たたかう!?たかちゃん!行動日誌

たかちゃんの小さな小さな行動をはじめとした、様々な活動の記録です。

埼玉教育フォーラム学習会

2005年06月17日 23時30分27秒 | 集会
6月17日(金)18時から埼玉県労働会館で、
埼玉教育フォーラム主催の学習会『なぜ男女平等がねらわれるのか』が開かれ、
労働組合や民主団体から30人あまりが参加し、
憲法24条を取り巻く状況やそれに伴う動きなどについて学習しました。

埼玉教育フォーラムの清水澄子さんの司会で始まった学習会は、
福島大学中里見教授の「憲法改変問題から読み解く」のテーマの講演で始まりました。

この中で中里見教授は、第24条の改変に向けた動きの歴史や、
読売新聞の改憲試案・自民党の新憲法草案の動きなどに触れ、
『家族』を小さな国家に見立て、そこから国家に対する見方を変えようとしている動きを指摘し、
規制緩和などの新自由主義の犠牲の結果を、家族による共助と言う形にすりかえ、
不安をあおる中で正当化しようとしていると鋭く述べました。
また、福祉国家思想と平和主義思想ををつぶし、
そこでの足らない部分を自助・共助といった形で補う『家族』体制の確立と、
アメリカ並みの社会制度の保険化の流れがあると指摘した上で、24条の価値を考えるとき、
24条を活かすことによって福祉と平和への攻撃のブレーキをかける働きになり、
続く25条などをより一層活かす力になると述べ、
24条を「活かす」こと、実現を目指すことによって、
男女平等の推進や、社会保障改悪を押しとどめる力になると訴えました。

続いて、十文字女子大亀田教授が「教育問題から読み解く」のテーマで講演しました。
この中では、ジェンダーと男女平等の違いを理解することによってより立体的にモノが見えることになる。
自民党が中心になって行っているジェンダーバッシングが、
社会を見る目を奪うことに繋がると痛烈に批判しました。
さらに、埼玉県で行われている教育現場での男女2分化などに触れ、
「明らかに男は力、女は家庭といった戦前回帰、軍事国家化を目指すものである」とも述べました。

その後、教科書問題の取り組みなどの報告を行い集会は終了しました。

このところ、こういった集会や学習会に参加する機会が多いわけですが、
正直、専門的な部分が多くて困るよな~(爆)といった部分もありますが、
ひとつひとつの小さな力が結び合って大きな力にできるのかな?というような気もします。

私たちの孫・子の代を泣かせるような世の中を作らないためにもがんばっていきましょう。

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