深夜2時、私は川原に立っていた。
車の外気温計は29度を示している。
スーパーノヴァ ハスキーに大ドングリマウス。
このところの私の行動を知ってる方なら分かるだろう。
そう、ナマズ釣りである。
仕事中に、ふと、思い出したのだ。
あれっ?今年はセミパターン試してないぞ?
ここで私の言うところの、セミパターンについて説明せねばなるまい。
夏の終わり頃から、ナマズのバイトの出方が変わる時がある。
それまでは、ルアーを上流に向かって引こうが下流に向かって引こうが、目の前を通れば出る!って感じだったのが、明らかに下流に向かって引いた方が反応が多く出るようになるのである。
私が思うに、死にかけたセミ(に限らず昆虫全般かな?)がバタバタしながら流れてくるのを捕食しているのではないかと考えている。
最早、セミの声もかなり聞かなくなってきたので遅いかもしれないが、試したくなったのだ。
しかし、9月も半ばに差し掛かろうと言うのに、この暑さは何だ!
昼間は35度超えの猛暑だし、夜になっても
車の外気温計は29度を示している。
深夜2時過ぎだぞ!どうなってやがる!
1人ごちて準備をする。
今日の相棒は
スーパーノヴァ ハスキーに大ドングリマウス。
所謂、羽根モノと言うヤツだ。
下流に向かって引くのに、カップ系(ジッターバグやキャタピー等)では余程速く引かねば動いてくれないのだ。
その点、羽根モノ系は動いてくれるし、見てくれもセミっぽいので使う側もその気になりやすい。
ポイントに着くと、草刈りがしてあった。
有難い。歩き易くて投げ易い。
怪しい所を撃っていくのだが・・・
30分経っても何の反応もない・・・
ミスバイトどころか生命反応が全く無いのである。
どうやら仕出かしたらしい。
完封である。
耳元で嫌な羽音が聴こえてきたので今日の所は終わりにしよう。
虫刺されはもう勘弁だ。