ローテンブルク・ ビール一気飲みの市長さん

2010-08-12 14:14:22 | 旅行 ・ 装飾吊り看板

                                     

                  


 ブログを書き始めてやっと10回目になりました。

最初はどうなることかと思ったのですが、なんとかやってこれました。

アクセスしてくださったみなさん、ありがとうございます。

今日もドイツの吊り看板、見ていらしてくださいね。


↓この看板のおじさん、右手にビールのジョッキを持ち(胸元)、左手の人差し指を挙げています。

グッド・アイデア!といったふうに。

画像が小さいので見え辛いのですが・・

日本なら即、ビアホールの看板といったところですけど、これはホテルの吊り看板なのです。

しかもこの人は、ただのビール好きのおじさんではなくて、まさにグッド・アイデアでローテンブルク

を救った市長さんでした。


            


では、その市長さんのいるマルクト広場へ行きましょう。

朝早い時間なので人影もまばらですが、普段は観光客でいっぱいの広場なんです

反対側のヴューも良くて、メインのスポットになっています。

↓正面の時計のある建物は市議宴会場。左手の階段のある頑丈そうな石の建造物が市庁舎。



        
                      

その市庁舎正面です。さすがに古いですね。↓
    

             

                       
↓下の市議宴会場の時計は仕掛け時計になっていて、ここにその市長さんがいらっしゃるのです。   

いま一時ジャスト。窓が開き、右の人形はヌッシュ市長、左がティリ将軍。

          
          拡大↓ ヌッシュ市長。吊り看板のおじさんに似ています。                       

                     ヌッシュ市長                                                                                
           

                    ティリ将軍
             
                   

1631年、ティリ将軍率いる皇帝軍にこのローテンブルク(南ドイツ)が占領され、町が危うく

焼き討ちにされそうになりました。

時のヌッシュ市長は将軍に、自分がビールの大杯を一気に飲み干すことができたら焼き討ちしない

でほしいという提案を出しました。
市長はみごと大杯を一気飲みして、ローテンブルクは焼き討ちを免れたということです。

大杯というのですから勿論、ジョッキごときものではなく、過酷な大杯だったはず。

400年近く経った今でも吊り看板にデザインされたり・・人々に慕われている市長さんなのでした。

OKしたティリ将軍も粋な人ですね。

 ローテンブルクの旧市街地は、敵の襲撃から守るため街全体が城壁で囲まれています。

城壁には幾つかの門があって、そこから出入りするようになっています。

↓マルクス塔の下にある門です。要塞そのものですね。


                      


↓観光地なのでお土産屋さんが沢山あって、どの飾り窓も綺麗・・

綺麗なものを見るとストレス解消になります。

ほとんどがドイツ名産の木彫りです。メルヘンが好きなお国柄です。         


          


             


↑鳥のくちばしが吊り下げているのは二頭の獅子。ベーカリー・カフェの吊り看板。

透かし模様なので、影も美しい。効果をよく考えてあります。↓


                                                     
 
                                  
犬のお散歩。この現代に、中世の街に住んでいるのってどんな気分なんでしょうね。↓

ちなみにローテンブルクの人口は、約1万1千人です。                         

               


      では、また~                         
           
          

                             

 

 

 

 

 

 


            


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