占いの研究を通して、運勢の良い考え方・生き方を紹介します。

鑑定歴30年の「天使の占い」・遠山球希が、占いや相談を通して感じたこと、また運勢の良い考え方・生き方などを綴っています。

主体性のない結婚!

2004年11月01日 | Weblog
昨日、来場者があった。
何だか浮かない顔をしてやって来られてた。
我が家に相談に来られる方は、心配事や家庭問題がある方が多いので
けっしてニコニコしてやってこれる方はほとんどいない。

それにしても、本当に最初から浮かない顔である。
ほとんど名前と生年月日以外はしゃべらない!
お話が進みにくい!

最初に何の相談なのかも言われないので、何を相談したいのか
その趣旨も分からない状態であった。
でもいろいろとお話ししていくと、やっと来られた概要が分かった。

結婚をして4ヶ月になるが、どうしょう!と言う相談であった。
新婚4ヶ月ならば、楽しい、これからの希望に満ちあふれているはず!
と思いきや、どうしたんでしょう!

本当に楽しくない! 希望がないという。重荷になる
どうしてだろう!
本人36才、相手35才で親同士がよく知っていて
お見合いで直ぐに結婚という運びになったらしい。

相手に対する感情よりも、もう年だから結婚しろ!
と勧められてまあ、年だし、世間体もあるし、結婚したら
何とかなるだろうという風に結婚に踏み切ったらしい!

ところが結婚してみて、まあ何とかなるだろうとは行かない!
ご本人は16年近く一人暮らし、相手に会わせるのが得意じゃない。
それにお話もあまりしない人です。
相手の人もお話が得意じゃない。

お食事の時間もテレビがあるから、何とか食べている状態である。
これでは、コミュニケーションにはならない。
ぎこちない食事の風景が浮かんでくる。

元来この二人は結婚するには、あまり適切でない性格のように思う。
二人とも主体性が見られないからである。
結婚を親から言われたから、言われるままに結婚している。

別にお見合いが悪いわけではない。
お見合いというきっかけを元に出会う事は悪くない。
その後なんです。

その後、自分自身でその人を選ぶかどうかが問題です。
言われたから、させられたというのは主体的ではないのです。
相対的です。

自分が主人になっていないのです。
自分が脇役なんです。
それが問題なのです。

自分がその人をいいと思わなければ、いくら親がいいと言っても
妥協してはいけないのです。
どこかに良さや、価値を見いださないと結婚は踏み切れない!
妥協で結婚は出来ません。
妥協して結婚した人の失敗をいくつも見ています。

それは自分で決めていないから自分で責任を持うとしないのです。
逃げれるのです。自分が決めていない。親だ!親が決めた!と
それは自分の人生ではありません。

良きに付け、悪きに付け自分で選択した人生を歩まなくて
どうするのでしょう!
この方々は結婚以前の問題があります。
人として生き方自身が、訓練されていない。

主体性を持った、自分を持った、自分を取り戻した人生を歩む
ことから始めないといけない!
まず親離れ、子離れから始めないと、結婚までおぼつかない
ような気がしてきた。

『結婚生活が嫌ならキャンセルするしかないじゃないですか?
人生ずっと仮面夫婦でやっていけますか?
自分の心と相談して、自分の心に嘘をつかないこと。
親の奴隷、そして自分の心の奴隷にならないことです。』
と私はその方にそう言うしかなかった。

その方にとってはそれが親離れの始まりになるかも知れない。
そして、自分づくりの一歩になるかも知れない。

どちらにしてもその方の幸せを願わずにはいられなかった!

by赤ちゃんの命名・相性占いは「天使の占い!」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする