『消しゴムはんこで作る stamp zoo』動物はんこ& つれづれ対馬日記

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リクイグアナとウミイグアナ

2008-04-12 16:41:05 | 爬虫・両生類stamp
stanp zoo GALAPAGOS

Manine iguana(ウミイグアナ)



体長:60~140㎝
 諸島のほぼ全域に生息。エスパニョーラ島のウミイグアナは、背中が赤い。

 火山の黒い大地と、サボテン、そして海しかないこの島で生き残るために、イグアナは二手に分かれて進化していった。海へ行ったもの、陸に残ったもの。

 海にもぐるイグアナは、ガラパゴスウミイグアナただ一種だけです。

 彼らの主食は「海藻」。

 岩についたものもたべますが、なんと、海にもぐって食糧を調達できます。
 
 もともとイグアナのしっぽは、丸い筒のような形をしていましたが、しっぽをフィンのかわりに使って泳ぐため、平たく変化しました。
 また、海底の海藻を食べているときに、強い波にながされないよう、岩にしっかり体を固定させる必要があるため、爪はするどいカギ型になっています。

 海にもぐった後は、鼻から勢いよく海水を吹き出して、体に塩分がたまらないようにしてます。(そのすがたをはんこにしてみました★)

 10年前のエルニーニョ現象で、海水の温度が上昇、海藻が全滅してしまったことで、ウミイグアナは大量に死んでしまったのですが、現在は、数ももどってきているそうです。しかし、島はリゾート化し、海岸は人間に整備されて、道路でひなたぼっこしていたりしている姿を見ていると、心配になってきます。



 この真赤なカニはその名も「ベニイワガニ」
 島には、どこにでもいるポピュラーなカニだそうです。
 このカニはウミイグアナと「共生」しています。


 Land iguana(リクイグアナ)




 こちらは陸に残ったイグアナです。

 彼らの主食は「サボテン」。

 ゾウガメの時も書きましたが、サボテンも、背がひくいと食べられてしまうので、幹のように変化し、木のような姿に進化しました。

 リクイグアナの爪は一見頑丈そうに見えますが、幹を登ることはできません。

 「落ちてくるのをただひたすら待つ」という方法で、サボテンの下に縄張りを作って待っているのです。
 ですから、ひとつ落ちてきたら、もう大変。争奪戦がはじまります。

 エルニーニョ現象で、ウミイグアナが全滅しそうになった時、彼らの一部は、あまりにおなかがすいて陸にあがっていったそうです。そこで、リクイグアナと出会い、子孫を作った、というニュースがありました。つまり、陸と海の交雑種(ハイブリッドイグアナ)。でも、ハイブリッドは自分はリクイグアナだと思っているので、いまのところ陸で生活しているようです。最大の特徴は、ウミイグアナから受け継いだ「カギ爪」これで、木に登れるものが出てきたのです。これなら、争奪することもない。

 はてはて、進化はどこまで続くのでしょうか。








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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
イグアナの進化 (Aニンジン)
2008-04-12 22:29:08
へえ~!またまた勉強になりました。

‘イグアナ’?知ってる…とは言ってもー

やっぱり詳しく知らなかったから、こうして

楽しくお勉強が出来るといいですね!

ハンコがお上手で紙芝居みたい♪
返信する
紙芝居…いいですね (松野)
2008-04-13 09:03:30
 私も、テレビ放送や、博物館で楽しみながら覚えた知識なので、書くときも、真面目に書けない(!?)のです(笑)図鑑のイラストでは、止まっているけど、その絵をみただけで生態がわかるようなイラストを描きたいなと思っていました。
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