こんにちは!
前回に引き続いてチェコの首都プラハの街と吊り看板をご案内したいと思います。
↓いきなりですけど、旧市街地区(歴史地区)で見かけた葡萄の吊り看板です。
外壁のクラシックな装飾に、葡萄がよく似合っていると思います。
こんな看板が日本の街にもあればいいのにな。
なぜか日本には吊り看板の伝統がないのです。台風がくると危険だからでしょうか。
吊り看板にも自然とそのお国柄がにじみ出るのですけど、プラハのは、前回アップしたものも
そうでしたが、ウェットでロマンティックな感じが好きな国民なのだな・・と感じました。
ピンクや黄色緑色などの外壁が印象深い街でしたので、今回は特にその画像を集めました。
↓下の画像はプラハの街角。こんな建物にさりげなく吊り看板が掛かっていたりします。
↓下は観光スポット旧市庁舎の古い建物。
先人が、美しく見える建物の配色の知恵をこうやって遺してきたのですね。
下は聖イジー聖堂。10世紀に建てられた教会で、プラハ城の敷地内にあります。
ロマネスク建築だということですが、ずいぶん思い切った配色です。
↓下は街で見かけた薔薇色のコートの素敵な老婦人。お洒落のキャリアが違います
下の吊り看板は、古ぼけたレストランに掛かっていました。↓
↓カレル橋のたもとから見た、カラフルな建物と丘の上のプラハ城。
世界最古最大と言われるプラハ城は、現在チェコの大統領府として使われています。
石の文化の素晴らしい点は、歴史的建造物を今もオフィスや住居などに使っているところでしょう。
↑ あの外壁が色とりどりなのにちぐはぐにならずに全体的にまとまっているのは、どの色にも少し
グレーを混ぜているからだそうです。
↓そのカレル橋はヴルタヴァ川(ドイツ語名モルダウ)にかかっている橋で、プラハ屈指の観光
スポットです。
14世紀、神聖ローマ皇帝カレル4世の時代に建設が始まり、100年かかって1402年に完成。
ヨーロッパに現存する最古の石橋だそうです。
長さは516メートル、幅は10メートル。
橋の両側には計30体の聖人像が立っていました。↓
↑冬なので静かですけど、観光シーズンには橋の上には出店が並び、観光客がお祭りの人出の
ようにわんさと歩いていています。
↓盲目の人がアコーディオンを弾いていました。
みんな手袋をして、手がかじかむほどの寒い日なのに。
ヴルタヴァ川(モルダウ)の流れるプラハの風景。↓
日本でもスメタナ作曲の「モルダウ」として親しまれている河ですけど、チェコの人たちはドイツ
語名のモルダウは決して決して使わず、ブルタヴァと呼んでいるそうです。
ヨーロッパの内陸国ならではの歴史の複雑さを感じます。
次回は、聖ヴィート大聖堂や有名なミュシャのステンドグラスなどをご案内したいと思っています。
乞ご期待