イタリアに行ってきました

2018-02-08 22:29:25 | 旅行 ・ 装飾吊り看板

 

  こんにちは 

  1月の末にイタリア旅行から戻ってきました。

  帰るなり用事が立て込んで慌ただしく、一昨日からようやく一段落して、旅先で撮ってきた写真

  の整理に取り掛かったところですけど、時差ボケでなかなかエンジンがかからなくて。

 

  今回の旅行で一番の目的にしていたのは、フォロ・ロマーノでした。

  十数年前に初めてフォロ・ロマーノに入った時、その遺跡パワーに圧倒されてしまったのです。

  いつか、思う存分あそこで過ごしたい。

  その後イタリアへ行ってもなかなかそこまでの機会が無くて、今回ようやく願いが叶いました。

    

  フォロ・ロマーノは、紀元前6世紀から約千年の間、古代ローマの政治・経済の中心地でした。

  紀元前27年にアウグストゥスがローマ帝政を始めて、ローマ帝国が完成し、「すべての道は

  ローマへ通ず」といわれるように、この地は世界の中心となりました。

  もの凄い遺跡群です。こんな遺跡群がローマの街の中にあるのですから。

  

  ↓下の写真は、フォロ・ロマーノの東側の一部。

  右上に、ローマ帝国最大の円形闘技場コロッセオが見えます。誰かの凱旋門も見えます。               

        

 

           

  ↑神殿、劇場、図書館、凱旋門、元老院議事堂、生きて野心を燃やしたジュリアス・シーザーが

  闊歩したこの道。彼が暗殺された建物も崩壊して、今はみな夢の中。

  

  遺跡の石に座りただぼうっとして日光浴。時々写真を撮って回ったり、半日ここで過ごしました。

  フォロ・ロマーノは、いくらいても飽きることのない懐の深いエネルギー・スポット。

  夕陽が傾く頃になっても、まだ帰りたくなくて。

  

  ↓下は、フォロ・ロマーノに隣接している先程のコロッセオ(円形闘技場)です。

  捕虜や奴隷の中から選ばれた者が猛獣と格闘し、古代ローマの市民はそれを観戦して楽しむのです。

  万一勝利すれば、奴隷は奴隷の身分から這い上がり、お金持ちの市民になれるのでした。

  負ければ、無残に食い殺されて死ぬのみ。

            

  余談ですけど、左側を歩く三人の青年は顎髭を伸ばしていますが、これが今イタリアの流行。

  髪の両サイドを刈り上げて黒い顎髭を伸ばしたミケランジェロみたいな若者がいっぱいいました。

 

  ヨーロッパの各地で起こっているテロの爆破事件を受けて、イタリアは厳重警戒態勢。

  特に、遺跡や美術品を山と抱えているローマ、フィレンツェはものものしくて、至る所にポリス

  や軍隊の兵士が自動小銃を抱えて2、3人固まって監視しており、怖いくらいでした。

    

  今回の旅行は、ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィア、ヴェローナ、ミラノの北イタリアの五都市

  を時間をかけてゆっくりと回りました。

  なので、これまでできなくて諦めてきたことを、だいぶ叶えることができたのです。

 

  例えばフィレンツェでは、遠くから眺めるだけだったヴェッキオ橋をついに渡ることができましたし。

  ミラノでは、初めてあの白くて壮麗なドゥオーモ(大聖堂)の中に入って、日曜日のミサを見学。

  ヴァチカンのサンピエトロ美術館を初めて見に行ったり、システィーナ礼拝堂の「最後の審判」を

  気が済むまで思う存分眺めて過ごしたり。溜まっていたイタリアストレスがかなり解消されました。

 

  ↓下の写真は、ミラノのドゥオーモ(大聖堂)。聖母マリアに捧げられた総大理石の聖堂です。

          

                           

  ↓ミラノファッションを世界に発信するお店が並んだファッション街も歩いてみました。

  意外にも地味な街で、アパレルのオフィスといった感じのお店がたくさん並んでいます。 

  本場ってこんなものかもしれませんね。

          

    

  ↓下は、フィレンツェを流れるアルノ川に架かったヴェッキオ橋。

  オペラの美しいアリア「わたしのお父さん」でも歌われている有名な橋です。         

  橋の上が商店街になっていて、一階は宝飾店が軒を並べていました。

  ヴェッキオ橋の上では写真を沢山撮っていますので、またの機会にご紹介したいと思います。

          

               

  ↓ヴェネツィア独特の豪華な建築、サン・マルコ寺院(カソリック)のテラスに上がりました。

  寺院の装飾、絵、彫刻など、目の前で見るとすべてがギョッとするほど巨大。                           

                            

  

  ↓シェークスピアの悲劇「ロミオとジュリエット」の舞台、ヴェローナ。

  ヴェローナで実際に起こった話をもとにして書かれたということで、いつも人気の観光地です。

  下はジュリエットの家で、ジュリエットが立っていたバルコニーだそうです。

          

  ↑バルコニーの左下辺りにジュリエットのブロンズ?像が立っていて、観光客が胸を触るので色が

  剥げ落ちています。触れば幸運が訪れるとか。

  ↓セクハラっぽくてジュリエットが哀れに見えませんか?

  ここにも流行の刈り上げに顎髭の青年が写り込んでいました。

           

  それにしても、ほんとうにここがジュリエットの家だったのでしょうか??

 

  ヴェローナには、同じ家系は同じバルコニーを取り付けるという習わしがあったそうで、バルコニー

  を見れば家柄が分かったのだそうです。

  確かに、街を歩きますと同じバルコニーの建物があちこちにありました。

  同類とか同類じゃないとかとてもこだわる因習の深い土地柄だったのでしょうね。

  そこにロミオとジュリエットの悲劇が生まれたのですね。

 

  ↓ローマから130kmほどの所にあるチヴィタ・デ・バニョレージョという面白い村に立ち寄り

  ました。ジブリ映画の「天空の城ラピュタ」のモデルになった村だそうです。

  山の尾根を登った先に村があり、かなり険しい道のりを息を切らしながら登ってゆきます。         

                       

  ↓村の中は意外にも開けていて、観光用のレストランや土産物店が何軒もありました。

           

 

  この村の写真もたくさん撮ってきましたのでいずれまたご案内できたら、と思っています。

  またインフルエンザが流行り始めたようですけど、皆さん、お気をつけてお過ごしください。

 

                          

 

 

 

    


最新の画像もっと見る