たたかう!?たかちゃん!行動日誌

たかちゃんの小さな小さな行動をはじめとした、様々な活動の記録です。

緊急事態宣言からしばらくたっての介護現場の状況~緊急事態宣言拡大~

2020年04月19日 18時57分32秒 | 介護・福祉
現在に至るまで、私の勤務する居宅介護支援事業所は疑義はみんな抱きつつも通常営業です。
ただ、緊急事態宣言発令の翌日から該当地域
(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府、兵庫県、福岡県)の現場事業所勤務者について
正社員:3,000円/日・有期雇用社員:375円/時(1日3,000円限度)の特別手当が支給されることになり、4/16日からは全道府県に拡大されました。
職場では一時金が削られるのではないかという話もありますが、
2年前の企業合併の際に当時の年収を14等分して、年間2カ月の一時金をねん出した経過もあるので、
それはないだろうと踏んでいます。

さて介護事業の現場では、じわじわと事業の縮小が進んでいて、真綿で首を絞められる状態が続いています。
デイサービスでの対応の方向性につきましては先日ご報告させていただきましたが、
特別養護老人ホームの空床(空きベッド)利用のショートステイについて新規受け入れの停止が始まりだしました。
要は外からウイルスを持ち込ませないという方針です。
今使っていても、いったん退所(帰宅)したら次回の予約があっても受け入れないということになります。
今後、この流れが拡大していく可能性は十分あるので、ショートステイ専門の事業所に人が殺到する可能性が否定できません。

また、居宅介護支援事業所でも交代勤務を始める事業所も出始めています。
私の勤務する事業所でも週明けから何かしらの動きがあるかもしれません。
しかし、アベノマスクに先行しての厚労省版アベノマスクが事業所に届いていて、
ケアマネが配布せねばならない部分や新規の依頼が止まることはないので、現実的には厳しいかなと思っています。

怖い噂とデマ
私の勤務先の自治体でも感染者が出ています。
それにかかわるデマとして「その方がかかりつけで行っていたクリニックの先生が感染した」などというのも流れていました。
地方ゆえか?話の広まりも尋常ではなく、どこに行って感染したとかいう話が一切公式では発表されていないのに街中に拡散され、
本人の責任論的なものも合わせて広まっています。
また、これまでものすごく混んでいたスーパーの近くに住む方が感染したという話があり、
そのスーパーはガラガラで今まで買うことのできなかった納豆が山積みになっているということも伝わっています。
かなりの恐怖感が街を支配しているのだと感じられますが。別の恐怖も感じざるを得ません。

家族さんたちの働きよう
学校の先生方も来週からテレワークが始まるとの話。
ただ本来4月は健康診断等々、法令で決まっていることや年間行事の予定など多忙な時期。
一切先が読めないのでこの先どう学校が運営されていくのかわからないとのこと。
某大手スーパーの服飾売り場勤務の方は、4/7の緊急事態宣言発令後に売り場が閉まったが先日再開になった。
会社が言うには「学校が休みで買いに来る人もいるから」とのこと。
でも実際は食品売り場があまりにも混みすぎて手が足らないので、レジや品出しの手伝いに回っていると話されていました。

街は外食チェーンを中心にシャッターを閉めている店も増えました。土日にあえて閉めるホームセンターも出てきました。
また、現場の状況や気づいたことは適宜、ご報告させていただきます。

ここのところの雑感~新型コロナウィルスによって振り回されている介護現場から~

2020年04月07日 19時42分30秒 | 介護・福祉
ここのところの雑感(長くなります)
新型コロナウイルスによって振り回されている介護現場、先週からのつかんだことを報告します。

デイサービス
新型コロナウイルスを理由にした利用回避が増加している。特に要支援の方に多い状況。
大きな認知症もなくテレビなどを観たり、家族に言われてというケースが多い様子。
一般的にデイサービスは1ヶ月~3ヶ月で再開が明らかであれば利用の枠は残しておいてもらえるが、
今回のケースでは終息がわからないなかで枠を残すことは新規の受け入れができないということにつながるので、
休止ではなく解約せざるをえない。
とはいってもその枠がすぐに埋められるわけでは無いので、かなりダメージを受けてきている状態。

一方では生き残りと利益確保に動き出すデイサービスも現れている。
3月いっぱいまでがんばって外出を続けていた、あるデイサービス(定員20名)では、
緊急事態宣言の内容によっては受け入れ人数の上限を10人に絞っての対応を検討している。
優先して受け入れるのは独居の方。来られない部分については、
同社のヘルパーもしくはデイサービス職員が訪問して、入浴などの支援を行うというもの。
厳しいなかでの苦肉の対応に苦慮しつつも、なんとか運営を続ける方法を模索している様子。
また、あるデイサービスの責任者さんからは
「子どもがいて学校が休み。土日とかにどこかに連れて行ってほしいと言われるがそれはしてあげられない。
万が一、私が発生源で利用者さんに拡散でもしたら大変。デイサービスが再開できなくなってしまう。
子どもに申し訳ないと思うが、私にもストレスになっている」と話していた。

訪問看護
状況によっては訪問回数の調整(減らす)などの対応を検討している。

施設系
新規申し込みはできるが、見学はできないケースがほとんど。
見学もしないで大事な親を預けられないとの声も聞かれた。
2月から外出できず、ボランティアの受け入れも中止。家族の面会も禁止。
もともと変化を持たせることが難しいだけに、内部のレクだけでは限界もあると思う。

居宅介護支援事業所
私の担当エリアの4自治体では対応がふたつに割れている。
3月頭から早々と本当に必要以外の訪問自粛(電話モニタリングなどを行う前提)とこれまで通りの訪問を行う自治体。
介護サービスの利用打ち合わせを行う「サービス担当者会議」もなるべく集まらずに、
電話・メール・FAXによる照会で良い(現段階での対応の主流)というところと、通常どおりとの対応にも分かれている。
知り合いのケアマネ(関東の他県)からは、「まだ訪問なんかして担当者会議もやってるの?」とあきれられる始末。

今後「緊急事態宣言」が出される中で対応も変わってくるのだろうし、
各事業所では様々な対応(職員の検温、利用者の自宅での検温、送迎車や施設の換気・消毒)をしているが、
いずれにしても限界がある。
医療崩壊ばかりに目がいっているように見えるが、介護崩壊もギリギリのところだと思う。
職員のストレスも相当なものになっている(仕事のストレスの発散の場が制限されている:虐待につながる可能性も否定できない)。
ある事業所で発生すれば、当然営業は休止。
利用できない利用者を他事業所へ振り分けるにしても、最低2週間は受け入れてもらえないだろう。その間の生活はどう支えるのか?
言い出したらキリがないだろうが、行政や地域包括支援センターが動くとは考えにくい、
最終的にはケアマネがすべて被ることになるのではないだろうか?

長々となりましたが、ここ数日でつかんだことや雑感です。
仕事や立場なだけに、遊びにとかパーッと飲みにとかも行きづらいとも感じています。
あっ、行ってませんからね(笑)

言葉って面白い

2013年09月06日 07時33分37秒 | 介護・福祉
ここの所、天候が不安定で、
集中豪雨や竜巻など各地で被害が報告されています。

被害にあわれた方に、お見舞い申し上げます。

私の住む地域は幸いにも大きな被害はありませんでしたが、
連日の雷雨と蒸し暑さにうんざりでした。

そんな中で、「地域の言葉ってすごいな」というお話を。

一昨晩は夜勤でした。
一晩中、雷鳴がとどろき雨が降ったりやんだりでした。
翌朝の食堂での話。
ある、女性の利用者さんが、
「昨日は板倉さまがずっと騒いでいたねぇ」と言います。
最初は「?」でしたが、すぐに理解できました。

群馬の板倉というところに、雷電神社があるのはしっていましたが、
どうも、そこと関連して雷のことを「板倉さま」言うようです。

他の利用者さんにも聞いたところ、
特にご高齢の方にそういう傾向があるようでした。

どこぞの人々が、
「美しい日本を」
「美しい日本語を」
などとのたまっていますが、
こういう言葉や伝統こそ大切にされるべきではないでしょうか。

その利用者さんとの距離が、ひとつ縮まった。
そんな気がした夜勤の一コマでした

新聞記事より…認知症男性、線路に入り死亡 電車遅れで遺族に損賠命令

2013年08月11日 11時21分19秒 | 介護・福祉
日経新聞の記事より。

認知症男性、線路に入り死亡 電車遅れで遺族に損賠命令

以下引用

認知症の男性(当時91)が線路内に立ち入り電車と接触した死亡事故で、
家族らの安全対策が不十分だったとして、
JR東海が遺族らに列車が遅れたことに関する損害賠償を求めた訴訟の判決で、
名古屋地裁(上田哲裁判長)は9日、男性の妻と長男に請求全額にあたる約720万円を支払うよう命じた。

 判決によると、男性は2007年12月、愛知県大府市のJR共和駅の線路に入り、
東海道本線の列車と衝突して死亡。
男性は同年の2月に「常に介護が必要」とされる「認知症高齢者自立度4」と診断されていた。

 上田裁判長は、同居していた妻が目を離した隙に男性が外出し、
事故が発生したとして「妻には見守りを怠った過失がある」と認定。
別居している長男についても「事実上の監督者」とし、
「徘徊(はいかい)を防止する適切な措置を講じていなかった」とした。

 男性の家族らは、妻は事故当時85歳で、常時監視することが不可能だったなどと主張。
しかし上田裁判長は、介護ヘルパーを依頼するなどの措置をとらなかったと指摘。
「男性の介護体制は、介護者が常に目を離さないことが前提となっており、過失の責任は免れない」とした。

以上、引用終わり。

なんですかこの裁判は!!

介護の現場の末席に身を置く身として
いかに認知症の方に接するのが大変かということを、
多少なりとも知っているので、たいへん衝撃的な裁判だと思います。
いろんな方面に、波紋が広がりそうな気がします。

訴訟を起こす方も起こす方だと思いますが、
裁判所もなんちゅう判決を出すのか!!

何でもかんでも、家族のせいにするのか?
できることとできないことの判断も裁判所はできないのか…
現実とのかい離が甚だしいです。


しかし、JR東海がなんでこんな裁判を起こしたのか、その点も知りたいところだけど、
認知症を持つ人が起こした事故すら許さないという姿勢を示したものなのでしょうか?

今後、「自殺」での鉄道人身事故とか、
体調不良とかで電車を停めても賠償請求されちゃうの?

トンデモない時代の到来です。

長生きしてもいいことはない。
ギネスブックにでも載らない限り、長生きが喜ばれる時代では無いようです。

納涼祭。任務完了。

2013年08月05日 12時00分42秒 | 介護・福祉
昨日の話になりますが。
あたしの勤める施設の納涼祭でした。


今年のあたしの役割は「司会」。
毎度のことながら、原稿作りに打ち合わせ。
そして段取りと…


まぁ、上手くいったかな。
という感じで、オープニングも盛り上がりました。

この納涼祭は、
地域の夏祭りという要素も含んでいて、
太鼓や踊りといったボランティアの方々もたくさん来てくださいます。

なによりも、利用者さんの笑顔が良かったです。



締めは花火になります。





しかし、行事へ使うパワーは毎度のことながら、
すごいものがあります。