★ballet

2008-12-31 | ballet
今年は20作品近くバレエを観た。なかなかの豊作と年。特に印象に残った作品は
★明るい小川(ボリショイバレエ団)
★眠りの森の美女&オネーギン(シュツットガルトバレエ団)
★シルヴィア(ロイヤルバレエ団)
★くるみ割り人形(香港バレエ団)
★ロミオとジュリエット(スペイン国立ダンスカンパニー)
--------------------------------------------------------------------------
ラララヒューマンステップは『アメリア』が衝撃的なほどの好みだったので『Amjad アムジャッド』に期待しすぎてしまった。

シンデレラ 

2008-12-21 | ballet
(新国立劇場)

振付:フレデリック・アシュトン
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ

シンデレラ  酒井はな

シンデレラの舞台は知人達の発表会で数回観ているが、きちんと3幕で観たのは初めてだと思う。ストリーは「くるみ」のようにシンプル。クリスマスシーズンに相応しい作品。コールドバレエが充実していた。この間観た「アラジン」同様マジックのようなシーンがある。綺麗な衣装を着たシンデレラが12時にぱっと消える。オペラグラスで悠長に観ていると見逃してしまう。はなさんは綺麗に踊っていた。別日程のシンデレラ、レジニナが20日の舞台で怪我、別日は降板とのこと。ダンサーの怪我は本当に痛々しく感じる。

「明るい小川 」 ボリショイバレエ団

2008-12-10 | ballet
(東京文化会館)


ジーナ        アナスタシア・ゴリャーテェワ
ピョートル      イワン・ワシーリエフ
バレリーナ      ナターリヤ・オーシポワ
バレエダンサー    セルゲイ・フィーリン
アコーディオン奏者  岩田守弘   

音楽 ショスタコーヴィチ


愉快なバレエストリー。歴史的背景も捨てがたい。オケもボリショイ劇場管弦楽団。ダンサーが慣れているに違いない。前回に観たバレエ、オケピの楽器席が違い私の席からフルートが若干観にくかったが、第一フルーティストが少し身体を揺らして演奏していたので、私的に、顔がニヤけてしまった…。
芸術監督ラトマンスキーのプレトークから始まる。主演の男女は代役と今回初ということで温かい目で観て欲しいと言っていた。納得。2人とも頑張っていた。流石にベテラン、フィーリンは舞台で余裕を感じる。エンターテイナーだ。オーシポワも上手い。昨日TVを観たばかりだったので岩田さんの登場するや否や、目頭が熱くなった。あの時の岩田さんの心情が蘇える。最後まで素敵に踊っていた。熱いモノを感じた。観客の拍手も鳴り止まない。良い舞台だった。

オネーギン シュツットガルト・バレエ団

2008-11-30 | ballet
(東京文化会館)

オネーギン アレクサンドウル・ザイツェック
レンスキー アレクサンドル・ザイツェフ
タチヤーナ マリア・アイシュヴァルト
オリガ   エリザベス・メイソン
グレーミン ジェイソン・レイリー

ファンタジーな「眠り」とは対照的にオネーギンは大人の人間の心情をダンスによって表現する大人のバレエ。タイトルロールオネーギン役をアレクサンドウル・ザイツェックはダンステクニック(高速ピルエットだった)内面から出る表現力、見事だった。タチヤーナ役のマリア・アイシュヴァルトも先週に観たオーロラ姫も可憐だったが、純朴な女性そして月日が経ち、成長したタチヤーナを美しくしなやかな肢体で演じ素晴らしかった。ジェイソン・レイリーは「眠り」ではカラボス役で観たが、舞台を自由に飛び回っていたけれどオネーギンではマリア・アイシュヴァルトを美しく躍らせていた。「眠り」と「オネーギン」かなり異なった演目を持ってきたシュツットガルト・バレエ団に実力を感じさせられた。



眠りの森の美女 シュツットガルトバレエ団 

2008-11-23 | ballet
(東京文化会館)

オーロラ姫 マリア・アイシュヴァルト
デレジ王子 フリーデマン・フォーゲル
カラボス  ジェイソン・レイリー

カラボス役をプリンシパルが踊る。何かまた新たな舞台が観れると思うとチケットを買ってしまう。それだけで十分だったが、予想以上にレベルが高いダンサーが揃っていて踊れるし、役者だ。特に男性ダンサーが目立った。ローズアダジオの4人の「運び屋」王子もソリスト陣がキャストにつくと、回るし飛ぶ。何度も観ている「眠り」でもシュツットガルドバレエ団の「眠り」は非常に楽しめ、素晴らしかった。カラボスの存在感。王子も気品があり、姫もチャーミングだった。同ダンサーが姫からオネーギンのタチヤーナをどの様に踊るか楽しみになった。




ロミオとジュリエット スペイン国立ダンスカンパニー

2008-11-22 | ballet
(彩の国さいたま芸術劇場)
 

バレエ「ロミオとジュリエット」はマイヨー版以来になる。 ナチョ・ドゥアト氏の作品は音楽と振付が見事に融合していた。このストリーを観客は当然知っているという設定で作っていっているので、ムダがなく観ていて気持ちが良い。マイムなどなくても肉体の表現で一喜一憂がこちらに伝わる。ダンサーのレベルが高く知性的な振り付けだからだろう。今回のジュリエットはかなりの悪ガキぽかった。そして恋する女性になる変化、心の不安、動揺が痛いくらいに伝わってくる。ラストの演出もニクイ。ルードラ出身のナチョ氏モダンバレエのエッセンス、彼の個性、知性が舞台に溢れていた。

デヴィット・ビントレーの「アラジン」 

2008-11-19 | ballet
(新国立劇場 バレエ公演)

世界初演、D・ビンドレー演出・振付では観たい!総合的に期待通りの舞台。新感覚の舞台装置、色鮮やかな衣裳、ダンサーのバランス、振り付けは言うまでもなく凄くいい!音楽はカール・ディヴィス。D・ビンドレーの「ペンギンカフェ」も映像で観たが、好きな作品。



べジャールの「くるみ割り人形」

2008-11-07 | ballet
(東京文化会館)

チケットを知人から譲り受けた。もともと、ベジャールの「くるみ」は傑作だと思っていたのが、数回ベジャールの「くるみ」を舞台で観ていたので、チケットは購入をしなかったが、数年ぶりに今回この作品を観た。ダンサーもかなりメンバーチェンジをしていて、新鮮だった。久し振りに観た東京バレエ団の若手男性舞踊手が充実している。これからまた東京バレエ団の舞台観る機会が増えるだろう…と思った。金平糖を踊った小出領子さんの踊りは個人的に好みだ。