Practice Makes Progress

~ナースえいや三十にして立つ~
アメリカでCNA→ICU RN→NP

コロナにかかったナースZERO

2020-04-23 15:20:00 | 【アメリカ】RN(看護師)
長女:4歳 Pre-K4(年中組)
次女:1歳 Toddler1歳児クラス
私:30代後半 ICUナース/ナースプラクティショナー


前回の更新より少し間が開いてしまいました。とりあえず生きてます。

さて、何から書きましょうかね?(お題を決めてからブログは投稿しましょう、というツッコミはさておいて...)

そうそう、前回の記事で言及したCOVID-19(新型コロナウィルス)にかかった同僚の話ですが・・・この同僚は私が働くICUに隣接する病棟の看護師で、それからまた後にCOVIDにかかったナース(同じく隣接病棟勤務)がもう1人出たようです。

私が働くICUでは、COVIDの患者が出始めた当初から患者を受け入れ、新しく出来たCOVID専用病棟を専属的に担当していますが、うちの病棟ではコロナにかかった看護師は1人たりとも出ていません!( ̄^ ̄)と言えば聞こえはいいんですが...(^▽^;)





COVID疑惑の患者を受け入れた前後から体調を崩すナースが続出Σ ( ̄□ ̄;)!! (うちの病棟限定)
時期にすると2月下旬から3月上旬の話





その当時はアメリカでもコロナ患者が出始めた初期で、感染しているのか調べる手立てが無かったんです(;´д`)コロナを疑ってPCP(かかりつけ医)へ行ってもUrgent careへ行っても、検査キットが無かったんですね。我が州でCOVIDの検査を一般市民へ出来るようになったのは3月下旬から4月上旬。それまでには多くのナースは回復しており、検査するには遅すぎました_| ̄|○

私は2月にイタリアへ行っていたし、当初からCOVID患者を担当していたので、ハイリスク中のハイリスク(T_T)。風邪を引いたのはイタリアより帰国後10日してから。働く病棟でコロナ疑惑の患者が入ってきて5日ほど経ってから。

最初は次女の風邪をもらったんだと思ってたんですが、これがなかなか治らなかった(;▽;)結果的に3週間引きずったんです(ノД`)最初は身体の痛みから始まり・・・喉が異常に痛い・・・そしてカラ咳って言うんですか?英語にするとDry coughなんですが、痰を絡まない乾いた咳がずっと続いたんです(他にも細かい症状はありましたが割愛します)。

喉が異常に痛かったから「あー、これはStrep throat(溶連菌、溶血性連鎖球菌)にでもなったかな?」と思ったんですが、それにしても3週間引きずるのはおかしい!Σ(-᷅_-᷄๑)普通だったら3-5日もすれば治るのに!(ㆀ˘・з・˘)とCOVIDへの疑惑が急上昇⤴︎⤴︎⤴︎最終的には息苦しさや痰が絡む咳が出るようになり・・・(゚д゚lll) Upper respiratory(上気道)からLower respiratory(下気道)へ進行した時は、本気でCOVID-19にかかって気管挿管からの死を恐れました((((;゚Д゚)))))))今だから「何て大げさな ( ゚∀゚)アヒャヒャ 」と笑って言えますが、ICUのCOVID患者を間近でケアしている身としては、全然!( ̄□ ̄;) 全く!( ̄ロ ̄lll) 本気で!Σ(゚皿゚)笑えません。10代、20代、30代でも気管挿管されて人工呼吸器に繋がれてますから!(>_<;)40代以降は死者がたくさん出てますから!(ノ_<)私、もう40代へ足へ突っ込んでるので全然笑えません。甲状腺だけど、一応慢性疾患持ちなので棺桶予備軍ですよ!_(´ཀ`」 ∠)_ 

さすがに2週間経っても治らないからPCP(担当主治医)へ受診予約を取ろうとしても...「風邪の症状のある人は診ません」と言われてしまうし(;_;)、Urgent careへ行っても「Strepでは無いわ。アレルギーね (´・д・`) /」と言われてしまうし...(←絶対アレルギーちゃう。)

ま、結果としてCOVIDだったのか違うのかハッキリしませんが、うちの病棟のナース達はみんな回復して無事です(*^-^*)そういうわけで、うちの病棟では(偽)COVIDにかかったナースZERO( ̄∇+ ̄)vキラーン 功績更新中です(笑)



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4 コメント

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最強ですよ!! (camper)
2020-04-23 18:07:40
えいやさん、多分、ご自身の思われている通りだと思いますよ。IgG抗体検査が待ち遠しいですね!!
良いなぁ、抗体獲得者は!!!
日本では先ほど岡江久美子さんの訃報が流れました。
63歳で高齢者と言われちゃうのねぇ!!
私、65,9歳のDM、HT、HL持ちですから!!
死んでも・・・・当然みたいに言われるのでしょうねぇ
ほぼほぼ、抗体出来てますよ!!お子さんもかなぁ??
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Unknown (えいや(管理人))
2020-04-24 13:49:42
Camper先生

HTNとDM!しかも医師!ハイリスク中のハイリスクの更に上じゃないですか!本当にお気をつけてください!!!地域医療に携わっていると難しい面も多々あるかと思いますが、本当の本当にご自身を一番にしてご自愛くださいね。
HTNとDMと言えば…受け持ち患者の中には既往症がHTNのみ、DMのみ、もしくは既往症なくいわゆる健康な若い人だけど未診断なだけでHTN持ち、DMもしくはprediabetesという人が多いです。年齢も40-50代で医療業界では若い患者なのに、かなり容態が悪くなって命を落とすことも稀では無い。肺疾患を引き起こすウィルスですが、実はmicro vascular disease - 微小血管性の病気じゃないかと疑っているんですが、どう思われますか?純粋な肺疾患であればここまで若くてHTNのみとかDMのみという人が重篤になるのはおかしいと思うんです。あと、アメリカは肥満率が高いので、10代後半から30代という若さでもHTNやDM予備軍の人が多い。この2つの疾患に共通するのは微小血管がダメージを受ける事。すでにダメージを受けている微小血管にCOVIDが入って来て、何かしらのメカニズムによって、酸素を取り入れさせなくなる作用を引き起こしているのではないかと…そう考えると、HTNなどによって長年微小血管へダメージを受けている事が少ない小児層は、致死率や重症度が低いのもうなずけるんですよね。
あくまでも個人的な推測/仮説ですが、このウィルスは大変興味深いです。早く色々な事が解明されて病魔に陥る人が少なくなりますように。
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あ〜これわかります (りょうこ)
2020-04-29 13:20:06
ですよねー、検査してもらってないだけで結構かかってる人いますよね絶対に。1月ぐらいだと、ノロやインフルでラボに送ってもネガティブ〜って言われてきたのたくさんありますけど。あれ、今振り返ると怪しいですわ。。。
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Unknown (えいや(管理人))
2020-05-06 03:43:37
りょうこさん

1-2月はコロナの患者さんであってもFluとStrep位しか検査してないでしょうねー。隠れコロナは物凄く多いと思います。知らないうちに感染して回復したケースは良いですけど、肺炎という名目で亡くなったりしたケースも多いのではないでしょうか?うちの州は今こそ検査しやすくなり、入院患者も減ってますが、ここへ来て感染するナースが出てきているので油断は禁物です。りょうこさんもお気をつけて!
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