお客さんに今着ているいちむじんのTシャツをプレゼントというサービスも。

「アルハンブラの思い出」などのポピュラーな名曲もいつか聴かせて頂きたいです。

≪演奏曲≫

 龍馬伝  ・ Rosso Rosa ・ Rui ・ スペイン舞曲 ・ かけら ・ 夜更来変奏曲(よさこいへん

 そうきょく) ・ 紫陽花



♪  上松美香(あげまつ みか ・ アルパ奏者)

        

アルパという楽器演奏は初めて聴きましたので、収穫でした。はるばる来て良かった。

竪琴の一種で、スペイン語でハープの意味だそうです。

主にラテンアメリカで演奏されていますのでラテンハープとも呼ばれているようです。

オーケストラなどで演奏されている、わたしたちが知っているハープとは音色がかなり違いました。

百聞は一見に如かず・・この記事の最後に上松美香さんの演奏をYouTube からUPしますので、

お聴きになってみてくださいね。

色とりどりのお花畑のようなパステルカラーの可愛い、南米の伝統手芸で作られた布地のドレス

で登場され、会場から思わず感嘆の声が。一着の製作に三か月かかるのだそうです。

見て楽しい聴いて楽しいステージでした。

おっとりのんびりしたトークも、この「スマイルすまいるコンサート」のコンセプトに似合っていました。

ご実家が、早春賦で知られている長野県の安曇野(あずみの)で楽器店をなさっているそうで、そ

のご縁でアルパという楽器を演奏するようになったそうです。

大きなアルパを抱いて頬ずりするように弾いていらっしゃるのが印象的でした。

CDもいろいろ出ているようです。

≪演奏曲≫

 Tesorito ・ コンドルは飛んでゆく ・ 牛乳列車 ・ コーヒー ルンバ ・ 光の記憶


♪  秋川雅史(テノール歌手)

         (TAKUMI NOTE HPより引用)

9月21日にリリースされたばかりのシングルのCDジャケットから写真をご紹介。

ミリオンヒットになった「千の風になって」のイメージから、明るく真面目な癒し系と思っていらっしゃ

る人が多いようなのですけど、それはちょっと違うかもしれません。

イタリアにも留学していらして、ほんとうはご本人は自称ラテンな人で、情熱的なカンツォーネなど

イタリアの歌を歌うのが一番お好きなのだそうです。

自分はイタリア人ではないかと錯覚するくらい、歌っていて気持ちがいいのだそうです

わたしはコンサートツアーにも時々足を運んでいるのですけど。

今回も歌われた、秋川さんの代表曲のスペインの名曲「グラナダ」、カンツォーネの「オーソレミオ」

また「泣かないおまえ」などは、骨太で力強く、聴きごたえがあって実に気分がスカッとします。

胸のモヤモヤが消し飛ぶ感じ。

意外に思われたかた、多いでしょう?

テレビではなかなかカンツォーネなどを歌う機会がないのが残念。

最近は、日本フィルハーモニーのオーケストラの指揮者もなさったそうで、ベートーヴェンの第七

交響曲を演奏したと仰っていました。(冷や汗ものだったそうデス)

以前コンサートで、指揮法を勉強しているとはお聞きしていたのですが。

司会の宮本さんに、指揮する背中からフェロモンがドバッと出てたんじゃないですか、などといじ

られていました。演奏を聴きたかったです。

≪演奏曲≫

  オーソレミオ ・ アヴェマリア(カッチーニ) ・ あすという日が ・ グラナダ ・ 翼をください

 

最後になりましたが、司会者の宮本文昭さん。

            

 ご自身でも仰ったように何のために出てきたのか分からないほど、それぞれの出演者が宮本さ

んよりもトークに慣れていて達者ですから、宮本さんがマイクを持つとなおさら見ているほうは愉快

になり楽しませて頂きました。こういう存在感ってあるんですね。 

アナウンサーなどが出てきて流暢に喋るよりも、味わい良く、このコンサートには絶妙なスマイル

司会者でした。

さて、コンサートのラスト曲は「千の風になって」を、いちむじんのデュオと上松美香さんのアルパ

演奏と秋川雅史さんの歌のコラボで聴くことができました。

幾度となく聴いたこの歌ですが、このようなコラボで聴くのはもちろん初めてですし、思いがけない

演奏のプレゼントにわたしも観客の皆さんも大喜びです。

行きは特急あずさ15号で行って、帰りは特急かいじ?号で。

車窓から、土手に赤いクレヨンで塗ったように彼岸花がチラチラ咲いているのが見えました。

 

                     

 

 

お詫び: ここに載せていた上松美香さんの演奏動画がYouTubeから削除されていますので、代わりに

      ↓下の動画をご紹介します。やはり上松美香さんの演奏で「コーヒールンバ」です。

            https://youtu.be/BcIzqxUAi9w

 

 

                                                                                             

     

 

   

 

    

 


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