Let’s Challenge!!

人生で大切なことは、失敗してもいい、チャレンジすること!! 楽しみながら・・・
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母に感謝しながら・・・

2012年06月02日 | 温泉の旅
今年はたくさんの法要が待っています
まずは、母の十七回忌法要
義父の三回忌法要
そして、夫と息子の一周忌の法要

父の法要は田舎ですから 三十三回忌まで親戚をよんで盛大に執り行いましたが
すでに両親の兄弟も高齢になり集まることが大変になってきましたので
今回の母の法要は、子供たちである私たち姉弟だけで執り行うことにしました
いつものように実家にいる妹がいろいろな手配をしてくれます
姉弟だけでやるというのはとても気が楽なことで
すべてをできる人が分担して、かかる費用さえも分担すればいい
そんな気楽な母を偲ぶ十七回忌法要でした

田舎のお寺、夏休みにはこの境内でラジオ体操がありました
そのころの境内はとても広かった
そしておじいちゃんが寄付したという境内の藤が満開で芳しい香りが一面に漂っています
藤の香りと美しい花を見るたびにおじいちゃんのこと、そして母のことを自然に思い出します
私たち兄弟の名前はこのお寺の和尚様につけていただいたもの
そのおじいちゃん和尚さまが他界されて、お孫さんの和尚さまがこのお寺のご住職になられたと聞いたその何年もたたない内に
その若い和尚さまが一昨年突然の病で他界されました
母の十三回忌法要の会食の席でいろいろなお話をされていたそのお姿が懐かしく思い出されます
まだ30歳になられたばかりの和尚さまですが、檀家からも信頼されていた立派な和尚さまだったようです
そんなことで現在は、そのお父さまの和尚さま
なんとなく小さいころから馴染んできたおじいちゃん和尚さまじゃないこと
若くして亡くなられた和尚さまじゃないのはとても寂しい感じがしました
会食は、素敵な古民家の懐石料理
縁側のある風情のある静かな席でした
父が早く亡くなり苦労をかけた母にはもっと長生きをして欲しかった
温泉が好きだった母を偲んで今夜は温泉に一泊です
母に託けて、私たちがのんびり楽しんできました

今日のお宿は、松本にある【扉温泉 明神館】です

  松本市街から美ヶ原高原へ向かう薄川上流の渓谷、標高1100mにある閑静な山の温泉
  起源は明治初期に山仕事の民が見つけたと伝わります
  扉の名の由来は、天の岩戸を開いた天手力雄命が戸(扉)を戸隠神社に運ぶ途中、ここで休んだという神話に由来します
  「東の扉」「西の白骨」とも言われる、胃腸症に効く名湯です

写真のピントが合っていないところがかなりあります <(_ _)>
松本から入ればよかったのに、美ヶ原からのルート 山道で娘が車酔いをし
しばし山道で休憩
まだ山頂では桜の花が満開で見ごろを迎えていました

【明神館】では大変贅沢なお部屋で、部屋にも源泉かけ流しの露天風呂風のお風呂付です
夕方6時過ぎに入ってのですが、妹はまずその内風呂を体験
きっと母がいたら同じようにまずお風呂を楽しんだことでしょう
食事はお任せにしたら《モダン懐石》
この宿の食材は、自家農園で育てられた有機野菜を使っています
明神館では、ずっと以前から『地産地消』を実践し、有機野菜を作り続けて来た自家農園・扉農場だそうです
信州の豊かな自然に育まれた、安心・安全な無農薬の野菜なのだそうです
※『地産地消』とは、「地域生産地域消費」の略で、その地域で生産された食材をその地域で消費すること
食事が終わると、窓辺の席に案内され、夜景色とせせらぎを聞きながらお茶をいただきました
デザートは、3種 優しい味に夜が更けるのも忘れて美味しいお茶と雰囲気を堪能しました

このお宿の温泉は素晴らしいものでした
3つあり【露天ぶろ付き大浴場】・立ってはいる【立ち湯】・寝そべって入る【空湯】
一番気に入ったのは、深さが120mある立ってはいる立ち湯です
お風呂の扉を開けるとまっすぐに目の前が温泉でその先の露天の風景が目に飛び込んできます
両サイドの壁には間接照明と雰囲気があります
早朝ということもあり、その素晴らしいすべてを独占し、立って入ってきました
ということで、写真も撮ってきました

自然の中にいる幸せを感じてきました
お宿のチェックアウトは、ゆっくりの12時
それもうれしいサービスでした

松本を少し散策
松本城の南側に“縄のように長い土手”から由来している縄手通り商店街があります
江戸期の城下町松本の風景を再現しているのだとか・・・
50近く並ぶ各店舗は懐かしい玩具や古民具・骨董・駄菓子や飲食物などなど、見ているだけで楽しくなるそぞろ歩きコース
メインキャラクターのかえるはとてもユーモラスです

ちょっと時間の流れがゆっくり感じられる、懐かしい匂いのする場所です

昨年は、主人の見舞いに長野に来てくれた息子と一緒にここを歩きました
豊かな土壌とおいしい水、そしてなんといっても昼夜の温度差に育まれた美味しい《高原生まれ》のスイカを
『みんなにお土産』と言って、自分は食べないのに重いスイカを買って帰ったのを思い出します
『ここのお店だったね』なんて妹と話しながら、スイカを下げて歩く姿を思い出しています