遅ればせながら、6月14日15日に東京都中野区で行われた「なかの育フェス」の様子をご報告させていただきます。
今回、「(社)ジェスペール」のブースで被災地の現状をお話する、
15日の「被災地の今」という講演をする目的で「まんまる」メンバー2名が東京へ行きました。
代表佐藤と、ママスタッフ佐々木、そして2歳のリン君です。
岩手では「育フェス」という言葉自体が聞きなれないですが、会場に入って
まずビックリ。
広い中野ゼロホールの1階と2階をまたいでの会場でした。
手つくり感がありながら、お祭りムードばっちり。
学園祭を思い出すような感じでした。
色んなブースが所狭しと並び、楽しい楽しい雰囲気。
私たちはジェスペールのブースで、ハンドマッサージをしながら、
被災地の今を話しながら、育児の悩みを聞いたりしました。
この写真を見ながら、興味を持って話を聞いていかれる方もたくさんいました。
そして、講演当日。
ジェスペール代表、松が丘助産院院長 宗先生から、
東北子育てプロジェクトについて説明
そして、佐藤→佐々木→佐藤で、60分の時間を頂きました。
ママスタッフ佐々木は、自身の被災体験を中心に話してもらいました。
実は事前に原稿を受け取っていたのですが、その内容に涙が出てきて
最後まで読めずに、ぶっつけ本番で読んでもらいました。
彼女が妊娠6ヶ月で被災し、体育館で寒い夜を一睡もできずに過ごした事、
妊娠していることを誰にも言えずにいたこと、寂しくても、悲しくても、
家族を失っている人を目の前には何も言えなかった事、お腹が張ったこと、
その内容に、身体を前のめりにし、聞く人もたくさんいました。
本当にこれだけの内容を話してくれた彼女に感謝です。
多くの方が、「もう3年」ではなく、「まだ3年」と思わせてくれた内容です。
私たちは3泊4日、東京滞在し、中野育フェスの全日程を参加できました。
産後ケアのコーナーもありましたよ。
キョーリュージャーのお兄さんにも会えました。
宗先生の「楽健法」講座にも参加しました。
終了後に、
中野から足を伸ばし、代表佐藤が8年前にいた国分寺の矢島助産院にも
行きました。
院長矢島床子さんは、震災直後からずっと東北支援を続けて下さっています。
お菓子を3年送り続けてくれたり、岩手にも実際何度も訪れ、
助産師やママ達を励ましてこられました。
今回の車両寄付にも、たくさんのご支援を頂きました。
ありがとうございました。
そしてそして、ジェスペールの皆様
今回、東京で講演するという貴重な機会を作っていただきました。
ジェスペールがなければ、まんまるは活動を続けて来られませんでした。
今、なお、岩手・宮城・福島の3県、そして福島からの避難ママの支援も続けて
来ています。
その支援がどれだけ多くの母子、そして助産師を支えて下さっているでしょうか。
頭が上がりません。
本当にありがとうございます。
中野育フェスで出会った皆様、東北に心を寄せていただきありがとうございます。
一度岩手においでくださいませ。
簡単ですが、中野育フェス報告でした。
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