新卒RNの就職活動

　　　「看護学生です」とか「新卒RNです」

と言うと「職には困らないね」と反応が返ってくるのが通常なんですが
アメリカの新卒RNはなかなか職が見つからないのが現状です

不景気なのでどこの病院も人員を削減している状態
新卒RNだと「トレーニングが必要＝人件費がよりかかる」ので
病院は新卒を採用したがりません

えいやの1つ上のクラスは卒業してもうすぐ半年になりますが
まだ職にありつけていない人もいるそうです
うちの大学は2-4ヶ月で就職が決まっている人が多いけど
希望するユニットに就職出来る人は少数派
多くは病院で就職出来ているけれども
病院職にありつけず、ホームヘルスや外来クリニック、製薬会社なんかに
就職する人も少数ながらいる模様。

そんな中、えいやのクラスメートの中には幸運な人も多くて
プリセプターシップをしていた病院に気に入られ、卒業前に面接を行い、
NCLEX合格後すぐに就職出来た人が4-5人います（みんな同じ病院）。
この周辺の病院ではRNライセンスの番号がないと応募を受け付けないので
これは結構レアなケースです。

えいやが行っていた実習先の病院は卒業前に職を約束する事はしないけど
実習をしていた看護学生に対しては優先的に採用してくれる傾向にあります。
まぁ、いわゆる"コネ"ってやつです

その病院で働く人を知っている＝コネというのは
アメリカにおいては想像以上に効力を発揮するもので
この不景気の状況下ではコネがないと就職出来ないと言っても過言ではありません。
その知人がディレクターだったりマネージャーだったり
上のポジションにいる人であるほど
コネで入社出来る可能性が高くなります

そんなわけで、えいやもコネをなるべく作るようにしようと
CNAとして働いてRN、LPN達と知り合いになり
病院ボランティアをしてフロアマネージャーやRN達と知り合いになり
16ヶ月のナーシング・プログラム中は同じ病院で実習をして
その病院に勤めるインストラクター、ユニットのディレクターやチャージ・ナース、
RN達と知り合いになる事によって
何とか職にありつけるよう頑張って（？）きました

実習先の病院のインストラクターは
RNライセンスを取得したと知るや否や
「Med/Surgのポジション空いてるから応募しない？」とか
「Diabetes Educatorに興味ない？」などと
実習グループのメンバーに声をかけてくれます。

えいやも、このインストラクターにお声をいただき
懇意にしてくれているチャージ・ナースにも声をかけていただき
新卒RN就職難の中、本当にありがたい事です。
応募すれば確実に「職ゲットォ～～～」ですからね。
実際、ここに応募　→　数日後に面接　→　数日後に内定連絡
といった感じでトントン拍子で話が進み
もうすぐ働き始めるクラスメートがいますからね


ででで、でもね、えいやお断りしちゃいました～～～、テヘ


どうしても働きたい病院の新卒RNプログラムがあって
そこの合否を待ってから他を探そうと思ってるんです。
就職難でも働きたい病院、働きたいユニットには
ちゃんとこだわりを持って就職活動する事に決めたんです
22歳の新卒じゃないし、これが第2のキャリア、
今後に目標とする方向性もある程度定まっている事から
出来る限り自分が理想とする看護に取り組める環境を追求したいのです

とは言っても、目の前に仕事が用意されている状況は魅力的で
それなりに葛藤はあったのですが
クラスメートやRNの友人にアドバイスを貰いながらこの決断に至った次第です。

でも、この新卒プログラムに入れなかった際には
実習先のインストラクター＆チャージ・ナースに泣きつく事にします


次回（新卒RNの就職活動②）へ続く。


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