マメゾウムシはきょうも

虫目、キノコ目、貝殻目・・・。
小さいものを、じーっと見るのが好き。

葉山で、花と野菜を買うミニ・ツアー

2009-01-26 18:18:34 | おいしいもの

 野菜&果物ジュニアマイスターの妹の案内で、葉山から三浦方面へいったところに点在している花と苗、野菜と卵、そして小さな牧場に行って来ました。 

 まずは花と苗の市場へ。だーっと、鉢や木や花が並んでいて、後ろの建物の中にも植木がいっぱい。満開の小さな白梅の木、オキザリス2種、オキナソウなどなどを購入。欲しいものはまだいっぱいあったが・・・。車の中に、たちまち春浅い頃を思わせる梅のいい香りが漂いだしました。

 この花屋さんは安い。梅がなんと1鉢700円。梅っていうのは、小さくてもちゃんと木の形になっている、盆栽向きの植物なんだなあ。 

 次は関口牧場。白黒のぶちの牛20頭、それにブタ、ヤギ、ウサギ、ニワトリなどを飼っている小さな牧場。残念なことにこの日は名物の生乳ジェラートはお休みだったが、動物たちをじっくり見るのが想像以上におもしろくて。 

 ヤギの瞳は横一文字!この眼では世界はどんな風に見えるんだろう?

 そしてオスの山羊の顔は、口角が上がっていて、ずっとこんな微笑み顔。  

 次に寄ったのは野菜と卵の市場。他ではちょっと見ないような、珍しくて新鮮で、そして早めの収穫なのか、サイズが小さめの可愛くて色の美しい野菜がたくさん。

無造作にかごにいれてあるロマネスコ。

ロマネスコって、去年あたりから日本でも見るようになった新顔の野菜。たくさんの突起のような形で出来上がっていて、その突起のひとつひとつもまた小さい突起の集まりになっていて・・・・という無限に螺旋を描いているような、幻想的な野菜だ。カリフラワーと同じく、ビタミンたっぷり。ただ、このロマネスコは、タネから収穫まで6ヶ月もかかり、しかも連作ができず、葉が広がるので場所もとる・・・ということで、割と値段が高いんだそう。といってもここでは1個200円弱。

 

 小粒で白く光っている美味しそうなカブ。

まるごと齧りたい細ーい京ニンジン。

 それぞれがどんなビタミンや栄養を含んでいるか、調理の仕方は?選び方のポイントは?などなど、妹からいろいろ教えてもらいながら、野菜を買うのがこんなに楽しいことだったとは、とびっくり。

 そして薄水色の殻をした産みたての卵はウコッケイとアロウカナという2種の鶏を掛け合わせたものとか。殻がすごく固くて厚い。アロウカナというニワトリは南米産で、この卵を産むニワトリは羽もラベンダーがかった薄緑色だそうだ。黄味はもうほとんど球形といえるほど、しっかり盛り上がっている。今夜は生卵でごはんにしよう。  

 おなか、減ったー、ということで、最後は鎌倉のイタリアンレストラン、ア・リッチョーネでランチ。この店は18年前から地元に農園をもって、従業員の人たちが自分たちで育てた野菜を使った料理で人気がある。前菜に鎌倉野菜の盛り合わせ、ロマネスコのオーブン焼き、馬肉のカルパッチョ。野菜がどれも味が濃くて美味しい。

 野菜の味を引き立てる温めたオリーブオイルとニンニク、アンチョビなどのソースで。ロマネスコには生ハムとミルキーなモッツァレラチーズがよく合っていた。  

 メインはスズキのソテーだが、新鮮な地元の魚を使っていることはもちろん、添えてある濃厚な塩味のひよこ豆のソースが美味しくて、魚の新鮮さに頼りがちなソテーが、全く違う一皿になっていた。

  

 

 帰ってからさっそくあれこれ味見。シャドークイーンという紫色のジャガイモは、まるでインクのような色の濃さ!味も濃い。(ジャガイモの色もすごいが、この写真を撮ってみてすごいと思ったのは、ホワイトバランスの正確さ。紫色がなかなか見たとおりに出ないデジカメだが、リコーGX100のマニュアルホワイトバランスで、見たままの色に写った。ゆうしゅうぅ!)

友人に贈るために、妹にアレンジしてもらって野菜のギフトかごもつくり、寒かったが楽しい一日だった。

行くたびに違う野菜に会えるというこの三浦の市場。春になったらまた行ってみたい。