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ソ・ラ・ノ・ヲ・ト第3話レビュー@ユーザーが想像力を持たないとダメですよ!

2010年01月19日 20時28分39秒 | レビュー/ソ・ラ・ノ・ヲ・ト
今日は、火曜なんでソ・ラ・ノ・ヲ・ト第3話のレビューになるんですが…

前々から、T也さんのご好意に甘えてばかりいまして
今日も「もしかしたら?」って、帰ってPC起動すると「やっぱり…」っていう…。
それと同時に「僕、今日死ぬかも…」っていうそんな疲労困憊を予定しながら
レビューに励むわけですよ。

ということで「けいおん14話」のレビューも兼ねてるんで、かなりしんどい日といいますか
ソラヲトは、昨夜寝る前からちょっとずつレビューしながらこぎつけるような形で
お茶も飲まずに、飯も食わずに、ちんちんも触らずに(それはいいだろっ!)頑張って
なんとか血眼になって追いかけて行きますんで…


「ああ…死ぬ…頭が持たない…もうやだ……」


っていう胸の叫びとともに、頑張って書いていきます。。。
(別に今日重ねなくてよかったんじゃないの‥?フラゲに意味があるんだろ・・死ぬ・・)





ソラヲト第3話。

先週、幽霊探しなどという、不悶な現象が起こったのでw
ちくしょおおおおおお!!って、今回は期待する故が大きかったわけですが
感想としては「ああ、そういう作品なんですね。じゃあ見ようか!!」っていう
こっちもちょっとやる気も出てきた回になりました。

基本的に、作画よし、声優よし、世界観よし、BGMよしと
独自の空気をもった実に良い作品なんだけど「シナリオ」だけが毅然としないというか
前回の幽霊回なんかも、gdgd意味のない雰囲気をかもし出したところで
行き着く先の魅力は、なかなか感じられないものでして。。。
世界名作劇場なんかも、何か訴えかけるメッセージみたいなものを根底において
名作になりたってたものなんで、そこが感じられるかどうか?っていうポイントを
探していく回ということになりますね。



じゃあ追って行くと



相変わらず起床ラッパもろくに吹けないカナタ。
「死人まで目を覚ましそうな音だね」と口の悪いババアに(お前の方が悪いぜww)
言われながらもいつもの朝がやってくる。


今日の朝食は、カナタが作る。
郷土料理の味噌スープを振る舞い、皆さんご満悦な様子で・・・











リオ「良い味じゃないか!」
フィリシア「美味しいわぁ!」
ノエル「うん!うん!」
クレハ「ま・・まあまあなんじゃない」



美味しいの表現一つに各々の性格が出てるとは思うんですが
このツンデレはいったい何と戦ってるんでしょうか・・w
醤油と同じ大豆ベースの「味噌」を美味しく頂いたあと今日の内容の報告がありまして
国よりようやく、支給物資が届くというのでフィリシア、クレハとノエルは車で取りに行く事に。
時間が出来たリオは、カナタのラッパをみっちり鍛える事に。


実にほのぼのした能天気な前半戦なんですけど
音楽を鍛えるというのなら話は別です。













トランペットはマウスピースを震わせて音を出す楽器です。
一般的な主流のモノは、ベー管のピストンですね。
雑誌でカナタが、コルネットみたいなフリューゲルホルンみたいなのを持ってたんで
もしかするとカナタはロータリーになるかもしれません。
って、コレ、軍隊の信号ラッパ(ビューグル)って、なってますね・・・。


でもあれですよね。

昔からラッパ吹きの女の子にちょっと憧れるんですよね・・・。


え?

だって、ブルブル~‥ベロベ…(ry   ←みなまで言うなwwww





そして、リオにトランペットの特訓を受けながらも、世間話に移っていく。












リオ「お前はどうして軍隊に入ったんだ?」
カナタ「それは・・・楽器がただで習えるって聞いて・・・(ボケーッ)・・・はっ!?」
リオ「かまわんさ。それが金でも何でも良い。明確の目的がある奴の方が、なんとなくの奴より長続きする」


なんとなくの奴より??




ぐわ・・・。

なんか自分の事、言われてるみたい・・・・。














そうか?ならいいや。





そうですね。凄くTOTHEPOINTなご意見ですね・・・。
優柔不断で無駄に良心ぶって屁理屈こねるような頭でっかちんより
目標設定がしっかりして芯を持って全力で行動できる奴の方が
成功するのはいうまでもありません・・・。


ラッパ習いたいから軍隊に入るって、さすが俺の嫁です!
肝っ玉据わってるじゃないか!!しっかりしてて頼もしいぞ!!その調子だ!!


と、そんな応援してる時だった。


急にその場に倒れこむカナタ…。
さっきもボケーッとしてたし、いったいどーしたんだ?
水掛祭りの時の影響なのか、風邪を引いて熱に唸されて苦しんでいるようでして…















あ・・間違えた…




(お前、絶対一回は、唯を貼りたいんだな…(;^ω^)(うん。ただ、使うところがここしかなかったんだよ・・))







いやいや。こっちでした。












カナタ「いやぁ~・・・ぐっ・・熱いの・・はぁ・・はぁ・・・おかあちゃん・・・」






!?




えろ・・い・・・・・。




いや、そういうシーンじゃないんですけど、狙ってるモノを素直に受け入れてこそ
真の勇者だと思うんだ。。。
(描写を比較しても、絵的には、完全にジブリ寄りですよね。んだ)

風邪なのかなんなのか、突然倒れたカナタに驚き看病するリオ。
「雪、食べたい」というカナタの発言に対し、慌てて雪を探しているようだ。
高熱に魘されてる感じで身体が熱いんでしょう。

薬も切れ、どうすることも出来ずにアタフタしてると、ふと頭に浮かんだ昔の情景。














お母さんが病気になった時、面倒を看てもらった描写なのだろうか。
それを思い出して、とある一軒家を訪れた。

するとそこには…











ユミナ「何か御用でしょうか?」





なんか、カワイイ子キタ━━━ヽ(∀゜ )人(゜∀゜)人( ゜∀)ノ━━━!!





服装を見ると、シスターっぽいですね。
いやあ、正直、こういう清楚で女性らしい特徴のない子って好きなんですよねww(いつも言うが、聞いてねえから)
なんか、キャラ濃くて、個性強い子ばっかりで、こういう普通っぽい子を主役にできないんですかね?
いや、このソラヲトは、カナタが主役でなんの問題もないんですけど。でも‥(男としてなあ、優柔不断はダメなんだぞ!)



他に頼るところがなく、最終手段として教会になってきたようだ。
そして、シスターに向かって


リオ「今までの非礼は詫びる。だから助けて欲しい・・・」


今まで、リオは教会に対して敵意を抱いていたっていうことでしょうかね。
昔のお母さんを看てもらう回想から察するに

『病気でリオのお母さんは亡くなった。
 その時、お母さんを看ていたのが教会の神父であり
 それ以来、遺恨から、教会には敵意を抱いていた』

というような感じですか。
カナタの苦しんでる顔を昔の母の死と照らし合わせ
どうすることもできず、仕方なく教会に飛び込んで助けを求めたんでしょう。

しばらくユミナが看病をして、カナタも寝いったようで、一段落。
ユミナ、感謝するぞ!!

彼女いわく、カナタの病気は「三日熱」らしい。三日熱ってなんじゃらほい?
ググってみると、三日間高熱が続く「マラリア」のことらしい。
戦時中には大流行してた病気なので、実に時代背景を捉えている。
抗マラリア剤で病気は治る。

薬も煎じてもらって、なんとか助かったようだ。
リオの教会への昔の確執も、これで溶けたような感じでした。



一方、寝込んでいるカナタは、なんかの夢を見てるようです。
幼女のカナタ…??要は昔の回想(というか夢)ですね。
一人ラッパを吹く女性。それを遠くから見て憧れているカナタの姿。

この女性の吹くラッパの影響で、ラッパ吹きになりたくなったんでしょうね。

ちなみに、吹いている曲は「アメージンググレース」です。
スコットランド民謡とかの類の曲ですね。
この曲が、結構、重要なテーマになってるので、押さえておく必要がありますね。


そして、目を覚ましたカナタでしたが、横で看病しながらりんごの皮を剥いている
リオの背中に手がのびる…。
リオの歌う鼻歌がその「アメージンググレース」であり、寝ぼけ眼で茫然自失とその歌声の方に
手が伸びてしまったわけなんですが、ナイフでりんごの皮を剥いてるもんだから
背中にピロっと手が触れただけでも、リオもビックリして、ナイフで切って出血・・・
















あ・・間違えた…




(お前、絶対一回は、唯を貼りたいんだな…(;^ω^)(どーみても、2回目だろうがwww))




いやいや。こっちでした。














タイミング悪かったですね…。
看病して貰ってるリオ先輩を脅かして、手を切らせてしまうなんて…。
反省したカナタは、ふと本音を漏らす…。



カナタ「私…味噌っかすなんです…余りものとか足手まといとか・・。゜(゜´Д`゜)゜。」
リ オ「フッ、見かけより、随分と繊細だったんだな」



えっ?

カナタって…

なごやんだったのか???wwwwwww




まあ、我がままで甘えん坊のカナタだからこそ、魅力的なんですよ。
お味噌でも何でもいいですよ!!
彼女は、そのままでいいんです。そのまま真っ直ぐぶつかってください。



それを聞いたリオは、少し何かを考えながら、カナタを戦車のところに連れて行く。
















めっちゃハイテク戦車www効果音からして未来っぽいテクノロジーwwwww




口では、オンボロ戦車といいつつも、古代の神の名を取った「タケミカヅチ」。
なかなかのクオリティのようである。
マラリアの時代背景とは、またちがった…
数十年飛んだような…液晶ビジュアルスコープにコンピュータ制御されたハイテク戦車でして
戦争に必要なのか否か、音響(カーオーディオ)を積んだモノとなってまして…。

カナタにアメージンググレースを聞かせたくて連れてきたのだ。
その音響から、さっき二人が口ずさんだ曲のフルオケが響き渡る…。
フルオケですか??
さきのトランペットとは異なり、打ち込み臭くて、急に安っぽくなった気がするんですがww











リオ「これが多分あの曲の完成した形だ。いくつもの楽器、様々なパートが響きあってひとつの音楽になる。
   戦車乗りと同じさ。皆が力をあわせて、ひとつの戦車を動かす。
   要らない者なんていない。要らない音なんてひとつもないのさ(キリッ」





やべええwwwwwこのキメ文句、かっけえええwwwwwww


音楽に例えて熱く語るなんて、こんなもん、俺が女なら惚れてまうやろwwwwww



うん?
これ聞いてるカナタは、大丈夫なのか…??












リオ「そんな顔で見るな!!」
  






  
やっぱり・・・


百合ってこういう他愛もないところから始まるんでしょうね・・・。





こんな感じで、二人の思い出の曲になってるわけですが
曲だけじゃなく、そこに共通する人物がいます。
その曲を聞いている2人には、各々2人の幼少期の回想があります。






カナタ




リオ









この金髪のラッパを吹いてるキレイなお姉さん。
偶然にもその人こそ、リオの師であり、カナタの憧れの存在でもあるのでしょう。

カナタの回想シーンは、幼女時代、遠くから目つめる姿が…。
リオの回想シーンには、さっき出てきたセンター分けのおかんも写ってますね・・。
家族揃って、この先生に何らかの影響を受けたものと思われます。
胸の鈴のネックレスも何か由来がありそうな演出です。
 


そして、リオは、カッコいいことを言うわけですよ。









リオ「先輩や上官は何のためにいると思う?後輩に迷惑を掛けられるためだ。
   今は出来なくて良い。その悔しさや無力さ、守ってもらった嬉しさだけを覚えておけ。
   それはいつかお前が守る立場になったときの糧になる。だから苦しい時は言え」

カナタ「わかりました!これからもいっぱい、いーぱい先輩に迷惑掛けます!!」






ほほう・・・・。





カナタうぜwwwwwwwww(だが可愛いから許す)





1話1話のシナリオはあれですけど・・
まとめるところは、きちんとまとめるなあって。
メッセージ色の強い、非常に良い台詞回しだと思います。さすがですねえ。


これが、ラッパの先生に教えてもらった教訓なんですね。
今は、吹けなくてもいい、頼れば良いんだ。
ラッパと軍隊、ましてや人生までをも網羅してしまう教訓哲学www




ラッパ先生パネエっす・・・。





どうやら、この話から解る事は、この「ラッパ先生」がキーパーソンになってて
カナタとリオ共に「憧れの存在」であるってことですね。
このラッパ吹きの先生はいったい誰なのか?今生きてるのかも解らない。

最初、金髪なだけで、顔自体が似てるんで、リオの姉さんかな?って思ったんですけど
やたら他人行儀で、先生色が強いんで、教訓の師っていう意味合いでも他人っぽく感じますね。
軍隊にも入ってるようですし、同じ道を歩んでることから
ストーリーの意外性的には、「実は姉だった・・」って言う方が面白いですw

現存に関しては、憧れて「た」って言ってないから、現存するって意味合いでしょうけど
亡くなってても胸の中で尊敬し続けてるっていう意味でもありますし
「この曲は二度と聞かないって言ってたのに」って言ってる事から
この先生に何らかの悲劇があって、トラウマになってることには違いない。

おかんも死んでるようだし、「戦争と死、そして音楽との繋がり」の部分で
色々な思いのパーツが繋がった時、一気に面白くなっていくんでしょう。

まだその辺の詳しいことはわかりません。









てな感じで、後半の10分に、かなりの今後へのフラグが織り込まれた
まとめのようになってましたね。


まあ、現状において、盛り上がりも、中身もないっていうのは,、見た目事実なんで
見る側が想像力を働かせないと、作画を楽しむだけみたいな感じになってしまいます。
じゃないと、3話まで見ても、なんの進展もなく、ただ淡々とその空気だけが進み
今回も、昨今の早漏フェチにはなんの面白みも感じないような、
ひとつのポイントだけのまたーり話でしたが、
例えば、いいとものテレフォンショッキングの「えーーー」もそうですけど
見てるだけでなく、視聴者が考えて、参加してる感覚になってこそホンモノだと(いいともは違うだろwww)

僕的には、こういう楽しみ方のジャンルがあっても良いと思いますよ。
特にメッセージ性においては、個人的に「考えて見る」っていう作品が好きなんで
シリアスが批判される昨今ではあるんですけど…
突発的に目に残る作品よりは、心に残っていく作品っていう方が僕の嗜好には合う。


簡単にポイントを繋げただけの、ありふれた2828展開に飽きたっていうのもありますが
確かに斬新さも感じてしまうし、
空気感を含めた楽しみ方、その世界観、想像力を掻き立てる切り口、
一歩後ろに下がって余裕を持って感傷に浸りながら自分を見つめ直せるっていう作りは
決して、間違いでは無いと思う。時間の無駄でもない。
それこそ、世界名作劇場の真髄です。

だからこそ、前回のような幽霊探しとか下らないことはヤメテ欲しいw


前回も言った通り、限られた放送数の中で
毎回、毎回、しょーもない見せ場を小出しにするよりは
全編通してひとつの壮大な感動のストーリーになればそれは納得するっていうお話でして
こういう細かい情景のひとつひとつが、大きな局面へのフラグとなっているんだって
考えれば、先週のとりわけ意味のない幽霊探しよりも、意義のある回でしたねw


興味づける事ができない制作が悪いのか、探そうとしないユーザーが悪いのか。


受け入れられるかどうかは、全てはチャレンジとして意志を全うして欲しい。
ただ、つまらんだのエロいだの、想像力の欠片もないユーザー視点で
溢れ返る結果となれば、それは、業界全体としての見極めでもあり
昨今の飽和の中で、ただ廃れを待つしか無い‥って言う落胆でもあるんでしょうね。
この作りが、その辺の売れた原作本からのアニメ化なら、ああ、無いわwで終わるんですが
プロの威信の結集であり、その隔たりに高低差があるようではお先真っ暗です。


これが失敗に終われば、僕ももうアニメネタは書かないと思います。
勿論、作品自体がgdgdで終わってしまえば、ただの馬鹿じゃねえかって
笑い飛ばせる話ですからいいんですよwww
セガを史上最大に奈落の底に突き落としたシェンムー。シェンムーなら仕方ないww
でもこれがグランディアでコケれば話は違ってきます。(なんとなくわかったような例えだな…)



今後のシナリオに大いに、期待したいです。




※今、けいおんレビュー頑張ってます。10時には終わらせる…
 ハモネプ邪魔だなあwwwww








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