ブログを書き始めてやっと10回目になりました。
最初はどうなることかと思ったのですが、なんとかやってこれました。
アクセスしてくださったみなさん、ありがとうございます。
今日もドイツの吊り看板、見ていらしてくださいね。
↓この看板のおじさん、右手にビールのジョッキを持ち(胸元)、左手の人差し指を挙げています。
グッド・アイデア!といったふうに。
画像が小さいので見え辛いのですが・・
日本なら即、ビアホールの看板といったところですけど、これはホテルの吊り看板なのです。
しかもこの人は、ただのビール好きのおじさんではなくて、まさにグッド・アイデアでローテンブルク
を救った市長さんでした。
では、その市長さんのいるマルクト広場へ行きましょう。
朝早い時間なので人影もまばらですが、普段は観光客でいっぱいの広場なんです
反対側のヴューも良くて、メインのスポットになっています。
↓正面の時計のある建物は市議宴会場。左手の階段のある頑丈そうな石の建造物が市庁舎。
その市庁舎正面です。さすがに古いですね。↓
↓下の市議宴会場の時計は仕掛け時計になっていて、ここにその市長さんがいらっしゃるのです。
いま一時ジャスト。窓が開き、右の人形はヌッシュ市長、左がティリ将軍。
拡大↓ ヌッシュ市長。吊り看板のおじさんに似ています。
ヌッシュ市長
ティリ将軍
1631年、ティリ将軍率いる皇帝軍にこのローテンブルク(南ドイツ)が占領され、町が危うく
焼き討ちにされそうになりました。
時のヌッシュ市長は将軍に、自分がビールの大杯を一気に飲み干すことができたら焼き討ちしない
でほしいという提案を出しました。
市長はみごと大杯を一気飲みして、ローテンブルクは焼き討ちを免れたということです。
大杯というのですから勿論、ジョッキごときものではなく、過酷な大杯だったはず。
400年近く経った今でも吊り看板にデザインされたり・・人々に慕われている市長さんなのでした。
OKしたティリ将軍も粋な人ですね。
ローテンブルクの旧市街地は、敵の襲撃から守るため街全体が城壁で囲まれています。
城壁には幾つかの門があって、そこから出入りするようになっています。
↓マルクス塔の下にある門です。要塞そのものですね。
↓観光地なのでお土産屋さんが沢山あって、どの飾り窓も綺麗・・
綺麗なものを見るとストレス解消になります。
ほとんどがドイツ名産の木彫りです。メルヘンが好きなお国柄です。
↑鳥のくちばしが吊り下げているのは二頭の獅子。ベーカリー・カフェの吊り看板。
透かし模様なので、影も美しい。効果をよく考えてあります。↓
犬のお散歩。この現代に、中世の街に住んでいるのってどんな気分なんでしょうね。↓
ちなみにローテンブルクの人口は、約1万1千人です。
では、また~