10月24日
メキシコでは日本の電気製品がそのまま使えた
5時過ぎに眼が覚めてしまった。まだ外はまっくら。夜明けが遅いみたい・・・とずっと思っていたが、これはサマータイムに時計を合わせていなかったため、と後でわかった。
朝食はおこげスープ、クロワッサンの残り、カステラ、エアインチョコ、ティーメーカーでお湯を沸かして紅茶。お湯を沸かすのに変圧器は役にたたず、日本のコンセントそのままで使えたのはびっくりだった。千年灸やらシップやら、いろいろ朝の健康管理をする。もぐさの香りを嗅ぐと、「よし、きょうも大丈夫!」という気になる・・・のって変?
7時半ごろカミノレアルをチェックアウト。エアポートのショップ街で、朝もはよからまたちょっと買いもの。売店で、きのうの「おこし」を店にあるだけ買う。1個60ペソ。90円くらい。さすがココア発祥の地のカカオの実力。味見して美味しかったのでオミヤゲに。
棚のお菓子はどれも色が突き抜けたように派手で鮮やかで、口にするのがちょっと怖い。「死者の日の祭り」が近いせいか、ガイコツモノももう出回っている。
荷物検査をして、ロビーで待機。10:05の飛行機。きょうやっと目的地に到達するのだ。早くアニマリート見たいな。
目的地サンクリストバルまでの苦難の道
1時間のフライトで中継地のトゥクストラに到着。ここからチアパス州の中心地サンクリストバルという町まで、さらにタクシー→長距離バス→タクシーと乗り継ぐ。アニマリートが多くつくられている先住民の村チャムーラは、滞在するサンクリストバルの町からバスで1時間かかるので、これはサンクリストバル滞在中に日帰りで行くことにしている。
さて、トゥクストラに到着した・・・のはいいけれど、ここからが難儀が待ち受けていようとは。
まず長距離バスのターミナルへ行くためにタクシーに乗る必要があるのだが、タクシー乗り場へ行くと、先にバスのチケットを買ってこいといわれ、エアポートの中に戻って購入。2人で20ペソ。安い(これが後で問題に)。
タクシーはなんと40分くらいかかった。遠い(料金2500円くらい)。そしてここがバスのターミナルだよ、と降ろされたのだが、・・・・えっ、どこぉ?どれがターミナル?何にもそれらしくないけど、というような、取り付く島もない、ここはただの道端では?という場所だった。道がデコボコなので、スーツケースを引いて移動することもままならない。途方に暮れる・・・・。
ほんとに、ここでいいのかな?ふあ~ん・・・
どうしようもないので、その辺にいる人に近づく(スペイン語が挨拶程度しかできないので、バスターミナルがどこか訊くこともできず)と、身振りで小屋のほうに行くように言っている。小屋にはお姉さんが一人いて、バスのチケットを見せると、スペイン語で何時にどこ、と言っているらしいが、これもわからず。ワン、ツーすら、英語が通じない。その辺で待て、といっているようだったので、他に仕方がないし、すぐ前にあるプラスチックの椅子に座ってあたりの植物観察。かなり南国っぽい植物がたくさん生えていていい感じ。道端の屋台からいい匂いが漂ってきたが、いつバスが来るかわからないので、空腹をがまん。
それにしても、バスはいつ来るんだろう?5分後か1時間後か???
(つづきます)