ブラックジャックを熱く語る！

先日１０月の末にハマナス町会の文化祭があった。
公民館で初めてのフリーマーケットの企画があった。
その中で、ブラックジャックとゴルゴ１３があった。
それがなんと一冊１０円であった。
単庫本の中に紛れ込んでいた。

ラッキー！
ブラックジャック１冊、ゴルゴ１３・・・２冊である。
これはめっけもの！
買わない手はない。
早速、ゲットした。

長男と次男が喜んで読みそうであったからである。
おまけにドラえもんもその手の漫画だったら好きなはずである。

家に帰って早速、渡すと予想通りであった。
漫画に３人は釘付けになった。

そんなこともあって、
先日かぐや姫の家に行ったとき、甥に
『長男と次男がやけにブラックジャックにはまっている。』
と話すと快く貸してくれた。

その数、ブラックジャック１７巻とゴルゴ１３を３４冊である。
甥は沢山の漫画のコレクションをしている。
ワンピース、三国志、こち亀の両津かんきち、そしてゴルゴ１３、
ブラックジャックと続く。
全巻そろえているらしい。
我が家はそれを全部タダで借りれるので有り難い！

最近テレビにブラックジャックが放映されるようになった。
それを長男がＤＶＤに取ろうとしている。

今回も借りたそのブラックジャックを時間を作って
食い入るように読んでいる。
今日も朝から、熱くブラックジャックを語った！

以下彼の言葉からにじみ出るブラックジャック、
いや漫画家手塚治虫論を紹介したい！

ブラックジャックはダダの漫画じゃない！
あれは漫画の域を超えている。
漫画の画面の中から、現代人の心にメスを入れている。
皮肉の中に隠された真実の声！それをいかに読み取れるか！
それが大切だ。

ブラックジャックは漫画の芸術作品だ！
手塚治虫さんは１００年に一度出るかでないかの天才だと思う！
きっと深いところで科学と宗教の狭間で悩んだんだろう！
そして医者としての道を、漫画の中に求めたのだろう！
手塚漫画の傑作中の傑作であり名作であると思う。

そういう言葉が私の心に火を付けた。
私も負けじと持論を彼に熱く語った！

手塚治虫さんは医学博士だが、漫画を通して
医者になろうとした。
この人は医者だ！
人の魂にメスを入れる外科医だ！
それも名医中の名医である。
それはブラックジャックそのものである。
ブラックジャックは手塚治虫の化身である。

皮肉の中にまた、風刺の中に真実が見え隠れする真実の声！。
だから、大人が見て感動すると思う。
現代社会にすんでいる人の魂への警鐘である。

きっと普通の医者で飽き足らなかったのであろう！
満足できなかったのでしょう！
それが良かった！
魂の医者になろうとしたからだ。

悟りの世界を漫画を通して語っている現代版説教師である。
まさにお坊さんの域である。
悟りを示す水先案内人である。
でも線香臭くないのがいい！
この漫画を見ていると宗教家であり、求道者そのもので
あるように思える。

読者にその奥の深さを問いかけている非常に
優れた漫画であると思う。
漫画だが、漫画の域を超えた漫画である。

二人で朝から、言葉を掘り当てるような
作業をしているような気がした。
気軽にしゃべっているといろいろと
言葉が堀り出されてくるから不思議である。
論争ではない！
想いの羅列である。

でも話していると心が熱くなってきた。
こんな会話をしていたら、もう学校に出かける
時間になっていた。
急いで長男は支度した。
今日は晴れている！　自転車で出発だ！
外は寒い！　もう吐く吐息が白くなりそうだ！

でも彼の心は熱く燃えているのが分かった！

熱い心でペダルをふんで駅に向かって行った。
今日も彼は元気で、パワー全開しそうな予感がした！

by赤ちゃんの命名・相性占いは「天使の占い！」