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いつだってこころは  まんまる。

アリッサムです。子どもたちと遊んだり、花を育てたり、本を読んだり・・・
雪の降らない東北の街に住んでいます。

ゲゲゲの娘、レレレの娘、らららの娘

2010-05-05 | 読書
連休中に一気に読んでしまった本。



ゲゲゲといえば鬼太郎。

レレレといえばオジサン。

らららといえば科学の子。

私たちの年代で知らない人はいない、水木しげる氏、赤塚不二夫氏、手塚治虫氏のお嬢さんたちの鼎談です。

超天才を父に持った苦悩、人気マンガ家の「お父さん」としての素顔など

思わず笑ってしまったり、ホロリとしたり・・・

今回、娘さん推薦の赤塚不二夫氏のマンガを読んで「こーゆー内容だったのか!」と再認識しました。

私が中3ころ、仙台の学校に進学する従兄弟の荷物整理の時に「オレもう読まないから」と

ナニゲに「おそ松くん」の単行本を大量にもらって読んだのだけど、当時はギャグマンガって意識しかなくて。

今読むとまた違った感じかもしれません。



いろいろなエピソードの中でも、水木しげる氏のお嬢さんが中学生の頃に

「おとうちゃんのマンガには未来が無い。手塚マンガには未来がある」と言ってしまい

親子喧嘩になったという逸話は爆笑してしまいました。

そしたら手塚さんのお嬢さんが「私も父に『つまらない』と言ったことがあります」って(笑)

とっても面白くて、心が温まるお話ばかりでした。

タモリのTOKYO坂道美学入門

2010-04-24 | 読書
私の読書は、現実逃避です。

いろんなところを旅したり、誰かに恋したり、昔を懐かしんだり。

毎日、本を持ち歩くのがクセになっているのもあるけれど

自分自身が辛い時ほど熱心に読んで、心の中で江戸時代に行ってみたり

春の宵に大好きな人を待ってみたりしています。

今年の春は、私にとって今後の自分と対峙しなくてはならない大事な時期になったような気がします。

そんなときこそページをめくり、誰かの腕の中を旅しています。

ここに載せるのは私の記録なので「つつみ隠さず」をモットー(?)としていますが

たまに「こんなの読んでるのーーー?」というのもありますのでスルーしてください(笑)




3月の読書。

片目を失って見えてきたもの        ピーコ

「あれこれ考えて動けない」をやめる9つの習慣   和田秀樹

姫たちの戦国  下             田渕由美子

タモリのTOKYO坂道美学入門       タモリ

心のこり                  藤堂志津子

がんばらない               鎌田實


タモリのTOKYO坂道美学入門は、坂が大好きなタモリさんが

自分で撮った写真と合わせて、坂のいわれなどを書いた本です。

タモリさん曰く、良い坂の条件は

1. 勾配が急である

2. 湾曲している

3. まわりに江戸の風情がある

4. 名前にいわれがある


思わぬ坂道が昔の大名屋敷の隣を通っていて、当時と同じたたずまいだったり

昔はタヌキも出たようなところが、今では高層ビルの谷間だったりと、

東京ならではの面白さもありました。

私も坂や小道は大好き。

もう少し暖かくなったら、私もタモリさんのようにいろんなところを歩きたいな。

うまく撮れたら、ここにもアップしますね

僕はもう、一生分泣いた~パニック障害からの脱出

2010-03-27 | 読書
心が波立っていると読書も進みません。

本当はこんな時こそ、現実逃避できる読書は私の最大の武器なのですが・・・




2月の読書。

恋のかたち、愛のいろ       唯川恵他

号泣する準備はできていた      江國香織

江 姫たちの戦国 上       田渕由美子

志麻子のしびれフグ日記      岩井志麻子

僕はもう、一生分泣いた

~パニック障害からの脱出      円広志

目覚めよと彼の呼ぶ声がする     石田衣良




円広志さんは、ご存知「飛んで飛んで・・・」のオジサンです。

仕事をバリバリこなしていた円さんが、動悸や眩暈に襲われるなど

パニック障害になり、仕事も出来なくなってしまいました。

最初はパニック障害という病名も分からずいろんなお医者さんをまわったようです。

原因不明のまま、またあんな発作に襲われたらどうしよう、

死んでしまうのではないか、仕事に穴をあけるんじゃないかという不安で

最終的には布団から出られなくなってしまい・・・


明るくしっかりした奥さんや仕事の仲間たち、とても親身になってくれたお医者さんに支えられ

円さんはまた仕事が出来るようになります。

精神的な病気は「私はならない」と断言できるものではなく

いつ自分が当事者になってもおかしくは無いのだなと思いました。

良くなってからの肩の力が抜けた円さんが、とても自然体でいいなあと思いました。




昭和二十年夏、僕は兵士だった

2010-02-04 | 読書
二女の小学校では、たくさん本を読むと表彰されます。

ただ読んだだけではなく「感想カード」を書かないとならないので、なかなか大変です。

学年ごとの必読書を全部感想カードを書いたり、カードが50冊、100冊・・・と進むと

キリ番の時に校長先生からの賞状と、その児童の顔写真がA5判くらいの大きさで昇降口に貼り出されます。

子どもたちはやる気マンマン


二女も、1.2年生の必読書と100冊はクリアしました。

3年生のにも挑戦したら、と言うと「それは4月になってから」だって

少しは欲を出せばいいのに・・・

それを聞いていたダンナが、私の写真も学校に貼ったら・・・と。

確かに去年は100冊読んだしなあ~~~

貼ってもらおうかな




1月の読書。

ほかならぬ人へ      白石一文

学問            山田詠美

IN             桐野夏生

泣く大人          江國香織

昭和二十年夏、
僕らは兵士だった     梯久美子

ちい散歩5         地井武男

お・こ・げ          中島丈博

年に一度、の二人      永井するみ

スイートリトルライズ     江國香織

もしも、私があなただったら  白石一文

ソナタの夜          永井するみ

溶ける薔薇          皆川博子



年明け一発目、箱根駅伝を見終わった次の日から白石一文氏の「ほかならぬ人へ」を読み始めて、

もう、久しぶりにストーリーに引き込まれてしまいました。

そしたらこの本が、直木賞受賞!

やっぱりなあ~~という感想。

内容はいろんなところで語りつくされているので、省略します。

ほかならぬ人・・・・本当の自分の人生の伴侶は、若いときに選んだ今の配偶者ではないかも?


昭和二十年夏、僕は兵士だった」は水木しげるさん、三国連太郎さん、金子兜太さんなど

太平洋戦争に若くして出征された方のお話をまとめたものです。

中でも、輸送船が撃沈され、そこから逃げ伸びる時に

船首に上がるために自分の足にしがみついてきた人を、燃え盛る船底に蹴り落とした、という話。

戦場では、そんな出来事がたくさんあったのだろうけれど、ちょっと衝撃的でした。

やわらかくして、娘たちにも聞かせました。

わが家は自閉率40%―アスペルガー症候群親子は転んでもただでは起きぬ

2010-01-06 | 読書
去年の読書は目標の100冊到達です!

しかも1冊も買っていない!

すべて図書館の本。

い~~ね~~、我ながらエコ。



12月の読書。

ひとり旅            吉村昭

ベニシアの京都山里暮らし  ベニシア・スタンリー・スミス

1Q84 BOOK2        村上春樹

わが家は自閉率40%―
アスペルガー症候群親子は転んでもただでは起きぬ  星空千手

親父の遺言          いかりや浩一

ドロップ            品川ヒロシ

夫の息子           藤堂志津子

どいつもこいつも       永倉万治

                        計102冊


「わが家は自閉率40%―アスペルガー症候群親子は転んでもただでは起きぬ」はまんまです。

ちょうど幼稚園から入学のころのことについて書かれています。

私も、こんな風に不安で、頑張っていて、分からなくて、悩んでいたっけなあ・・・と思い出しました。

ウチの長女はアスペルガーでは無いけれど、

対人が弱いところは似ています。

障害を持った子どもの親はみんな、大なり小なりこんな思いをしてるんだなあ、と再認識しました。

私も母子通園をしていた時のお母さん仲間はかけがえの無いものになっっているし

他の子どもさんと、濃密に接したあの時間は、私の子育て、そして他の人との係わり合いに大きな影響を与えている気がします。